日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

飯坂温泉 伊勢屋

2020-05-31 07:00:00 | 温泉・宿

[福島交通 飯坂電車]

 

[飯坂電車 車内]

 

福島駅から飯坂電車で20分のところにある飯坂温泉。

そこにある伊勢屋は数年前に旅館としての長い歴史を閉じたが、再び新たなスタートを切った。

今度は「大人の温泉旅館」ということで、旅館としてのサービスを省き、素泊まりと日帰り入浴を原則とするリーズナブルな宿に変わった。

営業方針を変えたのだが、建物は以前のままを使用している。

 


広い敷地に立派な建物が建っていた。

今まで通り建物なので外見は古く感じるが、中はきれいに掃除されていた。

通された部屋は8畳でトイレと洗面台が付いていた。

和風のビジネスホテルと思えば良く、不自由はなかった。

 

食事は有名な円盤餃子のお店「照井」が近くにあったので、そこで済ませた。

このお店は福島駅にも出店しているが、いつも混んでいたり、時間が合わなかったりして諦めていたのだが、宿の近くに本店あるとはラッキーだった。

 


お風呂は男女別に内湯の大浴場があり、24時間入れ、広くてゆったりとしていた。

お湯は少し熱めだったが、肌がつるつるになるような泉質だった。

 

[内湯]

 

何よりも気に入ったのが露天風呂。

時間で男女入れ替え制になっていた。

専用玄関から出て庭園に行ったところにあるのだが、湯船が庭園の池のようだった。

湯船の脇には簡単な打たせ湯のような設備があり、ホースからお少しずつお湯が出ていた。

お湯の温度が高いのでちょっとずつ出しているのだと思う。

この温泉が素晴らしく、適温だし肌がしっとりするような感じがして、いつまでも入っていたいような気がする温泉だった。

 

[露天風呂への通路]

 

[露天風呂]

 

たまたま福島市内から来ていた人と一緒になったが、福島には他にもたくさん温泉があるが、特にこのお湯が好きで、時間ができたら来ると言っていた。

 

 

飯坂温泉は大型の宿があったり、団体旅行などの宴会をする温泉と言ったイメージがあったが、今回行ってみてそのイメージが全く違っていた。

かつてのそのような温泉地は寂れてしまったところもある。

でもここは街の中に見どころも多く、歩いてみたところ良く整備されていて落ち着いた雰囲気になっていた。

 

廃れたような宿もなく、新しい時代の温泉街として生まれ変わった成功例だと思う。

 

[給湯塔]

 

[鯖湖神社]

 

 

 

 

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那須のシロヤシオ

2020-05-30 07:00:00 | 国内旅行

那須マウントジーンズスキー場でゴンドラに乗り山頂駅を降りると一帯は「シロヤシオ」の世界となる。

付近には1周1時間くらいの遊歩道が整備されているので、のんびりと鳥の声に耳を傾け、自然を感じながら歩くと最高に気持ちがよい。

シロヤシオは枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名として「ゴヨウツツジ」と呼ばれている。

 

 

 

 

[葉は5枚]

 


この季節はどこに行っても植え込みなどにツツジが見られるが、ピンクや紫など鮮やかなものが多い。

それに比べてシロヤシオは大きな木に一面に咲いていても花が白く、葉の陰に咲いているのでひっそりとした雰囲気がある。

 

 

[足下に咲いていたマイヅルソウ]

 

 

 


シロヤシオ

岩手県以南の太平洋側に多く、主に岩場などに生える落葉低木。

高さ4~6mになる。

直径3~4㎝の大きさの白色の花は葉と同時に咲き始め、やや下向きに開く。

葉は5枚が輪生する。

 

 

 

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仙酔峡

2020-05-29 07:00:00 | 国内旅行

「仙人が花に酔ってしまうほど美しい峡谷」ということからその名が付いたとされる仙酔峡は、阿蘇中岳と高岳の北側の麓に位置している。

初夏には溶岩むき出しの谷に自生するピンクのミヤマキリシマが花を咲かせ、その数は5万本にもなる。

この谷は阿蘇山の爆発時に溶岩流が造り出したものだと言われていて、遊歩道も整備されて、中岳火口の険しい岩場を眺めながらのハイキングも楽しめる。

 

ある年の5月26日の様子、天気がイマイチだった、青空に映えるミヤマキリシマが見たかったのに。

それでも花は満開になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

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ハルジオンとヒメジョオン

2020-05-28 07:00:00 | 植物

今までずっと同じだと思っていた花にハルジオンとヒメジョオンがある。

 

ところが数日前、散歩中にハルジオンがたくさん咲いていた中に背が高く黄緑色ですくっと立ってっているものが数株あった。

若々しい株で、ハルジオンと同じような花が咲いていて、蕾の方が多かった。

ハルジオンの多くはもうくたびれたような感じになっていたので、これは何なのかと思い、調べてみたらどうもこれはヒメジョオンらしい。

2種類の株を切って持ち帰り、もっと詳しく調べてみた。

 

 

両方とも外来種で、咲く時期はハルジオンが4月~6月、ヒメジョオンが5月~8月。

ということは5月末の現在ではヒメジョオンも咲いていることになる。

両方ともが見られるので、ややこしいが、今までは1種類しか見られなかったので、こうして2種類になったことで比較することができて良かった。

 

調べた結果を書くと、最初に名前のこと。

 

ハルジオンの呼び方はハルジオン? ハルジョオン?

