祥泉暦

日常の出来事の記録

OZONE&HIROMI ピアノコンサート 於サントリーホール

2021-09-24 17:05:00 | カルチャー
いよいよワクチンの情報が入るようになった今年の5月ごろ、
このコンサートのチケットを取りました。
きっと9月にはワクチンも済んでいる頃なので、と。
まさかの第5波がこんなにも酷いことになるとは思いもよらず。
コンサートの開催も危ぶまれ、行けるのかどうかの半信半疑が続いていましたが、
今月10日過ぎくらいから次第に陽性者の数が減ってきました。
小休止状態というタイミングになり、待ちに待ったコンサートが開催されました。
そして9月なのに31度の気温のなか、サントリーホールに辿り着きました。




小曽根真と上原ひろみのピアノコンサートと聞いただけで、
豪華!!なのですが、
実はチックコリアも加わり3人でのコンサートにする企画だったとか。
もし実現したら、、、、きっとチケットは取れなかったかも。
今年の2月に急逝してしまったショックはいかばかりかと。


私がジャズを聴くようになったのは夫の影響そのもので、
元来音楽はジャンルを超えて浅く聴いていたので、
自然に聴くようになりました。
なので、夫の企画で時々コンサートに行くのが最近の楽しみでした。
コロナが蔓延するまでは。

上原ひろみを初めて知ったのは、
もう随分前に行った「東京ジャズ」でした。
まだ今のようにメジャーではなく、
すごいエネルギッシュなピアニストという印象でした。
それからみるみるうちに世界の上原ひろみになりました。
チックコリアとのアルバム「デュエット」など、CDを聴いていました。
私がというよりは、一緒にいる夫の選曲でBGMとして流れているという感じです。
時々テレビにも出演するし、今はSNSでも容易にお目にかかれます。
特に 東京2020オリンピックの開幕に登場しびっくりしました。

私が小曽根真を知ったのは、昨年です。
コロナ禍の緊急事態宣言中にコンサートを止む無く中止が続くなか、
自分のリビングから毎晩ライブ配信していることを知り
夜にひとりで部屋にこもって、聴きました。
この頃は、対面できずにZOOMやYouTubeなど音楽もヨガも
インターネットを使って楽しむ事のみになっていました。
小曽根真の「Welcome to Our living room」は、日に日に視聴者が増えて
最後の日はオーチャードホール貸切でのライブ配信でした。
小曽根真の人柄に惹かれ、ジャンルを超えてのピアノ演奏も素晴らしく
音量を調整しながら聴き入りました。
上原ひろみよりバークレー大学でかなりの大先輩で、
長くアメリカで活躍していて、
平成30年に紫綬褒賞を受賞した大ピアニストでした。

後日夫がこのliving room配信をYouTubeで見つけ、
いつか小曽根真のライブに行きたいと話していました。

自粛ムードにもすっかり慣れてしまい、
人と接することも憚られ、
コロナにかからない事ばかりに気をとられる平常生活。

コロナで亡くなった人も多く、後遺症で苦しんでいるニュース、
医療従事者達の懸命な努力とワクチンに対する賛否の声など、

そういう事に関わっていない自分は、不平など言ってはいけないと
思う事しきりです。


でも、
やっぱり元気でいなければ生きることにならないな、と思った。
人に迷惑をかけてはいけないけれど、
自分らしく生活をしたい。

サントリーホールでの白熱した2人の演奏は、
その場にいた皆んなの心に大きく響いたことでしょう。
鳴りやまない拍手は、演奏してくれた2人に
開催してくれた感謝の拍手に聴こえました。