日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

通潤橋

2020-04-30 07:00:00 | 国内旅行

 

熊本県山都町にある水路橋として日本で一番大きな橋。

対岸にある白糸台地は水の便が悪かったため、どうにかして水を送れないかと、対岸にある白糸台地に水を送るために江戸時代に造られたアーチ型の石橋。

橋の上部には通水管が3本通してある。

その通水管は、石をくりぬいて並べ、それらを漆喰で継いで造ってある。

そしてサイフォンの原理を応用して水をくみ上げ対岸に送水している。

時々放水するのは通水管に詰まった堆積物を取り除くために行なわれている。

毎週土日に観光放水が行われていたが、現在は震災後の工事中のため放水禁止・入場禁止となっているらしい。

 

その昔、この橋は教科書に載っていた。

一度は行ってみたいと思っていた。

単に田んぼの真ん中にある橋だと思っていたが、とんでもなかった。

ダイナミックで、重厚感があった。

また放水時の迫力もあり、その時は虹が架かっていた。

接着剤やゴムなどない時代に石と漆喰だけで水路を作り上げ、わずかな高低差の土地に水を送った技術は相当高度なものだと思う。

当時の職人さんの苦労が偲ばれる。

 

 

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メコン川クルーズ

2020-04-29 07:00:00 | 海外旅行

メコン川はチベットを源流としてミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアを通って4000キロメートル先のベトナム南部まで流れている。

クルーズの出発地点はベトナム南にあるミトーという街。

ミトーからはたくさんのメコン川クルーズ船が出ている。

1日クルーズ、数時間クルーズ、ジャングルクルーズなどがある。

それらはボートだったり屋形船のようなものもあった。

今回はその中でも一番大きなクルーズ船で、1泊2日でメコン川を往復して、途中の島に上陸したりするコースを選んだ。

 

[クルーズ船]

たくさんあるメコン川クルーズのコースの中では一応豪華船で、中はとてもきれいになっている。

 

フランス、イギリス、ドイツ、イスラエルの人たちなど、さまざまな国の人たちと一緒に乗船した。

部屋は個室でベッド、シャワー、トイレと簡単なものだったが、不便は感じなかった。

食事は全員が一緒に、デッキやレストラン風の部屋でとった。

ベトナムはもともとフランスの植民地であったため、テーブルセッティングがフランス風で、お皿、カトラリー、グラス類の配置やナプキンのたたみ方など、感心するほどくおしゃれだった。

 

[デッキでの食事]

デッキではビュッフェ方式になっていて、レストランではコース料理となっていた。

 

数時間のクルーズ後、船から10人くらいずつ小舟に乗り移り、途中の島に上陸した。

そこでは離れ小島に住んでいる人たちの暮らしの様子を見たり、お寺を参拝したりした。

 

 

[島の露天商]

 

[お寺]

 

島から戻り、再び船に乗って進んでいると、果物売りの小舟が寄ってきた。

いわゆる水上マーケットで、パイナップルを買ったらクルクルと上手に皮をむいて渡してくれた。

 

メコンデルタの住民は川とともに生活しているので、小舟が住居だったり、移動手段だったり、商売道具だったりと、生活のすべてが小舟によって成り立っていた。

またメコン川は泥の川のように見えたが、泥が絶えず巻き上がっているだけで、水はきれいで栄養豊富らしい。
そのためとても良い漁場であり、魚の養殖も盛んだとかで、絶えず漁師の小舟が行き交ったり、岸には養殖場があったりもした。

 

[船の家]

[川に浮かんだガソリンスタンド]

[果物運搬船]

 

たった2日間のクルーズだったが、メコンデルタの人々の暮らしが理解でき、日本では決して味わうことのできない異文化体験ができたと思う。

 

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エッグタルト(ナタ)

2020-04-28 07:00:00 | 食べ物

ポルトガル名物はナタ。

正式名は「パステル・デ・ナタ」で日本ではエッグタルトとして知られている。

リスボンのジェロニモス修道院が発祥といわれていて、ポルトガルのどこの街に行っても、カフェで朝食を頼むと必ずナタが付いてくる。

最初は朝食に甘い物、と思ったが意外とこれがおいしい。

 

朝食はほとんど毎日こんな感じのセットだった。

 

カフェなどには必ず置いてあり、店内で食べたりテイクアウトしたりしている。

お店によってサクサク感があったりしっとり感があったりして少し違うが、有名な店は行列ができるほど並んでいる。

 

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むつグランドホテル

2020-04-27 07:00:00 | 温泉・宿

むつグランドホテルは青森県むつ市にあり、この辺りでは一番大きなホテルとなっている。

高台にあるため眺望も良く、高級なビジネスホテルの感がある。

併設して日帰りの温泉施設「斗南温泉(となみおんせん)」があり宿泊者も利用できる。

掛け流しの温泉はアルカリ単純泉だが少し緑がかっていてヌルヌル感があった。

正式名は斗南温泉「美人の湯」というらしい。

 

[ホテルの部屋からみたむつ市街]

 

[宿泊者専用露天風呂]

壁の裏側が日帰りの大きな施設となっている。

 

 

ホテルから温泉へは長い通路を行くのだが、その通路に写真がたくさん掲示してあり、思わず引き寄せられてしまった。

それは、会津藩のその後のことだった。

 

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戊辰戦争後、会津藩は旧南部藩の地であった下北半島を中心とする場所の支配を命ぜられ、石高も3万石に下げられたが、斗南藩として再興した。

だが、この辺りは不毛の地だったので、藩士たちは過酷な生活を強いられ、死者も続出し、逃亡する人もいたそうだ。

結局、これは明治政府に逆らった見せしめの処分だったということ。

今でも旧会津藩の人たちはこの場で代々引き継がれていて、旧藩士会・斗南會津会として活動されているようだ。

そういった経緯もあってむつ市と会津若松市は姉妹都市となっている。

 

と、このような話に関する写真だった。

このような事実があったことを知ったのは良かったし、自分にとって勉強にもなった。

 

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海辺の料理宿 政右ヱ門

2020-04-26 07:00:00 | 温泉・宿

千葉県南房総市にある魚介料理のおいしい宿。

南房総市には「料理の神様」を祀った、高家神社(たかべじんじゃ)があり、ここでは例大祭として、一年に3回、食の伝統儀式である庖丁式がとり行われている。

その包丁式を執り行うのがこの宿のオーナーで、「料理宿」という名前の通り、素晴らしい魚介料理を出してくれる。

海辺の宿で魚介料理というと新鮮な刺身や伊勢エビ、アワビなどを思い浮かべるが、この宿の料理はそれらはもちろんのこと、それに加えてにエディブルフラワーをあしらったりして、独自の創作料理も多く、魚でこのような料理ができるのかと、感心するようなものも多い。

 

おいしい魚介料理を食べたい人にお勧めの宿。

また、民宿なのでリーズナブルなのも気に入っている。

お風呂は温泉ではないが、十分の広さがあり、窓が大きいので明るくて気持ちの良いお風呂となっている。

 

[宿泊した日の夕食の一部]

 

[お風呂]

 

[宿のすぐ裏には海]

 

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