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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

昭和の日に思う、「贅沢は敵だ!欲しがりません勝つまでは!」

2009年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

少年のころ憶えた標語は一生忘れない。そしてその人の生涯の生活の基調低音としていつも心の中で響いている。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃で始まった大東亜戦争もすぐに物資不足におち入った。国民生活の贅沢を排除し、最低の生活でも勝利のために頑張れ!と、いう社会運動の為の標語である。

73歳になった現在でも何か高価な物を買おうとすると、贅沢は健全な家計の敵だ!身丈にあった出費の範囲で趣味の生活を楽しめ!と、いう声が聞こえる。欲しがりません勝つまでは!という標語は、欲しがりません月給(あるいは年金)が出るまでは、と読み替えて生涯使ってきた。

新車は贅沢と思い、質素なものにする。1964年に建てた家も修理しながら現在も使っている。今後も新しく建て替えるつもりは無い。別荘地は贅沢なので山林の中にわずかの土地を買い、小いさな家を作った。50歳になってから中古のヨットを買った。どちらも維持費は少なくて済んで来た。

考えてみると戦争中に憶えた標語は別の意味に読み変えれば永遠の価値を持っている。

贅沢は敵だ!という標語は読み変える必要が無い。欲しがりません勝つまでは!は「戦争に勝つまでは」という部分を変える必要がある。充分な月給が出るようになるまでは、と読み替えれば便利に使用できる。貯金が出来るまでは、と読み替えても良い。この標語を忘れると借金をしてでも欲しい物を買ったりする羽目になる。

大東亜戦争は大変な間違いであった。戦争を始めるべきでは無かった。こんな標語を使って国民を塗炭の苦しみを与えた軍部を許すわけにはいかない。あんな時代は二度とあってはいけない! しかし、そんな時代に憶えた標語でも使い方によっては生涯役に立ったと思う。

今日は昭和の日。こんな事を考えながら新緑の公園を散歩して来ました。(終わり)


新緑の昭和記念公園へ、しかし・・・

2009年04月29日 | 写真

今日は快晴の昭和の日。そこで新緑の昭和記念公園を自転車で走り回ろうと、車に自転車を積んで家を出る。驚きました。2つの広大な駐車場はすでに満車です。順番待の車が2Kmくらいの長蛇の列です。世の中の人の考えることは同じなのですね。諦めて、自宅近くの武蔵野公園を自転車で走りました。あまりにも新緑が美しいので4枚の写真をご紹介いたします。(終わり)

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写真はひどく間違った情報を与えます、その2つの実例

2009年04月29日 | 写真

写真は真実を映します。しかし人間の勝手な想像をと組合わされると、ひどく間違った情報を与えます。写真が悪いのか?人間が愚かなのか?

今日はここで、2つの実例を示します。「小金井市は農村だ」と「家内は若い」という酷く間違った印象を与える写真群です。皆様のご感想は如何でしょうか?004

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上の大きな写真の中央にある高層ビルの足元にJR中央線、武蔵小金井駅があります。この写真では駅からズーッと畑が続いているようにも見えます。自宅から100メートルくらい離れた所にある畑です。畑は此処だけでなく、自宅の東西南北の4つの方向に100メートル位歩くと下の5つの写真のような畑が広がっています。植木の栽培畑も多くあります。この6枚の写真だけを見ると、「小金井市は農村です」と言っても反対出来ません。毎朝採れた野菜を売るスタンドが多くあります。新鮮な野菜が好きな人々が買いに行きますので、アッという間に売り切れます。

小金井市の実態は都心ほど混んではいませんが家家が並んだ住宅地で、決して農村ではありません。しかし昔の小金井村から代々続く農家の人々が、狭くなった畑を耕しています。ごくありふれた住宅都市です。

次に72歳の家内の最近の写真を示します。

9_039_2 奥様が眼尻の皺を気にし始めたら、写真の撮り方を変えましょう!

クローズアップでは絶対に撮らない。夕方や薄暗いところで撮る。下から足を中心にして顔は小さく撮る。遠くから後ろ姿だけを撮る。美術的にうつくしい静物や建物に奥さんを「そえ物」のように置いた構図で撮る。

いくらでも工夫すれば、若く見える写真が撮れます。最後に注意すべきは大きな写真として焼き付けない。小さなママで見る。

この写真もサムネイルになっていますが、決して大きくしてご覧にならないでください。

マスコミの写真も、報道する人に悪い意図があれば、間違った情報を簡単に与えることが出来るのです。写真の撮り方次第です。複数の写真の組み合わせと割り付けの仕方でどうにでもなるのです。写真は怖いものです。2年近くブログへ数多くの写真を掲載してきての結論です。「写真は間違った情報を与えやすい」、これが結論です。だから写真は面白いという側面もありますが。見る方の責任もあります。(続く)