AGASIA / Vieraantuneet


フィンランド発 Melodic/Neo Crust Hardcore、AGASIA
2013年、3曲収録デモEP。

6、7分台の楽曲が収録された本EP音源。
静かに、じわじわとスロウテンポで始まり、太い咆哮ボーカルと共に徐々に盛り上がりをみせ、3:20~からハードコアな走りと共にギターの切なげで愁いを帯びたメロディーが流れ乗る展開をみせる 1曲目から実にエモーショナルでメロディアスで、この手のメロディッククラスト/ハードコア好きの方は、まずこの 1曲目で胸を熱くさせられるのではないかと思うのです。。続く 2曲目も同じ様にスロウテンポ~疾走の展開で、疾走パートでのギターのメロディアスなフレーズが薄めながらも切なげに響く佳曲です。。3曲目は疾走~スロウテンポな展開で、この曲でもギターのフレーズがメロウで、荒々しくも激情な曲です。
ただ、本音源の 3曲だけで判断するのも何ですが、正直、少し曲展開がパターン化している様にも感じてしまうのです。個人的には 1曲目の印象が強く耳に残ってしまい、2、3曲目が少し弱く感じてしまうのです。。とはいえ、本EP は往年の TRAGEDY、中期頃までの Fall of Efrafa なサウンドが好きな方にはストライクな音源だと思います。

本EPは bandcamp にてフリーダウンロード出来ます。
バンドのHPがない様なので活動状況が不明なのですが、新しい音源が切に聴きたいバンドです!
Highly Recommended !!!
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RATS WILL FEAST / rats will feast


フィンランド発 Hardcore/Post-Rock/Punk、RATS WILL FEAST
2013年、6曲収録 1stデモ音源。

インタビュー にて、あらゆるジャンルから影響を受けているとのこと、また DeafheavenFall of EfrafaPg.99 などのバンド名が挙げられている彼ら RATS WILL FEAST のサウンドは、ハードコア/ポストロック/パンクと称し、また、紹介されている様ですが、スクリーモや激情ハードコア好きの方は勿論、更に昨今のネオクラスト好きの方にもアピールするサウンドだと思うのです。
ポストロックと紹介されると、静のパートや広がりのあるメロディアスさを思い浮かべますが、確かに本作でも 3~6分台の楽曲の中でその様な緩急の展開はありますが、それでも激しさの方の比重が大きく、全体的にもエモバイオレンスさの強いサウンドです。。張り叫ぶボーカル、メロディアスさも備わった緩急交錯する展開、ボーカル含め時にブラッキッシュに疾走するパート。。イントロなインストの 1曲目から聴き惹き付ける、なかなか佳曲揃いの全 6曲、約 28分。。音源通じて気に入っていますが、特にラスト 6曲目 「Homesick」 の展開などが特にお気に入りです。

本音源は bandcamp にてチェック出来ます。
Emotive Violent Hardcore !
Highly Recommended !!

本音源の 3曲目 「Heartbeats」 音量注意

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MOMENTUM / Whetting Occam's Razor


UK発 Melodic Hardcore、MOMENTUM
2011年、15曲入り 1stアルバム。

以前に紹介しています Fall of Efrafa の元メンバーさんが在籍されてます。

バンドの facebook ではサウンドを Melodic Hardcore と紹介しているのですが、メロディックハードコアと聞くと、いわゆるメロコアを想像してしまうのですが、そうではなく、初期の頃の Fall of EfrafaTragedy を彷彿とさせるメロディアスなハードコアです。。
楽曲は明るいドライな晴れた雰囲気ではなく、重苦しい雲が空を覆ったかの様な雰囲気が立ちこめ、そして、愁いを帯びた物悲しいメロディーが聴く者の感情を内へと向かわせるのです。。。歌い上げるパートは入れず、咆哮し続けるボーカルがメロディアスさをより際だたせていると共に、激し過ぎずメロウ過ぎずな楽曲のバランスを良い塩梅に取っていると思います。。

本作はバンドのHPにてフリーでダウンロード出来ます。
全 15曲、約 50分、聴き応えのあるアルバムです。
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VESTIGES / The Descent of Man


US発 Post Hardcore/Neo Crust/Black Metal、VESTIGES
2010年 10月リリースの 7曲入り 1st音源。

この音源はリンクしましたバンドの HP の MEDIA のページからフリーでダウンロードできます。又、バンドの Bandcamp のページでも全曲試聴、ダウンロード (こちらでダウンロードの場合は、メールアドレスの入力が必要です) 出来ますので、ぜひチェックしてみてください。

イントロ、アウトロ含む 7曲入りで、トータル約 46分。
クラスティーにドコドコと走るパート、ブラッキッシュにスタスタと走るパート、程好いミッドテンポ、そして、ゆったりとダウンテンポするパートが交錯し進む楽曲は、叙情的で激情でメロウでメロディアスで、聴く者の感情を刺激してくる、実にエモーショナルなサウンドです。。。5、6、9、10分台の長さがある楽曲は、前述の様に緩急のついた曲展開で、1曲の中でそれぞれに世界観があり、なかなかに聴き惹き込ませてくれます。。。ヴォーカルは中音域の邪悪咆哮ヴォイスがメインですが、展開によりブラッキーな叫びヴォーカルも取り入れられていて、なかなかに良い仕事されてます。。

