あるSNSで友人になった ひかるのさんが昨年12月のインド刺繍とサリーの展示・即売会に続いて、「ラオスからブータンの手織・自然染色布の展示・即売会」を下記のご案内通り、神田で開催いたします。ひかるのさんは大変心が素晴らしい方で、アジアの国々に25年以上も住み着いている方です。あるSNSで友人になり、お会いし、お話をお聞きし、感動しています。彼のブログ、http://asiancloth.blog69.fc2.com/ をご覧の上、是非ご出かけ下さいますようにお願い申し上げます。敬具、藤山杜人
昨日は高齢で亡くなった義弟の母のお葬式があり八王子市西郊にある広園寺へ行きました。静かです。品のある美しさです。勅使門、山門、仏殿、本堂、が一直線に配置され、右脇に鐘楼があります。自然に育ったような古木の中に溶け込んで屋根屋根が美しい影をつくっています。ああ、こんな古刹があることを知らなかった。聞けば室町時代初期の1389年に開山したそうです。京都の臨済宗、南禅寺派のお寺です。しかし天正18年の秀吉の関東地方統一の戦いで全焼しました。現在の建物は江戸時代中期に昔の様式で再建されたものです。勅使門、山門、仏殿、鐘楼は建築美の故に東京都の重要文化財に指定されています。
臨済宗では亡くなった義弟の母の髪をそる仕草をして故人を出家させます。出家してお釈迦様の弟子になるのです。この世と別れ、お釈迦様の弟子になる引導をわたします。お葬式にはそのような意味があるそうです。数人のお坊さんの読経の声が春風の吹き込んでいる本堂に響いています。唐の玄蔵三蔵法師が遠くインドから持ち帰ったお経です。お釈迦様が生きていたころの古代インド語を漢字の発音に移したナムカラタンノートラヤーヤーというお経は覚えていましたので小声で唱和しました。古代インド語を漢文へ翻訳した「観音経」は意味が分かります。昔、本で翻訳・解説を読んだことを思い出しました。日本語の臨済宗のお経もありました。
このようなお坊さんの読経の声に送られて故人は少しずつこの世を離れて行きます。でも49日の間は自宅へ帰ってきたりするようです。優しい、穏やかな故人にふさわしいお寺のたたずまいでした。
皆様へも、訪問し、境内の中を散策されることをお勧めいたします。静かで感じの良い伽藍配置です。樹木も古いです。下に境内の写真を数枚掲載いたします。(終わり)
他の方々のブログを見て写真の撮り方の勉強しようと思っています。多くの方が素晴らしい写真を掲載しています。今までも数人の方の写真をご紹介して来ましたが、今日は滋賀県にお住まいの墜石さんの写真をご紹介します。転載の許可は頂いております。(墜石の旅日記http://tsuiseki.blogspot.com/)
奈良へ旅したときの桜の写真です。繊細な息づかいを感じて、スーッと心が引きこまれる写真です。そして静かな美しさに体中の血が浄化されるようです。同じ桜花の写真でも撮り方によってこんなにも違うものと感動致しました。皆様も墜石さんの写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 藤山杜人