阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

「道路」についての考え

2007年12月01日 23時47分54秒 | 政治
 昨日、今日は、街宣活動をしながら、紀美野町、かつらぎ町、紀の川市の、山間部の集落をまわり、訪問活動や演説をしました。今、まさに山が燃えるような紅葉の真っ盛り。和歌山の風景の魅力を満喫しましたが、本当に多くの方々が、「本人」が来たことに驚き、興奮し、様々な生活の悩みや政策提言を語って下さいました。

 さて、紀北地域に住んでいると、それぞれの地域から「大阪に抜ける道路」を作って欲しいとの要望をよく受けます。私は、基本的には公共事業よりも社会福祉に予算を配分すべきと思っていますが、必要な道路の整備は行うべきです。和歌山の産業を活性化させる上で、「大阪圏」と結ぶ交通や流通網の整備は必要と痛感しています。

 私は長年首都圏にも住んでいましたが、和歌山に住んでいると、大阪、そして関西圏も和歌山を必要としていると感じます。4000万人とも言える首都圏が、関東はもちろん、東北、甲信越地方などを内包し、経済圏にしているのに対し、関西圏は遙かに規模が小さく、隣接する和歌山さえも、その中に十分入っているのか、疑問に感じます。

 例えば、私が住んでいた小田原からは、首都圏を経由して栃木県や群馬県に抜ける直通列車がありましたし、様々なルートで首都圏を結ぶ便利な交通網がありました。和歌山と大阪、および他の近畿地方との相互アクセスの悪さを考えると、交通・流通の時間的制約が、和歌山のみならず、関西圏の経済的ダイナミズムを制約していることを感じます。

 国会議員としての役割を考えると、地盤沈下が叫ばれる関西圏の復活・再生という視点で交通網を整備することは必要と感じています。

 もちろん、東京の亜流を目指すわけではありません。多様性に富んだ豊かな文化を持ち、アジアにも通じる文化圏・商業圏としての関西として、もっと魅力的な地域にできる可能性はあるはずです。その時和歌山が果たせる役割も、もっと大きく広がるはずなのです。



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