日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ネリネ

2024-12-05 07:00:00 | 植物

「ネリネ」が咲いていました。

回りが殺風景な中、とっても鮮やかな、目の覚めるような色です。

別名は『ダイヤモンドリリー』。

光が当たると花びらがキラキラと輝いて見えるからだそうです。

 

 

茎の頂部にたくさんの花がついて、ピンクのヒガンバナのようです。

でも、花と同時に葉も出ています。

これがヒガンバナと違いです。

花の咲く季節の違いもありますが、花が咲いている時に葉がなければヒガンバナ、葉があれば「ネリネ」と区別できます。

 

ネリネにも数種類があって、これは『ネリネ・サルニエンシス』(名札がありました)。

秋から冬にかけて花茎が出た後、葉が出てきます。

花茎は50~70cmになり、その先端に5~10個ほどの花を咲かせます。

一つ一つの花は5~6cmほどの大きさで、花弁は外側に反り返り、縁は少し波打ったようになっています。

葉は冬の間茂り、初夏に枯れます。

花色は赤、朱紅、桃、白などがあります。

 



学名:Nerine sarniensis

英名:Guernsey lily、 Jersey lilyNerine

別名:ヒメヒガンバナ(姫彼岸花)、ダイヤモンドリリー

科名・属名:ヒガンバナ科 ネリネ属

原産地:南アフリカ

 

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合歓林オリエンタル

2024-12-03 07:00:00 | 温泉・宿

那須にあるペンション、「合歓林オリエンタル」に泊ってみました。

ここは那須ハイランドパークのすぐ近くの林に囲まれた中に、本館、新館とコテージ3棟があります。

今回このペンションを選んだのは温泉があって、食事がとても良いと評判が良かったからです。

その食事とは、”ステーキ食べ放題、アルコール飲み放題”だったのです。

ステーキは和牛、オーストラリア牛、そのミックスから選べたのですが、やっぱり和牛のコースを選びました。

 

[本館]

 

[新館]

 

那須は既に冬景色に変わっていて、人影もなくひっそりとしている林の中に「合歓林オリエンタル」はありました。

道路を挟んで本館と新館が建っています。

今回は新館を選びました。

新館は一軒家のような感じで上下に2部屋ずつ、全部で4部屋になっていました。

泊った部屋はインドネシアのお寺の名前”プランバナン(Pramban)”で、このように調度品もすべてがアジアンテイストになっていました。

ファンの回っている天井、ベッドとソファ、電器コンロ子調理器と冷蔵庫だけがあるシンプルな部屋でしたが、それで十分でした。

 

早めにチェックインしたので、早速お風呂です。

お風呂は本館に露天風呂2ヶ所、内風呂2ヶ所、新館に内風呂が2ヶ所あって、空いていればいつでも貸切で入れるようになっていました。

到着してすぐ、外がまだ明るい内に本館の露天風呂に入ってみました。

 

露天風呂は2ヶ所とも4人も入ればいっぱいになってしまうくらいの大きさでした。

冷めてしまうのか浴槽には木の蓋があって、これがまた重たくて・・・

これといって特徴のない、無色透明の柔らかい泉質の温泉でしたが、貸切なのでのんびりと入れて満足でした。

6ヶ所もあるお風呂全部に入るのはとても無理、次は新館の内風呂に入りました。

 

小さなお風呂で、1つは四角い浴槽、もう一つは丸い浴槽のお風呂でした。

両方のお風呂のシャワーの勢いがものすごくてビックリ・・・

 

お風呂の後はいつも通り、食事の時間です。

夕食も早めで6時からと決まっていて、本館の食事処で宿泊者全員一緒にいただきました。

オーナーの好みなのでしょうか、食事処の内装もアジアンテイストたっぷりだし、使われているお皿などの食器類はすべて益子焼になっていました。

テーブルには既に前菜のような手作りの料理が数点置かれていましたが、その他はバイキング方式です。

驚いたことは飲み放題のアルコールやソフトドリンクなどの種類が豊富だったこと。

カクテルなども自分で作れるようになっていました。

 

メインの和牛ステーキは最初に小さめの2枚のお肉を出してくれて、それを食べ終わるころを見計らって次のステーキの準備してくれます。

とても柔らかいお肉でした。

おかわりするたびに、ステーキソース、ワサビ、ニンニク、和風などとソースを変えてくれるのです。

お肉も柔らかくておいしいのでいくらでも食べられると思っていましたが・・・無理でした。

3皿でギブアップしてしまいました。

食べ放題でもオージー牛の方だったらもう少し多く食べられたのかもしれません。

お酒、ステーキの好きな人だったらきっと大満足でしょう。

朝食も和・洋のバイキングでした。

料理の数はそれほど多くはなかったのですが、その中に”合歓林カレー”がありました。

朝からカレー? ところがそれが絶品だったのです。

合歓林カレーはこのペンションのウリのようで、とても評判が良いらしいです。

 


 

 急に決めた宿でしたが、とても素敵なところで本当に良かったと思っています。

温泉もあって料理もおいしくて、オーナーさんはじめスタッフの皆さんがとても優しく接してくれ、何といってもリーズナブルなこと。

コスパ最高のお勧めできるペンションです。

 

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イソギク(磯菊)

