日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ギョリュウバイ(魚柳梅/御柳梅)

2022-12-29 07:00:00 | 植物

「ギョリュウバイ」が咲いていた。

寒空の中、ひときわ赤く目立っていた。

 

 

葉の形がギョリュウ(御柳)の細長い葉に、花がウメに似ているからと付けられた名前らしいが、どうなんだろう?

あまり似ていない気もするが・・・

ちなみにギョリュウの葉は

↓ ↓ ↓

 

ギョリュウバイはオーストラリア、ニュージーランド原産で、別名ではマヌカと呼ばれている。

この花の原種とセイヨウミツバチから採取された蜂蜜がマヌカハニーとして有名になっている。

でも、マヌカの原種は一重の白花で、ニュージーランドの一部にしか自生していないらしい。

 

 


 

学名:Leptospermum scoparium

英名:Manuka、Tea tree

別名:レプトスペルマム、ネズモドキ、マヌカ

科名・属名:フトモモ科 ネズモドキ属

原産地:ニュージーランド、オーストラリア

 


 

今年もこの拙いブログにご訪問くださりありがとうございました。

2022年の最後の記事となります。

また来年もこのブログをできる限り更新していきたいと思っておりますので、これに懲りずにお付き合いくださるよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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キカラスウリ(黄烏瓜)

2022-12-27 07:00:00 | 植物

ウォーキング中、ネットフェンスに何やらぶら下がっているものを見つけた。

カラスウリに似ているけど、それよりも少し大きくて黄色のもの。

葉っぱは全部枯れていて、ただ実だけが連なっていた。

 

 

近くには緑色をした実もあった。

 

調べたら、これは「キカラスウリ(黄烏瓜)」となっていた。

カラスウリに似て黄色いから、この名前がついたのだとか。

今まで見たことがなかったけれど、このキカラスウリは全国的に普通に見られるものらしく、冬になると地上部は枯れてしまっても毎年同じ場所に茂っているようだ。

花も葉もカラスウリによく似ていて、違いがあまりないらしい。

花については、カラスウリと同じく7月〜9月ごろに咲き、全体の様子はカラスウリの方が花弁の先の糸状のものが長くて繊細。

そして、両方とも夜間に咲いて朝にしぼんでしまうことも同じ、ただキカラスウリの方がしぼむ時間が遅く、夜が明けてから長い時間見ることができるらしい。

葉についてはキカラスウリは無毛、濃緑色で光沢があって、葉脈がはっきり見える場合もあるとなっていた。

 

今までカラスウリの仲間については本来のオレンジ色のものと、小さなオキナワスズメウリくらいしか知らなかった。

だからまだ実ができてなく、葉っぱだけの時に見かけたものはすべてカラスウリだとばかり思い込んでいた。

実際にはキカラスウリもあったのに気づかなかっただけなのかもしれない。

だから来年、葉が茂っている時にまた同じ場所に来て、確かめてみようと思う。

 


 

学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica

英名:Chinese snake gourd, Chinese cucumber

別名:マサキノカズラ(柾真正葛、真拆蔓)

科名・属名:ウリ科 カラスウリ属

原産地:日本

 

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ビワ(枇杷)

2022-12-25 07:00:00 | 植物

「ビワ(枇杷)」の白い花を見つけました。

ビワは冬の寒さにも負けず、小さな花を次々と咲かせていました。

 

ビワって意外と身近にあるのに、今まであまり花を意識した事がなかったんです。

花が小さくて、全体が綿毛に覆われているため見えないからなのか、開花していてもなかなか気が付かないんですよね。

遠目に見ると木に茶色い塊があるのが分かるけれど、まさかその中に花があるとは思えないんです。

 

でもよく見ると、茶色い綿毛の毛布を脱ぎ捨てて、この寒空の中に今にも咲き出したいと思っているようなのです。

その頑張っている様子は応援したくなりますね。

 

おしくらまんじゅうをしているように、我先にと開きたがっているようにも見えますね。

ビワはとっても花付きが良いらしく、1つの花房に10~20個の蕾をつけるようです。

そうすると1本の枝、1本の木となるとものすごい数の実ができることになりますね(゚ロ゚)

そういえば、植えっぱなしになっている木にいっぱい小さな実が生っているのをよく見たことがあります。

 

花を拡大するとバラ科だと分かりますね。

 

この花房は花が終わってしまったのでしょうか?

