日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

那須へ①

2024-09-16 07:00:00 | 国内旅行

出歩くのもおっくうになってしまうくらい暑かった夏でしたが、そろそろ落ち着いてきた気配がみられるようになったので、動き始めました。

少しでも涼しさを先取りしようと思い、行き先は『那須』に決めました。

 

那須に着き、湯本くらいまではまだ暑かったけれど、それから先、山に登るにつれて涼しさを感じられるようになってきました。

今回の宿は『休暇村那須』。

宿は山の方、那須ロープウェイに近い場所にあったため、そこに行くまでの途中にある場所に寄りながら、山を登っていきました。

 

最初に寄った場所は『殺生石』です。

ここは、「九尾の狐」伝説があるところ。

狐が化身したといれる大きな岩がごろごろしていて、辺り一帯は硫黄の臭いがプンプンしている場所です。

火山特有の殺伐とした風景、何となく恐ろしさを感じさせる雰囲気です。

[湯ノ花の採取場]

 

九尾伝説の殺生石ですが、令和になってから真っ二つに割れてしまいました。

その原因は石のひびに入り込んだ水分が凍結して膨張してしまって割れたということなのですが、不思議ですね。

今までずっと長い間そのようなことはなかったのに、ちょっと縁起が悪いような・・・

しめ縄もぶら下がったままでした。

 

 

[殺生石手前にあるお地蔵様]

 

殺生石から脇の道は『那須温泉神社』に通じているので、参拝することにしました。

温泉神社は「ゆぜんじんじゃ」と読みます。

この神社は那須与一も参拝したと言われている神社です。

境内はとても広くて立派な神社でした。

隣にある殺生石からの硫黄の臭いがたちこめている中、参拝しました。

 

[御神木のミズナラ]

 

温泉神社の次は『八幡ツツジ群落』の遊歩道を歩きました。

ここは時期になるとヤマツツジ、レンゲツツジなど20万本のツツジの群生が見られる、那須高原でも有名な場所です。

途中には『つつじ吊り橋』もありました。

[木道]

 

[つつじ吊り橋]

 

[つつじ群生地]

熊が出没するらしく、注意喚起がありました。

歩いている人は全員が熊よけのスズを持っていました。

 

少し歩いて汗をかいた後は宿に直行しました。

 


『八幡つつじ園地』に咲いていた花など。

この時期は花は少ないのですが、それでもチラホラと花や実が目に留まりました。

コマツナギ

 

キンミズヒキ

 

ゲンノショウコ

 

ノコンギク?

 

クサコアカソ

 

オオカメノキ(ムシカリ)の実

 

クロヅルの実

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎~熊本へ⑤---最終日

2024-04-27 07:00:00 | 国内旅行

九州旅行3日目、最終日です。

朝から温泉に入ったりで、「花富亭」をゆっくりとチェックアウトしてから、近くにある『あんずの丘』へ寄ってみました。

『あんずの丘』は、特産品の物産館や農産物直売所、各種体験施設、芝生の公園などがある、山鹿市の観光施設になっています。

そこで栗に関するお菓子を買うつもりでした。

実は、山鹿市は西日本一の「山鹿和栗」の生産地なのです。

今は栗の季節ではないのですが、和菓子、洋菓子など栗のスイーツもたくさん売っていたので、いくつかのお菓子をゲットできました。

 

3日目はあんずの丘以外には何も予定を立てていなかったのですが、まだ帰りの飛行機までの時間があったので、ちょっと遠回りをして小国町にある『鍋ヶ滝』を見学しに行ってきました。

鍋ヶ滝は落差10m、幅20mと水のカーテンのように横に広がった滝です。

約9万年前の阿蘇山の噴火時にできたとされていて、TVでお茶のCMのロケ地になったということで、知られている滝です。

滝の裏側からも見られる、裏見の滝となっています。

人気の観光スポットとなっているため、普段は予約が必要らしいのですが、この日は平日だったためか、ほとんど人がいなく、ゆっくりと見ることができました。

水量が多く、スケールも大きくて素晴らしい滝でした。

マイナスイオンを全身に浴びてきました。

 

この後は空港へ直行し、長崎から熊本へ、温泉と美味しいものを食べるのが目的の旅は終了しました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎~熊本へ④---菊鹿温泉「花富亭」

