Metal.Hardcore & more
whispering gloom
VESTIGES / The Descent of Man

US発 Post Hardcore/Neo Crust/Black Metal、VESTIGES 。
2010年 10月リリースの 7曲入り 1st音源。
この音源はリンクしましたバンドの HP の MEDIA のページからフリーでダウンロードできます。又、バンドの Bandcamp のページでも全曲試聴、ダウンロード (こちらでダウンロードの場合は、メールアドレスの入力が必要です) 出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
イントロ、アウトロ含む 7曲入りで、トータル約 46分。
クラスティーにドコドコと走るパート、ブラッキッシュにスタスタと走るパート、程好いミッドテンポ、そして、ゆったりとダウンテンポするパートが交錯し進む楽曲は、叙情的で激情でメロウでメロディアスで、聴く者の感情を刺激してくる、実にエモーショナルなサウンドです。。。5、6、9、10分台の長さがある楽曲は、前述の様に緩急のついた曲展開で、1曲の中でそれぞれに世界観があり、なかなかに聴き惹き込ませてくれます。。。ヴォーカルは中音域の邪悪咆哮ヴォイスがメインですが、展開によりブラッキーな叫びヴォーカルも取り入れられていて、なかなかに良い仕事されてます。。
緩急のついた曲展開をダルい、ダレると感じられる方にはお気に召さないかもですが、以前にこちらで紹介しております Fall of Efrafa や 日本の heaven in her arms 辺りの Post Hardcore なサウンド、世界観がお好きな方は、特にお気に召す音源ではなかろうかと思います。。フリー音源ですので、ぜひぜひチェックしてみてください。
個人的に Highly Recommended 音源です!
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While Heaven Wept / Vast Oceans Lachrymose

US発 Melodic Metal/Epic Doom、While Heaven Wept 。
2009年の 6曲入り 3rdアルバム。
個人的に好きなバンドでして、以前に 2003年の 2ndアルバム を紹介しております。
その前作から約 6年、いやー長かったですねぇ。。
新たにヴォーカル、そしてサポートだった Key をメンバーに迎え、6人組となり制作された本作は、前作の流れを汲んだメロディアスでメランコリーでドラマティックさをも兼ね備えた、程々の激しさがありながらも、あくまでゆったり目の曲展開がベースで、広がり、奥行きの感じるエモーショナルなサウンドです。。。前作の紹介の時にも例えましたが、個人的には 「疾走しないキーパーサウンド」 などと勝手に表現しているのですが、それ程までにアメリカのバンドでありながらも、ヨーロピアン/ジャーマンなバンドの香りのするメロディアスサウンドです。。。
1曲目「The Furthest Shore」 が いきなり 15分を超える大作で、正直、聴く前に少し身構えてしまったのですが、緩急付いた曲展開は聴きダレることなく耳を惹きつけ、気づけばメロディアスなギターが印象的でゆったり流れるラストパートに差し掛かっている、てな感じで、実に聴き浸らせてくれます。。そのラストパートでのメロディアスなギターのフレーズが、前作でも聴けた、これぞ While Heaven Wept 節ともいえるメロディアスさで、もう堪らないのです。。。インストの5曲目「Vast Oceans Lachrymose」 での ゆったり流れるメロウな曲展開にも心休まりますのです。。。
本作でのヴォーカルさんは前作と聴き比べて何ら違和感なく、実に伸びやかで安定した歌声です。。
本作は前作以上に程好く走るパートが多く取り入れられている楽曲、またパートがあり、よりメロディックメタルな要素が強く出ていますので、前作を紹介した時の様にドゥームメタル、と紹介するよりは、ドゥームメタルな要素もある、という様な紹介の方がいいかもしれませんです。。ですので、ドゥームメタルと聞いて毛嫌いされる方も、勿論メロディック好きの方も MySpace にてぜひぜひチェックしてみてください。
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Dancing on Debris / ...of our self-made collapse

ドイツ発 Post Hardcore/Screamo、Dancing on Debris 。
2009年の 8曲入り音源。
この音源はバンドの MySpace の ブログ の所からフリーでダウンロード出来ますので、先ずはぜひぜひチェックしてみてください。
掲載されているジャケット写真には 5曲しかクレジットされていませんが、イントロとインスト、そしてラストに約 35分のアンビエントなインストナンバーが収録された、全 8曲、トータル約 70分。。
ゆったりとしたテンポで流れる楽曲は、ギターの切なく、メロウに掻き鳴らされるフレーズと、時折入る弦楽器による悲しげな音色により、実にエモーショナルで叙情的で、それでいて力強いサウンドで、聴いていると胸をグサグサと刺激してきますのです。。。曲によりスポークンが入りますが、ヴォーカルは始終、感情喚き散らしな絶叫ヴォイスで、これがまた楽曲のエモーショナルさと相まって、耳に、そして胸に突き刺さりますのです。。。先にも書きましたが楽曲はゆったりとしたテンポがベースなのですが、その中で静と動が交錯する激情な曲展開は、実に聴き惹き込ませてくれます。。。
この音源はフリーでダウンロード出来ますので、Post Black Metal や Depressive Black Metal がお好きな方にも、ぜひぜひチェックしてみてほしいなぁ、と思う音源です。。
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In This Moment / The Dream

