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LEDリース詐欺?

2019-01-24 10:29:31 | 日記
電気代の削減手法のひとつが照明のLED化です。
このLED化投資でリース契約を用いた詐欺まがいがずいぶんと横行しました。
まあ、このリース取組をした企業はいまだに気づいておらず、感謝してるくらいですから、おめでたいですよね。

◆LED化投資で誰が儲けた?
 店舗の基本照明(多くは蛍光灯)や演出照明(装飾照明、蛍光灯やその他)をLEDに交換すると間違いなく電力消費は減ります。
 基本照明で20%以上、演出照明では50%以上の削減もあります。
 さらに、LEDは長寿命の40000時間ですから、ほぼ10年間は交換不要で、メンテナンスコストも下がります。 
 良いことだらけですが、問題は初期投資コストですね。
 そこで、〇〇コンサルが登場しスキームを組成提案します。

 おバカ会社様は投資は1円もかかりません。投資金額はすべてリース会社が負担します。工事まですべて終えます。
 工事後リース料が発生しますが、従前の電気代よりも従後の電気代が下がりますので、リース料を足しても安くなります。
 万一、従後の方が料金が高くなれば、従前の金額までしかいただきませんのでノーリスクです。
 さらに、以後のメンテナンスコストの削減の利益はすべておバカ様のものです。

 これはいい!と、ずいぶんと飛びついた企業がありました。
 実は、このスキームの利益配分はこんな感じらしいです。
 おバカ会社様10%、コンサル30%、リース会社30%、工事業者30%。
 コンサルはスキーム提案だけで濡れ手に粟状態。リース会社は料率アップ。工事業者は割高工事費。
 電力消費量の従前従後の差は事前に計算できるので、それに合わせて工事費・器具代やリース料を逆算して設定するのです。
 ちょろいものですわ。
 自分で汗をかかないと、こいうことになるという典型ですよね。

 ではどうする?自分で汗をかいて、工事・器具を相見積もりし、手金(または借入)で投資すれば利益は全部自分のもの。
 リース取組で見かけのキャッシュアウトがなくても、ファイナンスリース扱いでどうせ総資産扱いとなる。
 与信枠も、リースが組成できるならば確実に借り入れ可能なはず。
 借入利率の方がリース料率より格段に安いのは当然ですよね。
 良識ある金融機関ならば、こういった前向きな設備投資は大歓迎ですよね。
 今後は、できるだけ論理的に考えて、誰が利益を得るかよーく判断してから投資決断しましょう。 
 


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