ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

マラソンを楽しむ会’07

2007年05月13日 | 完走記
 昨夜なにも用意しないで寝たものだから、今朝の慌てぶりは尋常なものではなかった。なんとか急いで準備して、会場近くの駐車場に到着したときには既にあと15分を切っていた。バッグと靴を手に、走って会場に向かう。時間がないのでこれがアップだと自分に言い聞かせる。途中でyu1さんに声をかけられた。受付を済ませ、とにかく急いで準備に取りかかる。あと10分もない。カッチさん、たしろさん、kuriさん、ichanさんとご挨拶するも、内心それどころではない。あと1分という声が聞こえたような気がした。なんとか用意ができて、足の屈伸を何回かして、最後尾に並ぶ。携帯で写真だけは撮った。実は昨年もこうだった。全く同じパターン、なさけなか~。



 8時30分、予定通りスタート。まずは1キロ6分程度のゆっくりとした滑り出し。実は今日のレースは、来週に迫った洞爺湖マラソンを1キロ5分40秒以内で走りきれるかどうかの調整的意味合いがある。ゆっくり走り出してはみたものの、前のグループとの差がどんどん開いてゆく現実を目の当たりにすると、やはり自然とペースが上がってくる。気がつくと、1キロ5分20秒前後になっていた。ふだん一人で走っている時にはすぐにへばるのに、こういうレースの時には不思議と頑張れるものだ。

 トモさんに追いつき、先に進む。間もなくトップのランナーが折り返してきた。顔に汗ひとつない、痩身のランナーが、べらぼうなスピードで通り過ぎていった。やがて昨年の覇者カッチさんが、いつものように何事もなかったかのような笑顔で手をあげて合図しながら通過していく。少し間をおいて、平然とした表情でkuriさんがやってきた。さすがウルトラランナーだ。そしてふだん通りの表情でichanさん、真剣な眼差しのたしろさん、少し控えめにyu1さんがほぼ1列になって走り抜けていく。私はといえば、とにかくペースを守る走りに徹するだけである。Fr301を時々見やりながら1キロ5分20秒前後で刻んでいった。

 天候は曇り空で肌寒く、いま一つの空模様であったが、走っている最中はほとんど気にならず、むしろちょうど良いコンディションに感じられた。

 私は坂が苦手だ。いつも登りになるとスピードダウンし、ズルズルと後退し、戦意を喪失してしまう傾向が明らかに強い。このコースにも実は小さな坂がある。河川敷から堤防に上がるところ、そして2本ある橋の中央部に堤防から昇ってゆくところだ。そんな小さな勾配でも長く走っていると、ヤワな私の足には堪えてしまう。今回はこの登りでなるべくスピードを落とさないように心がけた。

 10キロコースを2回走り、最後の端数あわせのコースを折り返し、ラストに堤防に駆け上がってゴールとなる。なんとか全体を1キロ5分20秒のペースで走りきる。当初は1キロ5分40秒以内でどこまでいけるかが心配であったが、この調子で本番を走りきれたら何とかなりそうだ。良いイメージを持って目標のサブ4に挑戦しようと思う。

 レース後は「とかちeRC」の第1回焼き肉パーティーとなった。フルを走り終えた代表のichanさんを待って、ハーフを走った、たしろさん、kuriさん、そして私の4人で、たらふく食べて楽しいひとときを分かち合った。企画のichanさん、買い出し係のたしろさん、ありがとうございました。

 ところで管内のマラソン大会は年々減少しているが、帯広ランナーズ主催のこの大会は本当にメンバーの方たちの心づくしの大会である。こうした楽しみの機会を作ってくださった皆さんに、心からの感謝を申し上げたい。どうもありがとうございました。