US発 Emotional Rock/Metal、In This Moment 。
2008年の 11曲入り 2ndアルバム。
以前に 1stアルバムを 紹介 しているのですが、その 1stアルバムと比べると、メタル/メタルコアな要素は控えめになり、よりエモーショナルさ、メロウさ、メロディアスさが強くなり、また、スクリームするヴォーカルパートも 1stと比べると少なくなり、以前より増して伸びやかでエモーショナルに歌い上げるスタイルが多くを占めています。。。前作と比べるとギターのメタル度数は低くなり、少しサウンドの雰囲気が変わりましたが、前作同様にアルバム通して美メロな楽曲揃いで、かんなり聴き惹き込まれますのです。。
いやしかし、ヴォーカルの Maria嬢 は相変わらず綺麗なのですが、
お召し物が更に綺麗、というか可愛らしくて、男としては堪りませんです。。
YouTube にてアルバムの 2曲目 "Forever" をぜひぜひチェックしてみてください。

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Nemesis / Goddess of Revenge

チェコ発 Symphonic/Melodic Power Metal、Nemesis 。
2003年の 10曲入り 1stアルバム。
バンドは現在 Symphonity という名前にて活動されてます。
劇的ビフォーアフターの様な 1曲目のイントロに続く 2曲目からの立て続けの疾走ナンバーは、もう何度聴いても体が仰け反ってしまうくらい、堪らなく良いんですなぁ。。で、6曲目の美しくも切ないバラードを挟み、7曲目のインストナンバーからのアルバム後半の流れも実に良く、もうアルバム通して愁いを帯びた切ないメロディーが素晴らし過ぎるアルバムです。。少し線が細いながらも高めに歌い上げるヴォーカルさんは、そつなく十分に良い仕事をしていると思います。。また、程好く前面に取り入れられ、時にバロック調にもなる Key が 楽曲のメロディアスさ、ドラマティカルさを更に増させる、こちらも良い仕事をしております。。。
メロディックなバンドの音源を聴き出すと、この Nemesis も外すことのできない、
個人的永遠の名盤です。。
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Oratory

ポルトガル発 Melodic Power Metal、Oratory 。
■Illusion Dimensions
2000年の 12曲入り 1stアルバム。
やや煮え切らないメロディーが無きにしも非ずですが、それでもメランコリーで切なげなメロディーはなかなかに耳を惹きます。。ちとねちっこく歌う男性Voと伸びやかに歌い上げる女性Voのツインヴォーカルで、男性Voさんの評判があまりよろしくないですが、個人的には嫌いではないです。。Keyも取り入れられたメロディアスな楽曲群は、正直ちと地味でマニアックな印象も無きにしも非ずなのですが、聴いていると味の沁み出てくる音源です。。。
■Beyond Earth
2002年の 11曲入り 2ndアルバム。
男性Voさんが抜け、女性Voさんがメインとなった本作は、楽曲のメロディアス度、疾走度が前作以上に増し、アルバム通してもはや文句のつけ様のない、いや、文句を言ったら罰が当たるくらいの、実に素晴らしい楽曲が揃っております。。楽曲は愁いを帯びた歌メロ、ギターソロが良いのは勿論、何より伸びやかに歌い上げるヴォーカルさんが、聴いていて惹き込ませてくれる実に良い仕事をしておられますのです。。。この音源を聴いていると、もう良過ぎて思わずため息をついてしまいます。。個人的永遠の名盤です。。リンクしました MySpace、また "Song of Lust" のビデオクリップをぜひチェックしてみてください。
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Freternia / Warchants & Fairytales

スウェーデン発 Melodic Power Metal、Freternia 。
2000年の 9曲入り 1stアルバム。
個人的な話、ふと聴きたくなる音源、Freternia の 1stアルバム。
この Freternia のサウンドを聴くと、学生時にジャーマンメタルの音源を掘り漁っていたことや、当時の淡い思い出 (特にないんですが。。。) などが瞼を閉じた瞳に映るのです。。。まぁ、それにしても疾走中心のメロディアスな楽曲、そしてギターさんが奏でる切ないメロディーがなかなかに耳を惹きますのぅ。。中でも 5曲目"Guardians of the Night" 、8曲目"Friends in Enemyland" のギターのメロディーだけで、ご飯 3杯はいけます。。
アルバム全曲とまではいいませんが、それでもアルバム通して十二分にメロディアスですし、個人的にかんなりのお気に入り音源です。。当時、某メタル誌では酷評だったみたいですが、評価は人それぞれですかんねぇ。。
YouTube に 1曲目"The Worst of Enemies" の音源がアップされてますので、
気になられた方はチェックしてみてください。。
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Volbeat / Rock The Rebel/Metal The Devil

