浅い河川域を好んで生育する多年草である。地下茎は横走して群落を作る。茎は直立し、高さ70 ~ 100㎝。花序は枝分かれし、花には雄性花と雌性花があり、上部に雄生球花、下部に雌性球花をつける。枝分かれした花序にそれぞれ数個ずつ形成し、その花序の様子が栗のイガに似るため、ミクリ(実栗)の名がある。花期は 6 ~ 8 月。山梨県で生育が確認されている場所は少ない。
浅い河川域に生育するミクリ 令和3年8月 東部富士五湖方面で撮影
長雨の後で葉や茎は倒れていた。
結実したミクリ
イガグリ状のミクリの実。ナガエミクリとの違いは茎に直接実が付いて柄を出さないこと。
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