 

冬に開花するビワはどのようにして授粉するのか不思議でした。

何もわざわざ虫がいなくなる冬に咲く意味があるのかしら?、などとと思っていました。

そうしたら、全く逆でした。

冬でも活動する虫は存在しているので、他の花が少ない冬に開花することで、こうした虫たちを独り占めにしているようなのです。

実の生る一般的な植物とは違って、ちょっと変わっていますね。

 


 

学名: Eriobotrya japonica

英名: (Japanese)Loquat

別名:ヒワ、蘆橘(ろきつ)

科名・属名:バラ科 ビワ属

原産地:中国南西部

 

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バンクシア・スピヌロサ

2022-12-23 07:00:00 | 植物

珍しい花を見つけた。

ウォーキング途中、中古車販売会社の店先にあった植え込みの中にハイマツのような木が広がっていて、その中にオレンジ色の花が咲いていた。

 

 

これは「バンクシア・スピヌロサ」と呼ばれている、オーストラリア原産のもの。

バンクシアの仲間は80種類ほどあるらしいが、その中の一つで、黄金色に赤いシベのブラシ状の花と、松に似た細い繊細な葉が特徴になっている。

別名ではヘアピン・バンクシアと言われている。

どういう訳か、この辺りの自治体はオーストラリアの各都市と姉妹都市になっているところが多く、そのためなのかオーストラリア原産の植物をあちこちで見かけることが多い。

元々このヘアピンは生産量が少ないため、手に入れるのも難しいと聞いていたのに、何と! それが大通りに面した場所に何気なく植えられているのだから、びっくりすると同時に盗まれないのかな? などと余計な心配をしてしまった。

まぁ、植物に興味のない人は気が付かないかもしれないけど・・・

 

花期は11月~12月、でも花が咲いていたのは1つだけで、その奥には既に枯れてしまったのか、タワシを長くしたようなものが残っていた。

 

[花の拡大]

 

[葉の様子]

 

色々と調べてみると、バンクシア・スピヌロサは樹高が3mにもなる木のようだ。

ところが現在では、もっと使いやすいように、樹高が低い矮性種が生み出されたようで、それが「バンクシア・スピヌロサ・バースデーキャンドル」という名前で流通しているらしい。

今回見つけた花も、木全体が這うような感じだったので、「バンクシア・スピヌロサ」には違いないが、もしかしたら矮性種の方の「バースデーキャンドル」なのかもしれないと思った。


 

学名:Banksia spinulosa

英名:Hairpin banksia

別名:ヘアピン・バンクシア

科名・属名:ヤマモガシ科 バンクシア属

原産地:オーストラリア

 

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タマサンゴ(玉珊瑚)

2022-12-21 07:00:00 | 植物

11月の初め頃、道路の隅にある電柱の陰にナスに似たような白い花と緑色の実が生っている小さな木を見つけた。

実はミニトマトのような形で、全体がピーマンやトウガラシのようにも思える木だった。

調べてみたらこれは「タマサンゴ(玉珊瑚)」という園芸植物だと分かった。

 

 

近所の家から抜け出してきたのか、縁石の隙間からたった1本だけ出ていた。

このタマサンゴのプチトマトのようなかわいらしい実は緑色から、黄色、橙色、赤色と変化するようなので、その場所を通るのを楽しみにしていた。

ところがある日、その「タマサンゴ」が跡形もなく消えていた。

きっと雑草として抜かれてしまったのだと思う。

実が赤くなるのを待っていたのに、見られずにがっかりしていた。

その後、12月半ばにその近くの家の庭先に何やら赤い実が生っているのが目に入った。

あっ、「タマサンゴだ。」、そう思って近づいてみた。

 

 

11月に見た「タマサンゴ」はきっとこの家のものが逃げ出したのだろう。

だとするとあの時のものはこの木の子ども? と勝手に思い込んだ。

しかも、親の方は既に赤い実、黄色い実になっていたのだ。

たったこれだけのこと、他人から見たらどうでもよいようなことでも、すごく嬉しかった。

 

「タマサンゴ」は南アメリカ原産で、観賞用として明治時代中期に渡来した。

実生によって増え、高さは30~50cmほどになる。

別名で「フユサンゴ(冬珊瑚)」、「リュウノタマ(竜の玉)」などとも呼ばれている。

花が咲いた後には赤色、オレンジ色の光沢のある、きれいな実を付ける。

タマサンゴは鉢植えや観賞用以外にも、漢方薬としても利用されている。

その一方で、多くのナス科の植物と同じように、有毒物質のソラニンを含んでいるので食用には適さない。

 



学名:Solanum pseudocapsicum

英名:Jerusalem cherry

別名:フユサンゴ(冬珊瑚)、 リュウノタマ(龍の珠)、 エルサレム・チェリー

科名・属名:ナス科 ナス属

原産地:南米

 

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