フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

そしてビュット・ショーモンに再びやってきた。

2011年09月04日 | パリ19区

本当に良く面倒を見てもらった滞在から二年後、またこのご夫妻にお世話になることになった。

         

 

もちろん空港まで迎えに来てくれた。マルチーヌと一緒だ。

このときも、ミッシェルさんは自分の車を「どこに停めたのかな?」と探していたが、マルチーヌが覚えていて、難なく見つかった。

見つけやすいようオレンジの車であるのは、前述の通りである

 

 

家では奥さんが夕食の準備をして待っていてくれた。

再会を祝す乾杯はもちろんシャンパンだ。

          

そしてテーブルに。

 

マルチーヌは赤ワインを持ってきていた。

しかしミッシェルさんも奥さんも「赤ワインは好きでないから飲まない。」と言う。

旧知の親友だからもちろんマルチーヌも知っているだろう。しかし私のために持ってきてくれたのだ。

それも分かっているとは思うが、日本ではこんな失礼なことは決して言わないし、言えばたちまちその関係にひびが入りそうだ。

 

マルチーヌは続けた。

「私もシャンパンは好きよ。でも味はやっぱり赤ワインがおいしいのよ。シャンパンはお祝いとか喜びの席には欠かせないけど味は赤ワイン」と言った。

ひやひやしながら聞いていた。

 

おそるおそる?「赤ワインをいただこう。」と言ってマルチーヌと飲んだが、ご夫妻は全く飲まなかった。

もちろんこんなことで彼らの関係は崩れないのだが、私は大層驚きながら、ウェルカムディナーをいただいたのである。

 

前回の滞在での教訓から、今回はパリではこの家族のところだけの滞在にし、パリ郊外の友人宅で一泊する。

出来るだけパリでは彼らを優先的に考え、旅程を組んだ。

 

セキュリティコードは定期的に見直すため、変わっていたが、他は変わりなくまた鍵を貸してもらい、慣れ親しんだアパルトマン滞在である。

そうそう、以前も広いバスタブがあったが、今回は改装されて、新しい浴槽は形もどちらかと言うと円形に近く、清潔で気持ちよく、快適であった。

 

 

奥さんも定年退職され、今はほとんど家にいて、時々仕事をする程度だそうだ。

それもあって、今回は「シャルトル」と「プロヴァン」への同行を申し出てくれた。

どちらもパリ郊外の世界遺産である。

 

まずはシャルトルから始まることになる。

 

 

 



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