2024-04-26 07:00:00 | 国内旅行

菊鹿温泉は山鹿市の東部にあり、この場所には1300年ほど前から温泉が湧いていたようです。

かつては合瀬川温泉と呼ばれていたようですが、現在は菊鹿温泉という名前です。

温泉街など賑やかな場所はありませんが、田園風景が広がる里山の中に4軒の宿があります。

2日目の宿は「花富亭(かふうてい)」を選びました。

 

花富亭はどっしりとした和風の落ち着いた宿でした。

着いてすぐにお抹茶と和菓子をいただきながらチェックインしました。

ロビーはとても広く、奥には夕食後のラウンジに変わるバーカウンター、そこから続く中庭には足湯もありました。

 

[ロビーのバーカウンターから見える、中庭の足湯]

 

ロビーに飾ってあった『山鹿灯籠』、紙で出来ていて、びっくり!

お祭りの時はこれを頭に乗せて舞うのですから、軽くなくちゃダメですものね。

 

一息ついたらお風呂です。

お風呂は内湯と露天風呂、サウナもありました。

広くて天井の高い内湯、浴槽は2つあり、お湯が溢れ出ていました。

 

露天風呂は里山の風景を見ながら入りました。

隅に設置されているサウナにも入ったりして、長湯してしまいした。

『化粧の湯』として知られているとおり、トロトロでしっとりとした温泉、分析書ではpH値は9.54、アルカリ性単純弱放射能温泉となっていました。

トロトロ、ヌルヌルの温泉って最高!

 

お風呂のある棟にもラウンジがあり、風呂上がりのビール、ヤクルトなどが用意されていました。

無料のマッサージチェアーもあって、本当に至れり尽くせりでした。

 

さて、食事です。

地元の季節の食材を使った、創作会席でした。

山鹿和牛、馬刺し、筍、ヤマメの塩焼きなどがとてもきれいに盛り付けられていて、特に霜降り馬刺しが絶品でした。

お造りも蓋を開けるとドライアイスの煙が出る演出になっていて、目を楽しませてくれました。

 

「何もないが、それが良い」という宿のコンセプトどおり、のどかな里山で、ただゆっくり、ノンビリとした時間を過ごせました。

それに加えて、何よりもトロトロの温泉がとっても気に入った宿でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎~熊本へ③---山鹿

2024-04-25 07:00:00 | 国内旅行

九州旅行2日目、この日の旅程は、島原港からフェリーで熊本港に渡り、ドライブしながら山鹿で立ち寄り湯、その後は菊鹿温泉の宿「花富亭」となっていました。

朝、あいにく小雨になってしまいました。

宿の人から「雲仙は霧が出ているかもしれない」と言われたので、前日とは違う道路を選んで島原港まで行きました。

到着時間は山を通った時と時間的にはさほど差がなかったようでした。

島原港から熊本港までは「熊本フェリー」と「九商フェリー」の2社のフェリーが出ています。

熊本フェリーは高速船の「オーシャンアロー」、熊本港には30分で着きます。

一方、九商フェリーはのんびりと1時間の船旅です。

島原港に着いた時、九商フェリーが出港間近でしたので、こちらを選びました。

 


島原湾をフェリーで1時間、無事に熊本港に着いた後は熊本市内を通って山鹿までドライブでした。

途中にあった道の駅には必ず寄り、さまざまな情報を仕入れたりしながら・・・

驚いたのが「道の駅 すいかの里 植木 」でした。

お店には少し小さ目の「スイカ」がたくさん並び、お客さんは皆、手に取っていたのです。

スイカって夏のものだとばかり思っていたから、ちょっとびっくり(゚д゚)

熊本・植木がスイカの産地として有名なのは知っていましたが、何と「春スイカ」というものがあり、3月から出回っているそうです。

だから今が最盛期だとのこと。

途中、昼食を取ったりしながら、約2時間ほどで山鹿に着きました。

すでに午後2時を回っていたので立ち寄り湯の「さくら湯」に直行です。

「さくら湯」は細川藩初代藩主が気に入って御茶屋を造ったとされ、その後は市民温泉となったり、取り壊されたりして、紆余曲折があったのですが、2012年に九州最大級の木造温泉として再建されたようです。