正しくはハルジオン、漢字で書くと良く分かる。

ハルジオン---春紫苑(春に咲く紫苑の仲間)

さだまさしの歌に「春女苑」というのがあるが、間違いなのかも。

 

ヒメジョオンの呼び方はヒメジョオン? ヒメジオン?

正しくはヒメジョオン、こちらも漢字は、

ヒメジョオン---姫如苑(小さい中国の野草)

シオンに似ていて、全体に小さく優しい感じがするヒメシオンと言う花は別にあるので、ヒメジョオンになったという説がある。

 

 

次に見分け方を書くと

① 茎を切ってみて、中が空洞ならばハルジオン、白く詰まっていればヒメジョオン

 

右がハルジオン(空洞)、左がヒメジョオン(白)。

触ってみるとハルジオンの方が空洞のためか柔らかく、ヒメジョオンの方がやや堅い。

 

 

② 花と蕾

ハルジオンの舌状花冠(花びらのようなもの)の色はピンクがかって、細くて数が多く、蕾は下向き。

 

[ハルジオン]

 

 

ヒメジョオンの舌状花冠は少し幅があり、数が少なく、蕾は上を向いている。

 

[ヒメジョオン]

 

この見分け方は両方ともを見比べないと良く分からないし、ハルジオンも白い花があったりするから混同するときもある。

 

 

 

② 葉の付き方


ハルジオン---茎を包んでいるように付いている。

 

 

 

ヒメジョオン---柄らしきものはないが、茎から直接出ていて、茎を包んでいない。

 

 

この区別の仕方が一番分かりやすいと思う。

 

 

こうしてみると、普段何気なく見ている物も間違ったまま思い込んでいることが多くあるのかもしれない。

ちょっと疑問を感じたら調べてみることが必要だと分かった。

 

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くしろ湿原ノロッコ号

2020-05-27 07:00:00 | 国内旅行

ノロッコ号は、JR北海道により運転されるトロッコ列車で、 「くしろ湿原ノロッコ号」、「流氷ノロッコ号」、「富良野・美瑛ノロッコ号」、「増毛ノロッコ号」がある。

そのうちの「くしろ湿原ノロッコ号」に乗ってみた。

「くしろ湿原ノロッコ号」は、春から秋にかけて釧網本線の釧路駅から塘路駅の間の30kmあまりを1時間弱で走行する。

釧路川沿いをゆっくり走るので釧路湿原の大自然をじっくりと堪能することができる。

全席指定で、他の観光列車同様に窓が大きくなっていて、車内販売カウンターなども設置されていたり、乗車記念証を発行してくれたりする。

 

[ノロッコ号]

 

釧路駅から乗り、雄大な湿原の中をずっと走り、塘路までの間に3つの駅に停車した。

湿原の中にある釧路湿原駅はログハウス調の無人駅となっていた。

この駅はタンチョウが羽ばたく姿をイメージしているらしい。

各駅には数分停車するが、途中下車もできる。

例えば釧路湿原駅の近くには「細岡展望台」があり、この展望台は遠くにそびえる雌阿寒岳、雄阿寒岳が同時に望めるビュースポットとなっていて、湿原の展望台の中で最も人気のある場所。

次の細岡駅は釧路湿原の人気アクティビティのカヌー下りができる場所になっているので、これらの駅で降りて塘路方面から来るノロッコ号に乗って戻ることができる。

 

[湿原と釧路川]

 

車窓左はずっと釧路川と湿原が続き、時々カヌーに乗っている人も見えた。

右側の土手沿いには「エンレイソウ」など、春の花がたくさん見られた。

 

 

今回は途中下車せずに塘路まで行った。

駅周辺には「ソフトクリーム」や「いもだんご」などご当地グルメのお店が出ていた。

戻る列車までには30分ほどあったので、それらを食べたり付近を散策したりして時間を過ごした。

 

[塘路駅に停車中のノロッコ号]

 

[塘路駅の近くに咲いていたオオバナノエンレイソウ]

 

 

以前に釧路湿原の中を車で走ったことがある。

車で走行中は目の高さの湿原しか見ることができなくて、全体を見るには展望台まで行くしかなかった。

でも列車だと釧路川の流れや湿原のスケールの大きさを車窓から見られ、違った視点で湿原を堪能できたので良かったと思う。

 

 

 

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