すべて真夜中の恋人たち

今年の発見は「川上未映子」の様です。

何といっても　夏物語　が衝撃的でした。

ラブストーリなるこの小説も、美しく、新しい香りのするラブストーリーでした。

川上未映子氏は、とても一つの場面の描写が詳細で、先に読み進めたい衝動には多少もどかしくも感じてしまいます。が、それがまた魅力的で読者に想像力を掻き立たせる。

そしてハッピーエンドにならなくても、

(私はハッピーエンドにして欲しかった！)

悲劇で終わらない魅力がありました。

そして読みやすい文体なので、これからも読み続けます。あ、翻訳ものも！！