祥泉暦

日常の出来事の記録

歌仙と古筆 人麿影供(ひとまろえいぐ) 於出光美術館

2018-07-11 08:09:04 | カルチャー
日本文学の礎とも言える31文字の表現美は、
万葉の古代から現代も生き続けています。

たった31文字の中に、散文詩文にみられない
何とも言えない雅さがあります。
31文字に秘められた思いは、多くの想像をかりたて、
多くを語る散文にない趣があります。


秀作を奏でる歌人を 歌仙 と言い、
歌人 藤原顕季(あきすえ)は、
柿本人麿を「人麿影供」と称し、
歌会の繁栄を祈願して儀礼としました。
今年は人麿影供が創始されてから900年ということです。


会場には、36歌仙の美しい絢爛豪華な屏風が特に素晴らしく
何度でも観たいと思います。

さらに西行出家900年ということで、
西行の歌も観られました。

他には古筆と言われる名品もたっくさん!!
盛りだくさんな展示でした。




かな書道を再開して、仮名文字にだいぶ慣れてきましたが
まだまだ読めません。

現代仮名書道展に行っても、書家の独創性も加わって
さらに読めないことしばしばです。

仮名に限らず漢字もそうですが、
自己表現過ぎて読みにくい書が多いことを
どうかと思ってしまいます。


学生時代の友で
同じ書の趣味を持つ唯一の友、、、
彼女のお誘いで良い時間を過ごすことができました。
有難い!



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