磐越自動車道の熱海インター入り口近くにある、そば処「森」
裁ちそばという黒くて太い野趣溢れるおそばを食べさせてくれるお店です。
写真は６月下旬に行った時のものなので、まだ菖蒲が咲いています(^_^;)
裁ちそばとは、福島県の奥会津、村の９８％が山林という檜枝岐村が発祥のおそばです。
桧枝岐村は、平均気温が９℃冬には雪が2m近くになる豪雪地帯、稲作には適さず昔からそばの栽培が盛んでした。
つなぎを一切使わない裁ちそばは、畳むと折れやすいので畳まずに何枚も重ね、駒板を使わないで手を添えて布を裁つように包丁を引いて切るので、裁ちそばと呼ばれているそうです。
太くてもちもちっとした食感のおそばはかなり歯応えがあり、普通のおそばのようにツルツルッとはいかないので、よ～く噛んでいただきます。
噛み締めるほどにおそばの香りが口の中に広がります。
夫が言うには、そばはこうでなくっちゃ！だそうで、私が好きなツルツルの更科系ではおそばとして物足りないそうです(^_^;)
桧枝岐村は遠いですが、磐梯熱海なら高速を使えば３０分もかからないので、度々お昼を食べに行きます。
昔、檜枝岐村では、そばを上手に打てないとお嫁に行けなかったそうです。
今でも、それぞれの家庭の自慢のおそばがあるのかも知れませんね。
１１月には新そば祭りがあり、「はっとう」「やきもち」などのそば粉をつかった山人料理（やもーどりょうり）も楽しめます。
おそばは高血圧予防にいいそうですよ♪
ozさん作
