山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

竜ヶ岳林道のダイヤモンド富士  平成31年1月14日

2019年01月14日 | ダイヤモンド富士
 朝霧高原で金星と木星の脇を通り過ぎる国際宇宙ステーションISSを観察し、時刻はまだ午前5時半である。日の出まで時間はあるが竜ヶ岳のダイヤモンド富士には時間が足りない。朝霧高原からダイヤを狙うには単調過ぎる。ならばその中間点にある竜ヶ岳林道から狙ってみることにしよう。林道は年間閉鎖されていて車は入れないが、以前に何度か歩いていて展望地の下見は済ませてある。記憶が正しければこの時期ならば林道の奥のほうでダイヤモンド富士になっているはずだ。ゆっくり歩いても1時間くらいのはずである。林道ゲートの前に車を止めて出発する。


    木の切れ間から富士山が見える。その上には金星と木星が輝く。


    下に富士本栖リゾートの竜神池を見下ろす展望地。金星の輝きももうすぐ消えそうである。


    別の展望地。金星の輝きはほぼ消えた。


    ガードレールの切れ間、竜ヶ岳林道のいちばんの展望地に到着。たぶんこの辺でダイヤモンド富士になっているはず。

 展望地を確認しつつGPSのログを拾いながら1時間少々歩いて7時15分に目的地のガードレール切れ間の展望地に到着した。竜ヶ岳のダイヤが7時40分ごろだったはず、竜神池は8時ごろ、そうするとこの場所だと7時50分ごろにダイヤになるだろうと予想して2台のカメラをセットしてダイヤを待つ。


    真ん中よりも右寄りから出るのではないかと予想しているが??カシミールで確認していないので全くの予想である。


    ほぼ真ん中から出た。


    剣ヶ峰ばかり狙っていたので久しぶりに見る中央のダイヤモンド富士。


    しかし、上方向に光芒が出ず露出オーバー。若干霞も多かったようだ。


    シャッタースピードを速くして露出を変えてダイヤモンド富士。


    もう1台はダイヤモンド富士用の200㎜望遠。


    富士山真ん中の突起でもチカリと割れる。


    さらに3分割。


    もう少し位置を考えればもっとうまく3分割するかも知れない。

 富士山真ん中の突起で割れるダイヤモンド富士は身延山から撮影した際に偶然ひょうたん型のダイヤモンド富士が写っており、ひょっとしたら割れるのではないかと思っていた。今回も少しだけ割れたのは偶然であるが、緻密に位置を計算しさらに富士山中央にある隆起と2個の突起の方向を考えて撮影すれば、もう少しきっちりとした3分割ダイヤモンド富士の撮影が可能なのかも知れない。ちなみに左側にある雷岩で割れることはわかっているが、以前に挑戦して失敗しておりそのままになっている。、まだまだ面白いダイヤモンドが輝きそうである。

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金星・木星と国際宇宙ステーション 朝霧高原  平成30年1月14日

2019年01月14日 | 星空
 一昨日から本日にかけて夜明けの空で国際宇宙ステーションISSを観察するのに良い日だった。特に接近している金星・木星の近くをISSが通過して行くためそれなりに良い構図になる。比較的天候の良かったのが1月12日だったが、未明に起きて富士山ライブカメラを見てあきらめて寝直したところ、その後天候が回復した。昨日は雲で不可。そして本日も早朝3時に起きて富士山ライブカメラを見てみると雲が巻いている。しかし天気予報と雲画像の様子から見て回復してくる可能性が高い。準備して朝霧高原に向かう。


    本日の撮影地は朝霧高原県境付近。上空にはまだ雲が多いが富士山は姿を現した。この場所は電柱の明かりが明る過ぎるため場所を移動する。


    雲間から金星が姿を現した。


    さらに富士山の右上に木星が姿を現す。そろそろISSが舞って来る頃だ。


    ほぼ真上から姿を現したISS


    肉眼でもしっかりと確認した。


    金星の脇を通り過ぎるISS


    14㎜レンズ、12コマを比較明合成


    17㎜レンズ、10コマを比較明合成


    金星と木星が輝く富士山。14㎜単焦点ニューレンズの試し撮りも兼ねたが、Canon純正では無いが想定していた以上に写りが良い。


    14㎜をステライメージでコンポジット


    17㎜画像をステライメージで比較明コンポジット

 前日ならば別の場所から富士山を越えるISSが撮れるはずだったのだがなかなか天候に恵まれない。機会はこれからいくらでもあるので、良い星と良い構図が得られる時にまた挑戦してみたいと思う。愛用していた17‐55㎜ f2.8 のレンズがガタつくようになり周辺の収差が大きくなってしまった。既に3度修理に出しており使い方が荒いうえに山に持って行ってしばしばぶつけている。故障しても止む無しといったところだろう。明るい単焦点レンズを探していたが純正のレンズは中古でも10万円以下のものは無く、ネットでいろいろ探していたところEosMシリーズに搭載できるMレンズが見つかった。最近売り出し中のSamyangというメーカーのものだが、想定していたよりも写りが良く周辺収差も少ない。何よりもEosM用なので小型で軽いところが良い。山の上の星空撮影に大いに活躍してくれそうである。
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