コスモスは本来「短日植物」で、日の光が減ったことを感じ取って花が咲く。
だから、かつては夏に種まきして秋に花を楽しんだ。
風情のある和名の「秋桜」はここから来たのだと思う。
ところが最近では日の長さに関係なく咲く早生の品種が多くなってしまったので、夏ごろからずっと花が咲いているのをよく見かける。
[コスモスには青空が似合う]
コスモスと言えば誰でも思い浮かべることができる花。
それだけ身近な花なのかもしれない。
土地がやせていても育ち、栽培しやすいのか、「景観植物」としてコスモスを植え、町興しをしている市町村が多く存在することも分かる様な気がする。
外来の花なのにこういった日本の風景にも良くなじんでいる。
学名:Cosmos bipinnatus
- 英名:Cosmos
- 和名:秋桜
- 科名・属名:キク科 コスモス属
- 原産地:メキシコ
コスモスの和名は「秋桜」であって、これはそのまま「あきざくら」と読んでいたが、昭和時代に「さだまさし」が作曲した歌「秋桜」が大ヒットした後、それまでになかった読み方の「コスモス」が広まるようになったらしい。
花ではなく、「歌」の方の「秋桜」の思い出がある。
ある時、YouTubeでクラシックギターソロで「秋桜」を演奏している人のチャンネルを見つけた。
その演奏が本当に素晴らしく、感動ものだった。
そのページのコメント欄には楽譜が欲しいというものが多かったが、その人の音楽はすべて耳コピしたもので楽譜はないとのこと。
そこでまた感心してしまい、何を血迷ったか、自分もあのような曲を弾きたいと思ってしまった。
同じようなアレンジの楽譜を探し回り、やっとそれに近いものを手に入れることができた。
そして少しでも聴いた音楽に近づきたいと思って練習したけれど、やっぱり無理、とても真似できるものではなかった。
今、その楽譜はどこかにしまい込んである。