デンマーク発 Heavy/Groove Metal、Rock、Volbeat 。
2007年の 11曲入り 2ndアルバム。
バンドの MySpace の紹介には Metal/Rock/Rockabilly と記されているのですが、そこに更にカントリーな雰囲気も加わり、あくまでメタルをベースとした楽曲ながらも、歌メロをしっかりと軸に組み立てられた楽曲は、聴いていて自然と体がリズムを取るくらいにノリが良く、且つ、メロディーに惹き込まれるのです。。また、中音域にて歌い上げる味のあるヴォーカルさんの歌声が、楽曲のメロディアスさ、メランコリーさを更に増させているのです。。
この Volbeat を気に入るきっかけになった曲は、3曲目の "The Garden's Tale" でした。
この曲のサビのメロディーに、もう琴線をグサリと突かれましたのです。。
ベタ、というと言い方が悪いですが、この切なげなサビのメロディーは、何度聴いても堪らん良いです。個人的永遠の名曲に入りましたです。。リンクしました MySpace にてチェックできますので、ぜひぜひ試聴してみてください。。
フォークやトラッド色の強いメタルがお好きな方にも、ぜひぜひチェックしてみて欲しいバンドです。
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The SymphOnyx / Opus 1: Limbu

ポルトガル発 Symphonic Gothic Metal、The SymphOnyx 。
2005年の 1stアルバム。
ちなみに、紹介しています音源は 2007年のボーナストラック入りverです。
ヴァイオリン、Key、ピアノでの切なくもメランコリーなクラシカルなメロディー、フレーズが楽曲の随所で取り入れられたサウンドは、メロディアスで切なくて、実に物悲しい空気が漂っております。。。中音域にて歌い上げる男性ヴォーカルと、ソプラノな女性ヴォーカルとのツインヴォーカルですが、男性Voさんの方が割合が多いですな。。曲によっては打ち込みな音も入っております。。ゴシックメタルということで、ゆったり目な楽曲が殆どなのですが、メロディーがなかなかに良いので、そうダレることはないです。ですが、全曲素晴らしいというわけではないので、いまいちマニアックさが抜けないのも否めない点ではありますのです。。
とはいえ、短いインストの1曲目"My Goddess、My Pride" (HPのトップで流れている曲です)、
2曲目"Immortal Venus" 、3曲目"Winterfall" 、4曲目"My Moonlight Sonata"
10曲目"The Lament of Morpheus" は 個人的にお気に入りです。。
特に 3曲目のサビでのヴァイオリンでのクラシックなフレーズの取り入れ方には、もう毎回聴く度に顔がニヤけてしまうのです。。続く "My Moonlight Sonata" は もうタイトルからして堪らないのですが、美しいピアノの音色も実に堪らない、バラード調の切なくもメランコリーなナンバーです。。9分少しある 10曲目は、ちと Moi dix Mois な雰囲気も漂うナンバーで、弦楽器のクラシカルなメロディーがなかなかに印象的に組み込まれていて、また、女性ヴォーカルさんの絡み具合もちょうど良く、ドラマティカルでなかなかの佳曲なのです。。
MySpace にて "Winterfall" が試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。。
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ShadowPlay / ShadowPlay

オーストラリア発 Gothic/Progressive Metal、ShadowPlay 。
2007年リリースの 10曲入り 1stアルバム。
2年前の 2005年に一度 紹介 しております、この ShadowPlay 。
確か最後にこのバンドをチェックしたのが去年の末だったと思うのですが、その時はまだ HP の更新が止まっていたと思います。。で、それからしばらくチェックしていなかったのですが、2007年の 4月にこの 1stアルバムがリリースされているのを、正直、最近知りました。。
ゆったりと流れる楽曲の上を、切なく悲愴に塗れたメロディーが始終覆い、ひたすらに耽美で暗い世界を奏でています。。その美しい楽曲を更にエモーショナルに仕立て上げているのが、伸びやかで耳あたりの良いメインの女性ヴォーカルと、楽曲により絡む中音域で歌い上げる男性ヴォーカル、そして、楽曲の随所で美しいメロディーを奏でている Key の存在です。。サウンドは少しエレクトロでデジロックな雰囲気も持ち合わせていますので、ちと好みが分かれるかもしれませんです。。
個人的には、良いの一言だけです。
バンドの MySpace にてどんな感じのサウンドかぜひチェックしてみてください。。
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