泥湿地や水田に生育する多年草である。花期は8~9月。オモダカに良く似ているが葉身が細く、2つに分かれた下側の裂片は頂裂片よりやや短くて先端部はとがらず丸みを帯びている。また、アギナシの花径は葉茎よりも長く、葉よりも高い位置に花が咲くこと、オモダカは匐枝を出すがアギナシは出さないことなどが異なる。オモダカは山梨県下の水田に分布が点在していると判断されている。
2018年山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省準絶滅危惧種(NT)
アギナシと思われる個体 平成30年9月 椹池で撮影
同上 葉身が細くアギナシと思われる。位置が遠く下部の葉の先端部は判別不能。
葉よりも高い位置に白い花を咲かせる。
一斉に花を咲かせるのではなく、下から少しずつ咲かせて行くようである。
令和2年9月に撮影した葉。
同上。細い葉身、頂裂片より短い下部裂片、アギナシで間違いないと思われるのだが下部裂片の先端部は尖っているように見えなくもない。
ボートが無ければ近付けない位置に生育しており、もう少し経過観察が必要と考えている。
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