ロマンシエとはフランス語で小説家。
最後の最後でやっとタイトルの意味が
わかるが、
原田マハとは思えないほど
軽いので、
不思議に思う間も与えない。
そして最後になって
原田マハらしい小説だと思わせる。
その意外な感じの変化が面白かった。
今年2019年2月の初版で、
1ヶ月足らずで増版、
大好きな作家なのに、
うっかりすると見逃してしまう。
この小説はパリが舞台になっていて、
最後は東京ステーションギャラリーでの
大企画の成功模様に行き着きますが、
これは実際にあった企画だったとは
驚きです。
美術館の企画を思いついて、
そのプロセスを
小説にしてしまう原田マハ、
ますます好きになりました!
この本の表紙は、とびきり可愛い!
この小説の執筆中に知り合った
フランスのアーティスト ジャンミシェルアルベロラに
描いてもらったらしい。
そう言えば、サン=ジェルマンデプレの街で
よくリトグラフのお店に入ったことを思い出しました。
またまたパリに行きたくなりました。