2日目九寨溝見学午後から
レストランで昼食を終えた後、Y字形の左側、則査窪溝エリアを一番高いところから下ってくるように観光した。
一番奥の「長海」(ちょうかい)に向かった。
長海は標高3,103m、九寨溝の中で最深、最大の湖で、回りは雪が残っている4,000m級の山々に囲まれていた。
[長海]
[長海を囲んでいる山々]
木道の階段があり200段くらい降りると湖畔まで歩いて行けた。
この景色を見たら、ここが中国とは思えないような気がした。
「長海」から1kmほど下って「五彩池」(ごさいち)に着いた。
標高2,995mの場所にある小さな池だが九寨溝の中で一番美しいと言われ、水の色は自然のものとは思えないほどの神秘的なエメラルドグリーンだった。
遊歩道があり、池のすぐそばまで行って歩くことができた。
則査窪溝エリアは終わって、中央部分の樹正溝エリアにある「老虎海」(ろうこかい)へ。
九寨溝の中でも下の方にある湖(標高は2,298m)で、ここは自然条件が揃うとこの湖に虎の文様が映り込むことからこの名がついたらしい。
コバルトブルーの色をした透明度の高い湖だった。
最後は「樹正群海」。
樹正群海は九寨溝で最も長いハイキングコースがあり、その間19ヶ所の湖や滝がある。
すこしだけハイキングスコースを歩き、「樹正瀑布」(じゅせいばくふ)まで来た。
老虎海から流れ落ちた水がこの滝になっている。
このエリアではこの滝ともう1ヶ所「火花海」(ひかかい)を見たあとはバス移動だった。
[火花海]
この湖は夕日が反射するとキラキラと輝く様子が「火花が散るようだ」としてこの名が付いた。
ところが2017年8月、四川省に起きた大地震でこの湖が決壊してしまい、水が無くなってしまったらしい。
現在ではどうなっているのだろう?
その後は車窓からたくさんの湖や川の流れを見た。
樹正溝のたくさんの湖が点在しているところ。
「盆景灘」
流れの中にたくさんの島があり、それが盆栽のように見えるからこの名が付いたらしい。
1日かけて九寨溝の湖、滝、川の流れを見てきて感じたことは、ずっと驚きと感動の連続、すべてスケールの大きさが感じられた。
中国奥地のため、世界遺産に登録されるまであまり人に知られていなかったのかもしれない。
だから自然のままになっているのかも。
これからもずっとこのまま残して欲しいと思った。
九寨溝の観光はこれで終了した。
この後はホテルに戻り、夕食後は「チベット民族舞踊ショー」を見てこの日を終えた。
明日は黄龍観光の予定。