 

道後温泉を思わせるような造りの「さくら湯」。

内部は木を多用してあり、昔風の宣伝ポスターなどがあったりして、レトロ感満載です。

浴室の天井は高く、大きめな四角形の浴槽がドーンと陣取っていました。

お湯は無味無臭、ややぬるめだったのですが、手触りはとろとろ、ヌルヌルといった感じで、肌がツルツル・スベスベになるのが分かりました。

それもそのはず、温泉分析書によると、何と「pH値9.62」のアルカリ性単純温泉となっていました。

飲泉もできるようで、浴室の上の部屋には飲泉所もありました。

 

隣の建物には細川のお殿様用の「龍の湯」がありました。

名前の由来は天井に龍の絵が描かれているからだとか。

昔の建物を可能な限り再現したようなのですが、残念ながらこのお風呂には入れなくて、見学だけでした。

大理石で造られたお風呂、もったいないほどお湯が溢れていました。

 

[天井に描かれた龍の絵]

 

浴室隣にある休憩用の部屋には「さくら湯」の歴史が描かれた紙芝居がありました。

 

「さくら湯」でゆっくりと時間をとったので、江戸時代の情緒の残る街並みや有名な芝居小屋「八千代座」などは車で通った程度で2日目の宿「花富亭」のある菊鹿温泉に向かいました。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎~熊本へ②---小浜温泉「伊勢屋」

2024-04-24 07:00:00 | 国内旅行

九州旅行の初日の宿は小浜温泉にある「伊勢屋」でした。

小浜(おばま)温泉は 雲仙岳の麓にあって、『海・夕焼け・温泉』をウリにした温泉です。

全国でも有数の高温度の温泉と豊富な湯量で知られています。

宿も多くあり、そのほとんどが橘湾に沿いにあるため、湾に沈む夕日が見られます。

伊勢屋もその中の一軒で、全室がオーシャンビュー、半露天風呂付の宿になっています。

 

[伊勢屋・玄関]

 

創業は江戸時代からのようなのですが、数年前にリニューアルしておしゃれで和モダンな建物になっていました。

部屋数は全部で24室、その割に館内は広くててゆったりとしていました。

[ロビーの様子]

 

通された部屋は4階、窓からは小浜温泉で有名な日本一の足湯が見え、その先には海が広がっていました。

そして、大きなお風呂も付いていました。

 

[部屋のお風呂]

せっかくなので、ちょうど夕日の時間にお風呂に入りました。

夕日を眺めながらの温泉は最高でした。

 

部屋のお風呂の後は大浴場にも入りました。

全体的に開放的な雰囲気のお風呂で、大きな湯船の内湯とそれに続く半露天、ここも大きく、壁際には1人用のお風呂が3つ。

高温で、ちょっとしょっぱい食塩泉でしたが、湯上がりの肌はすべすべになっていました。

 

内湯から半露天の方に出ると、壁一面に竹の枝がぶら下がっていました。

源泉は高温で105°もあるので、冷ますには竹の枝を伝って落とすのです。

竹製温泉冷却装置です。

同じような装置は別府の鉄輪温泉や奥会津の昭和温泉でも見たことがありました。

 

お待ちかねの夕食です。

料理は食事処で創作和食をいただきました。

前菜からデザートまで美味しいものを少ずつという感じで見た目もきれいで、おしゃれに工夫された料理でした。

女性にはちょうど良い量でしたが、たくさん食べる人にはちょっと物足りなかったかもしれません。

食材は地元のものを取り入れていました。

盛り付け方も器もとっても凝っていました。

 


早めに宿に着いたため、宿の付近を散策してみました。

[宿の部屋から見た風景---橘湾と日本一長い足湯(屋根のある場所から右)]

 

小浜温泉の源泉温度105°にちなんだ、105mの日本一長い足湯です。

腰掛け足湯、ウォーキング足湯、ペット足湯がありました。

 

海辺には蒸し釜のお店がたくさん並んでいました。

温泉の蒸気を利用して肉・魚・野菜などを蒸して食べることができます。

 

温泉街の入口には共同浴場も3軒ほどあり、その内の1つは海岸の露天風呂です。

そこは岸壁から下に降りた場所に湯船があり、夕日を眺めながら入浴ができるようです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする