山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

晴天の茅ヶ岳、夏の花と標柱整備  平成23年9月7日

2011年09月21日 | 八ヶ岳・秩父山系
平成23年9月7日 
 
 夏休みではないが、平日のこの日は昼間に時間が空き、夜が当直となった。朝からすっきりとした青空が広がったこの日、秋のハイシーズンを前に茅ヶ岳の標柱の点検とニススプレーを持って整備に出かけた。
 朝8時、いつもの出勤するのと同じくらいの時間に自宅を出発、大明神林道を9時半に歩きはじめる。女岩に向かう道はミズヒキが咲き、ツリフネソウはそろそろ終焉、トリカブトは蕾を膨らませ始めたところだった。

    ツリフネソウはもう終わり。


    トリカブトが蕾を膨らませていた。このあたりは白っぽい花が咲く。


    メタカラコウ。女岩の上の道沿いに毎年咲く。


    茅ヶ岳の森の倒木


    ウバユリの実


    名前不明。良く見かける花(?)です。


    ミヤマママコナ  山頂付近に咲くが、以前に比べるとだいぶ数が減った。


    ハクサンフウロ  山頂付近に群生。

 女岩を過ぎて稜線までは順調に歩いたが、稜線に着いたところで左に行くところをちょっと右に逸れて金峰山方面の展望地に立ち寄る。そこは眺望が良いこともあるのだが、もうひとつ、ミヤマモジズリというピンク色の可愛らしい花が咲いている場所があるからだ。3株ほど咲いているのは確認したが、場所が悪く、また雨で花がつぶれていたため、撮影しなかったが、その後この花を見つけることはできなかった。

    茅ヶ岳山頂。知らないうちに大きな方位盤が設置されていた。が、既に富士山が壊れている。標柱の横にあるのは三角点の計測器。


    ツインタワーは健在。うれしい限りです。

 稜線の道に戻ると、20人ほどの団体客が登って来た。平日なので静かな山が楽しめると思ったのだが、人気のある茅ヶ岳だけに、そうはさせてくれないようだ。先に行ってもらったが、途中で追い抜いて先に山頂に到着した。4~5人の先客がおり、さらに三角点で測量している技術者の方もいた。知らないうちに大きな方位版が設置されていたのには驚いた。後ろから団体客が来るので、すぐに標柱整備にとりかかる。はがれた標柱表面を削り、ニススプレーを吹きかける。サンドペーパーを持ってこなかったので表面はあまりきれいにはできなかったが、腐食を防ぐには十分と思う。昼食はとらずにそのまま下山し、午後1時、車を止めた林道に到着した。

    久しぶりにすっきり見える富士山。空にはトンボがたくさん飛ぶ。


    金ヶ岳と八ヶ岳  紅葉はまだ始まっていない。


    下山途中の尾根道で見つけたマツムシソウ。倒れた木の枝に押しやられて曲がって咲いていた。


    ビランジの咲き残り。


    尾根道のガレ地から見る富士山
    
 これから紅葉シーズンを迎え、ハイシーズンを迎える茅ヶ岳。標柱が登山客の皆様に可愛がっていただければ幸いだ。
コメント
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