後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「伊豆半島は太平洋から流れ着いた」

2024年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム
伊豆半島の旅のために知っておきたいことはこの半島の地質学的な歴史です。
伊豆半島は何百万年も前に太平洋から流れついたのです。
伊豆半島は本州で唯一、フィリピン海プレートの上にのっているのです。かつては南洋にあった火山島や海底火山の集まりで、プレートの北上に伴い火山活動を繰り返しながら本州に衝突し誕生しました。
この半島では、現在も火山活動や地殻変動が続いており、これによって温泉や変化に富んだ地形になっているのです。
こんな伊豆半島に旅をすると、樹木が亜熱帯的なのです。土地が溶岩で出来ています。
1番目の写真は伊豆半島がフィリピン海プレートの北の端に乗っていることを示す図面です。この図の出典は、http://izugeopark.org/izugeomain/ です。
 
伊豆半島の歴史は地層などの証拠などによって約2000万年前までたどることができるそうです。
約2000万年前、伊豆は本州から数百km南、現在の硫黄島付近の緯度にあった海底火山群でした。フィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島はプレートとともに北に移動し、やがて本州に衝突して現在のような半島の形になりました。
それは約60 万年前のできごとです。
半島となってから約20万年前までは、陸上のあちらこちらで噴火が起き、天城山や達磨山といった現在の伊豆の大型の火山ができました。
これらの大型火山の活動が終わると、日本には数少ない単成火山群の活動がはじまり、現在は「伊豆東部火山群」として活火山のひとつとなっています。
 
さて1番目の写真はもっといろいろなことを示しています。
箱根の西はユーラシア・プレートで出来ています。箱根から東は北米プレートから出来ています。ですから日本の風景は箱根の西と東は違うようです。文化も西日本と東日本では違います。
北海道だけは植物と動物がシベリアに似ています。ですから私は北海道だけはシベリアから流れついたと信じています。
 
随分前に伊豆スカイラインをドライし、冷川インターを出て伊東市に下りて来ました。その時撮った写真を示します。
2番目の写真は伊豆スカイラインの展望台から撮った熱海の写真です。
3番目の写真は伊東市から網代、熱海へ向かう途中の宇佐美の海水浴場の浜辺です。
 
伊豆半島の地質学的な歴史を書きました。ついでに伊豆スカイラインからの風景や宇佐美の海水浴場の写真をお送り致しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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