出歩くのもおっくうになってしまうくらい暑かった夏でしたが、そろそろ落ち着いてきた気配がみられるようになったので、動き始めました。
少しでも涼しさを先取りしようと思い、行き先は『那須』に決めました。
那須に着き、湯本くらいまではまだ暑かったけれど、それから先、山に登るにつれて涼しさを感じられるようになってきました。
今回の宿は『休暇村那須』。
宿は山の方、那須ロープウェイに近い場所にあったため、そこに行くまでの途中にある場所に寄りながら、山を登っていきました。
最初に寄った場所は『殺生石』です。
ここは、「九尾の狐」伝説があるところ。
狐が化身したといれる大きな岩がごろごろしていて、辺り一帯は硫黄の臭いがプンプンしている場所です。
火山特有の殺伐とした風景、何となく恐ろしさを感じさせる雰囲気です。
[湯ノ花の採取場]
九尾伝説の殺生石ですが、令和になってから真っ二つに割れてしまいました。
その原因は石のひびに入り込んだ水分が凍結して膨張してしまって割れたということなのですが、不思議ですね。
今までずっと長い間そのようなことはなかったのに、ちょっと縁起が悪いような・・・
しめ縄もぶら下がったままでした。
[殺生石手前にあるお地蔵様]
殺生石から脇の道は『那須温泉神社』に通じているので、参拝することにしました。
温泉神社は「ゆぜんじんじゃ」と読みます。
この神社は那須与一も参拝したと言われている神社です。
境内はとても広くて立派な神社でした。
隣にある殺生石からの硫黄の臭いがたちこめている中、参拝しました。
[御神木のミズナラ]
温泉神社の次は『八幡ツツジ群落』の遊歩道を歩きました。
ここは時期になるとヤマツツジ、レンゲツツジなど20万本のツツジの群生が見られる、那須高原でも有名な場所です。
途中には『つつじ吊り橋』もありました。
[木道]
[つつじ吊り橋]
[つつじ群生地]
熊が出没するらしく、注意喚起がありました。
歩いている人は全員が熊よけのスズを持っていました。
少し歩いて汗をかいた後は宿に直行しました。
『八幡つつじ園地』に咲いていた花など。
この時期は花は少ないのですが、それでもチラホラと花や実が目に留まりました。
コマツナギ
キンミズヒキ
ゲンノショウコ
ノコンギク?
クサコアカソ
オオカメノキ(ムシカリ)の実
クロヅルの実