つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

田舎の神童(前)

2024-06-06 06:47:23 | 日記

身につまされる話を聞いた。

それはかって、田舎の神童と呼ばれたにもかかわらず、32歳にして無職となり、さらには離婚されて、

実家のふとんに入って一生を過ごしそうだった男の話だ。

その語り手は、「しんめいP」という方だ。

 

◆大阪府出身で東京大学法学部卒業

 まあそれだけで、氏の優秀さは想像がつく。

 実際に氏は、新卒で某IT企業に就職し、海外事業で世界中を飛び回っていた。

 だが、そんな彼は実際の企業実務=仕事がまったくできないことがばれて、密かに退職した。

 その後鹿児島県の離島に移住し、教育事業に携わるものの、やはり仕事が出来ずに退職した。

 その後一発逆転を狙って、R-1グランプリ優勝を目指したが、現実は1回戦での敗退だった。

 妻には愛想をつかされて離婚された、その理由はおもしろくないやつだからだったそうだ。

 

 そう、彼にとっての人生のピークは、18歳の東大に合格したときだったのだ。

 当時合格発表の翌日には、町の有名人になっていた。

 近所のスーパーで、突然知らないおばちゃんに力強く両手で握手され、泣きながらすごいなぁと言われた。

 今でも誰かはわからない。

 そんな僕は、「田舎の神童」から「一族の恥」となって、実家に戻りそして布団の中に丸まっている。

 それでも運動不足になるのがいやで、近所の人にみつからないように、深夜に散歩している。

 前編は、まずこんなダメなやつの紹介だ。

 

 →典型的なダメ人間で、引きこもり直前ですね。

  それでも、彼には「後編」があるのです、それは明日。