「コンビニ兄弟」に続いて2作目の読破。
「ぎょらん」にまつわる都市伝説の様な題材で、信じても良い時と、それが故に苦しんでしまうのは辛い。
生命は必ず途絶えるものだけれど、何時どなような形でやってくるかは全くわからない。その時に残された人が時間をかけても心身共に亡くなった人との別れを受け入れられる様にしたいと、私は常に考えている。
それは、私の母は交通事故で突然亡くなっているので、母はどんな思いで亡くなったのだろうと何年も引きずって辛かった体験をしているから。
ちょうどこの小説を読んでいる途中に、親友のお兄さんの訃報が入ってきて、まだまだ寿命というには早すぎたので、とても気落ちしてしまった。
「ぎょらん」の題材も驚きだけど、町田その子さんの筆力の魅力に引き込まれた!
昨日本屋さんに行ったら「コンビニ兄弟」が2.3と刊行されていたので取り敢えず2を買ってきた。
最近は電車でもどこでも集中できるこの手のジャンルが大変お気に入りです。