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中国のAPEC報道(一)

2014年11月16日 09時24分30秒 | 日記
外務省の発表によれば、APEC首脳会議出席のために中国・北京を訪問中の安倍総理が、11月10日(月曜日)11時(日本時間12時)50分頃から約25分間、習近平中国国家主席と会談を行いました。

・因果の9月
今回の会談は、2012年9月9日、ロシアのウラジオストックで開催されたAPECで、当時の野田総理と胡錦濤主席が、15分間の立ち話をしてから二年ぶりの日中首脳会談です。ウラジオストックでの会談の翌日、野田総理は「尖閣国有化」を宣言、11日に閣議決定をしました。

何故、野田総理が胡錦濤主席の面子を潰すように、会見の翌日に「国有化」を持ち出したのかについては不明ですが、「国有化」の直接の原因は、更に二年前、2010年9月7日に発生した、中国不審船による巡視船「みずき」「よなくに」への体当たり事件にまで遡ります。当時、民主政権は、船長及び乗組員を処分保留のまま釈放、中国側の用意したチャーター機で中国へ送還するという解決方法を選び、しかも、漁船衝突時の動画は、中国側への配慮で非公開とされました。

2010年は、丁度、中国の名目GDPが日本を抜き、世界第2位の経済大国の地位を中国に譲った年でもあります。菅直人政権の事件処理の拙さから、経済のみならず、政治的にも日本の凋落を、中国人に示す事になった事件でした。その二年後、民主政権の維持のためか、総理の愛国心か、或いは、他に理由があったのか、野田総理は尖閣諸島の「国有化」に踏みきります。

・虎狼の集団
「尖閣諸島」は日本固有の領土であり、領土問題は存在しません。領土問題は存在しないので、棚上げ論も存在しません。ですから、本来、日本国の総理が「国有化」したところで、中国側に文句を言われる筋合いではありません。にも関わらず、日本の領土を自国の領土と主張し、問題視する中国共産党とは、どの様な集団なのか。一言で言えば、命懸けで権力闘争をする「虎狼の集団」です。

2012年は、予定では8月に共産党第18回全国代表大会が開かれ、習近平を国家主席とする新体制が発足するはずでした。しかし、その政権交代を前に、2月には薄煕来の関係者であった王立軍が米国領事館に駆け込み、その後、妻の谷開来が逮捕され、薄煕来も3月半ばから身柄を拘束。新体制で指導部入りも囁かれていた薄煕来夫婦の周囲では、行方不明になった人物が、最多で11人と報じられました。

薄煕来が失脚した理由について、裁判では、収賄・横領・その他の嫌疑として、妻の薄谷開来に嫌疑の掛かっている殺人事件の再捜査の妨害と、外部に対して、王立軍が"休暇式治療"を受けているという虚偽の報道の公表を許可した事が挙げられましたが、周永康の身柄が拘束されると、周と共に、習近平の暗殺事件に関与していた嫌疑が新たに加わっています。

薄煕来事件の処理を任されたのは胡錦濤派の令計画ですが、薄煕来の職務停止の3日後、その息子が、交通事故で不審死を遂げます。高級外車でスリップ事故を起こし、車は炎上、男性は即死、女性二名は重傷。車外に投げ出された男女は半裸と全裸で発見されました。この事件の後、政治局入りも囁かれていた令計画は、事実上更迭されました。

当時、中央規律検査委員会書記で薄煕来の捜査に当たっていた賀国強も8月の終わりから、9月の12日まで姿を見せず、公用車がトラックに追突された等の噂が飛び交いました。また、次期国家主席と目されていた習近平も、9月1日、中央党校の秋季始業式(習近平は校長)に参加して以降、15日に農業大学で行われた「全国科普日活動」(科学の日活動)でCCTVに登場するまで、姿を現しませんでした。

この様な状況で、9月9日、野田首相は胡錦濤総書記と会談し、11日に「国有化」を閣議決定します。すると、待ち構えていたように中国国内で、激しい反日デモが起こりましたが、一部の華字媒体は、デモの先頭で警察官が煽動していた、と写真付きで報じました。

結局、この年、共産党第18回全国代表大会は、11月になるまで開かれませんでした。