2024-12-01 07:00:00 | 植物

寒くなってきて、見かける花も少なくなってきました。

それでもキク(菊)の花は色も形もさまざまにあちこちで咲いています。

一般的に栽培されているキクのことをイエギク(家菊)と呼ぶようです。

キクは日本のものだと思っていましたが、実はイエギクは中国が原産地なのです。

日本には奈良時代ごろに渡来してきて、江戸時代になってから観賞用に多くの品種が作り出されたようなのです。

 

それじゃ日本にはキクがなかったかというと、そうでもなくて日本にも自生するキクはあったのです。

それが野菊なのです。

昔から日本には多くの野菊は自生していたのですが、栽培されているキクはありませんでした。

野菊は、菊科の植物の中でも特に野生種やその近縁種のことなのですが、ヨメナ、シラヤマギク、ノコンギク、イソギクなどがあります。

 


 イソギク(磯菊) 

 

イソギクは花の形や色が他の野菊に似ているため、広い意味で野菊の一種と考えられています。

日本原産の菊科の植物です。

海辺の荒れた斜面などに分布するため、イソギク(磯菊)と名付けられました。

11~12月ごろ茎の先端に花弁のない小さな花を多数咲かせますが、舌状花が退化し、黄色い筒状花だけなのです。

葉は長さ4~8センチ、幅2センチ前後の長い楕円形。

葉の上半分にのみ浅い切れ込みが入り、裏面には銀白色の毛が密生しています。

その毛が葉の表側まで回って見えるので、一見すると葉に白い縁取りがあるように見えます。

 


 

学名:Chrysanthemum pacificum

英名:Ajania

別名:イワギク(岩菊)、シモカツギ

科名・属名:キク科 キク属

原産国:日本

 


 ウォーキング中に見つけたイソギクに似て、舌状花のある品種 

イソギクとイエギクを交配させた品種です。

舌状花が白色のものはハナイソギク、黄色のものはサトイソギク、赤色のものはアカバナイソギクまたはアカバナハナイソギクと、呼び分けているようです。

 

[ハナイソギク(花磯菊)]

筒状花の周辺に白い舌状花がついています。

 

[サトイソギク(里磯菊)]

筒状花の周辺に黄色い舌状花がついています。

 

[アカバナイソギク]

筒状花の周辺に赤い舌状花がついています。

 

 

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カリン(花梨)

2024-11-29 07:00:00 | 植物

ウォーキングコース途中には大きな「カリン(花梨)」の木があります。

ちょうど今、その木にはたわわに黄色い実が生っています。

これだけあると、その下を通った時にはほのかにいい香りが漂ってきます。

でも、いい香りがしてもその実には石細胞が多く含まれているらしく、硬くて生では食べられないようなのです。

ちょっと残念ですね。

 

 

カリンは中国原産の木で、春に花が咲き、その後に香りのよい実を結びます。

花の形は梨やリンゴなど、バラ科の木の花と似ています。

でも、それらのほとんどの花の色が白なのに対して、カリンの花はピンクなのです。

だから目を引くし、とっても可愛いのです。

 

[4月に咲いていた花]

 

カリンの木には実や花がなくとも、分かりやすい特徴があります。

それが生長した木の幹です。

成長すると樹皮の一部が剥がれるので、サルスベリのように木肌がなめらかになって、まだら模様になるので、すぐに分かります。

 

 

黄色くて楕円形をした大きなカリンの実の表面は少しベタベタしています。

カリンのエキスが染出しているのでしょう。

このエキスが喉に良いらしく、昔から砂糖漬けやはちみつ漬け、のど飴などの原料として利用されています。

 

 


 

学名:Chaenomeles sinensis

英名:Chinese Quince

別名:カラナシ(唐梨)、アンランジュ

科名・属名 :バラ科 カリン属

原産地:中国

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ヘチマ(糸瓜)

2024-11-27 07:00:00 | 植物

ちょっと季節外れかとも思ったのですが、「ヘチマ(糸瓜)」のグリーンカーテンを見つけました。

葉が青々と繁り、花も小さな実もたくさんついていました。

 

 ヘチマ

ウリ科・ヘチマ属に分類されるツル性の一年草で、江戸時代に日本に渡ってきたとされています。

生長するとツルを伸ばし、手のひらのように深く裂けた形の葉を互い違いに生やします。

花は黄色く、直径5~10cmほどで5枚花弁です。

一つの株に雄花と雌花両方が咲き、結実可能です。

雌花の基部には実になる部分がついていて、膨らんでいるのが特徴です。

秋には長さ30~60cmほどの円柱形の実が付きます。

若い実は食用とされ、完熟した実の網目状の繊維は、たわしや浴用スポンジとして利用されたりします。(Green Snap)

 

[雌花]

 

[雄花]

 

開いているのはほとんどが雄花で、雌花は萎んでしまって、小さな実に変わっていました。

雌花の方が早く終わってしまうようですね。

名前の由来が面白いのです。

和名の『イトウリ』がやがて『トウリ』と転訛し、いろは歌の中で『ト』は”へ”と”チ”の間に位置するから---ヘチ間→ヘチマとなったようです。

 


 

学名: Luffa cylindrica L.

英名:Luffa、 Loofah、 Loofa

別名:イトウリ

科名・属名: ウリ科 ヘチマ属

原産地: インド

 

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