つぶやき、遊び・仕事・日常

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自分で箸を持て

2019-08-25 18:47:49 | 日記
今日は渋沢栄一だ。
たしか、次のお札の顔になるらしい。
彼の「論語と算盤」に、こんなくだりが。

◆ある地点から先は、人の力には頼れない
 かくお膳立てして待っているのだが
 これを食べるか否かは箸を取る人のいかんにあるので
 御馳走の献立をした上に、それを養ってやるほど
 先輩や世の中というものは暇ではない。

 わかりやすく言えば、誰かが料理を作ってくれたとしても、それを実際に食べるかどうかは自分次第。
 御馳走を用意して、さらにそれをを食べさせてくれるほど先輩も世の中も暇ではない。
 世間や世の中は、それほどお人よしではないということだ。

 まあこれは、仕事でも趣味でも生活でも同様なのでしょうね。
 先輩や周囲が、ある程度までは準備をしてくれるかもしれません。
 でも、そこから先は、自分でやらねばなりませんよね。
 箸は、自分の手で取らなければ、おいしい御馳走も食べることはできないのです。

 そして、ここにはもう一つの意味も含んでいるようです。
 自分に自信があり、自分はもっと大きなことをやり遂げる人間だと思ってはいても、その大きなことに至るまでには、
 大勢の人々の協力や、努力や準備の積み重ねがあるのだということです。
 我々凡人は、そういったことを肝に銘じたうえで、堂々と据え膳に臨むこととしましょうか。

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