緩急のついた曲展開をダルい、ダレると感じられる方にはお気に召さないかもですが、以前にこちらで紹介しております Fall of Efrafa や 日本の heaven in her arms 辺りの Post Hardcore なサウンド、世界観がお好きな方は、特にお気に召す音源ではなかろうかと思います。。フリー音源ですので、ぜひぜひチェックしてみてください。
個人的に Highly Recommended 音源です!
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Agrimonia / Agrimonia


スウェーデン発 Blackend Doom/Sludge、HC/Crust、Agrimonia
2008年の 5曲入り 1st音源。
CD ver は 2009年に入ってからだったと思います。。

個人的に好きなバンド、Martyrdod のメンバーさん 2人が在籍されてます Agrimonia
ドゥーミーでスラッジーな要素も兼ね備えたメロディアスでミドルテンポがベースとなった楽曲は、アコースティックな静のパートも組み込まれ、その緩急さがよりエモーショナルさ、激情さを引き立たせ、聴く者をダークでメランコリーな世界へと沈み込めるのです。。。ブラッキーで邪悪な喚き声からロウ咆哮ヴォイスをも使い分けるヴォーカルさんは何と女性でして、これがまた なかなかにえげつな力強く、楽曲のブルタルさを増させるいい仕事をされてます。。

1曲の尺は長めで、8~13分台の 5曲収録でトータル 約 55分。
サウンドは Doomy Crust とも紹介できなくもないですが、クラスト系バンドのメンバーさんがいるからといって特にクラストな要素が強いわけでもないので、クラストと聞いて毛嫌いされる方にもチェックしてみてほしいなと思います。。
こちらでも以前に紹介しております Fall Of Efrafa の様なサウンドがお好きな方も、お気に召すのではないかとも思います。。
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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Fall Of Efrafa / Inle


UK発 Heavy Atmospheric Post Hardcore、Fall Of Efrafa
2009年 8月には double LP がリリース予定、
そして CD も後にリリースが予定されております。

というわけで、まだ正式に音源はリリースされていないのですが、
何と、リリースレーベル、Sound Devastation Records
そして、バンドの HP の music にて、先行ダウンロード出来ますので、
ぜひぜひチェックしてみてください。。

個人的に好きなバンドでして、以前にも音源を 紹介 しておりますが、
今作はより深みの増した Post Hardcore サウンドで、
また、より envy な雰囲気が強くなったとも思います。。
個人的な話、決して気軽に聴ける音源、サウンドではなく、
じっくりと聴き込み浸りたい音源、サウンドです。

レコードかCDを入手しましたら、改めて音源の紹介をしたいと思います。。
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Fall Of Efrafa / Elil


UK発 Epic Post Rock/Hardcore/Crust、Fall Of Efrafa
2007年の 3曲入り 2nd音源。

3曲入りとはいえ、3曲共に 20分以上の楽曲の長さがあり、アルバムのトータルは約 63分。。
1st音源で取り入れられていた弦楽器は本作では取り入れられておらず、その分、アコースティックギターでの静のパートが多く取り入れられております。。3曲共に 20分以上の長さなのですが、曲の展開するバリエーションはそう多くなく、同じリフ、メロディーが淡々とリフレインされるパートが多く取り入れられております。。こういう曲展開が前作以上に取り入れられているので、HP でのバンドの紹介が epic post rock/hardcore/crust と少し変えられたのだと思います。。。程好く走るパートは組み込まれておりますが、楽曲はミッドテンポがベースとなり、ですが、楽曲は前作同様に叙情的で切なげで、且つ、実にエモーショナルで、聴いているとぐいぐいと惹き込まれます。。ヴォーカルさんは今作でもロウでデスに叫び歌うスタイルで、始終力強く咆哮されております。。

楽曲は長く、ひたすらに淡々と流れていきますので、前作以上に聴き手を限定してしまうとは思いますが、メロディアスで激情でエモーショナルなサウンドが好みの方は、ぜひチェックしてみてほしいです。。日本の envy の様なサウンドがお好きな方は、お気に召すサウンドではなかろうかと思います。。
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Fall Of Efrafa / Owsla


UK発 Epic Emotive D-Beat Crust Hardcore、Fall Of Efrafa
2006年の 5曲入り 12インチ音源。

5人のメンバーさんの中に弦楽器奏者はいないのですが、楽曲の随所で物悲しく、切ない弦楽器のメロディー、フレーズが取り入れられた、暗く叙情的でエモーショナルなメタルクラストサウンド。。。走るパートはドカドカとハードコアで荒々しいのですが、そのバックでメロディアスに奏でられているギターが、始終、切なく、メランコリーで、実に耳を惹かれるのです。。楽曲は走るパート、ミッドパート、静のパートが組み込まれていて、なかなかにドラマティカルで激情な曲展開を見せます。。振り絞る様に叫び歌うデスヴォイスなヴォーカルさんが楽曲のメロディアスさ、叙情さを更に増させ、聴く者を惹きつける力強くて良い仕事をしておられます。。

インスト曲 2曲含むこの 12インチ音源は、後にCDでもリリースされております。
細かなジャンル云々は関係なく、暗くメロディアスで切なげなサウンドが好みの方は、
ぜひチェックしてみてほしいサウンドです。。。
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