阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

激闘の中の「美しさ」

2006年08月21日 23時20分01秒 | 日常
 延長15回引き分け再試合になった甲子園の決勝戦。2日続きの激闘の末、早稲田実業が駒大苫小牧を4-3で破って優勝しました。活動中だった昨日はライブで観ることはできませんでしたが、今日は予定を調整しテレビの前で夢中になって両チームを応援しました。

 こんなに人々の心を捉え、感動させた甲子園は久しぶりだと思います。人々の気持ちを動かしたのは、選手の全力プレー、そしてその周辺のシーンの中に誰もが感じた「美しさ」だったのではないでしょうか。

 自らの精神と技術を高いレベルでコントロールし、クールな熱投を続けていた斉藤佑樹投手が、クールダウンのキャッチボールをしながらあふれる涙をこらえているシーン、観ていた私も目頭が熱くなりました。さらに泣き崩れる仲間を励ます駒大苫小牧の田中将大投手の笑顔も美しいものでした。そのシーンに3連覇を目指すエースが背負ってきた重圧の大きさを改めて感じました。

 限界を超えた2日間、24イニングの壮絶な死闘だったからこそ、そんなシーンの数々が際立ち、本物の美しさを感じることができたのでしょうね。心から感動しました。

 政治もまた、美しくなければならないと思います。では、お前にとっての美しさとは何かと言われたら、それはひたすら現場を歩き、勉強を続け、もがきながら闘うこと。つまり自分ができる唯一のことを継続することしかないと思います。カッコ良くも美しくもないけれど、それをやり抜くこと、つまり、美しくないことを続けることがたったひとつの道。両チームの選手がここまで重ねてきた練習を思い、改めて確信しました。

 写真:斉藤投手と田中投手(日刊スポーツ・上田博志氏撮影) 


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