千葉県北部は、北米プレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートが重なり、押し合っているため、太古の昔から地震の多い場所です。
でも、実は地震を起こしているのは、この大鯰だったのです。この鯰が暴れると地震を引き起こすので、抑えつけておく必要があります。
ある日、千葉県香取市の「香取神宮」
参道を左側の脇道に入ると「要石」があります。
この要石は柱状で地下深くまで埋まっていて、大鯰を抑え込んでいます。地上に見えている部分は、ほんの一部であり、凸形であることが特徴です。
なるほど、鹿島神宮にも
というわけで、別の日に茨城県鹿嶋市の「鹿島神宮」
奥宮の奥に、
「要石」があります。
こちらの要石は玉状で大鯰の頭を抑え込んでいます。地上部が凹形です。
鹿島と香取で凹凸、陰陽の対を成していることになります。この二つの要石の話は、「鹿男あをによし」にも登場しています。大鯰くんにはおとなしくしていてもらわないとね。
ところで、「神宮」を号する神社は、「日本書紀」によれば、伊勢神宮、石上神宮、出雲大神宮(=現 出雲大社)で、平安時代に入り「延喜式神名帳」において鹿島神宮、香取神宮が加わったようです。
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