日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

「赤い実」と「緑の実」

2023-05-30 07:00:00 | 植物

ウォーキング中には花だけでなく実も目に留まります。

赤い実は「サクランボ」と「ユスラウメ」、緑の葉の中に赤い実がとっても目立っていました。

[サクランボ]

戸建てに住んでいた時、庭に植えていました。

食べ頃になったと思い、採ろうとすると必ずムクドリに先を越されていました。

 

「ユスラウメ」

友人宅にあったユスラウメの木はいつもびっしりと実が生っていて、それをジャムにして分けてくれていました。

 

そして緑の実は宝石のような「スグリ」。

葉の色と同化してしまって、注意して見ないと見過ごしてしまいそうです。

長野県の道の駅でこの実を売っていました。

食べ方は塩漬けかジャムにするそうです。

 

花も実も楽しめる木って憧れます。

それが食べられる実ならば尚更です。

 

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バイカウツギ(梅花空木)

2023-05-28 07:00:00 | 植物

この時期になるとあちこちで数多くの種類のウツギの花が見られます。

ウツギは日本固有の木で、5月~6月ごろになると漏斗状の花を咲かせるものが多いのですが、中には違う形のものもあります。

「バイカウツギ(梅花空木)」は名前の通り花の形が梅の花に似ています。

空洞な枝がウツギの特徴に似ていることから「バイカウツギ」という名前になりました。

清楚で品のある花が万人受けするのか、昔から人気があってさまざまな形に品種改良が進められました。

現在では花弁の枚数が違うもの、八重咲、香りのある品種などが生み出されているようです。

 

1本の木に花弁が4枚と5枚の花。

 

1本の木に八重咲と一重咲。

 

「バイカウツギ」は日本原産の花、別物で「セイヨウバイカウツギ」もあります。

これは南ヨーロッパ原産の木で、花付きが良く、また非常に香りが良いのが特徴となっています。

ところがこれは日本のバイカウツギがヨーロッパに渡って品種改良されたものだと考えられているそうです。(Wikipediaより)

日本の方が先だったのですね。

セイヨウバイカウツギの一種、[ベル・エトワール]。

白い花弁の中心にワインレッドが入っている、この品種の別名は「日の丸バイカウツギ」。

 


 

学名:Philadelphus satsumi

英名:Mock orange

別名:サツマウツギ、フスマウツギ

科名・属名:アジサイ科 バイカウツギ属

原産地:日本

 


学名にある、『satsumi』 は薩摩のことらしい。

英名のMock orengeは「オレンジまがい」という意味で、香りがオレンジに似ているからだとか。

 

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ベニバナトチノキ(紅花栃の木)

2023-05-26 07:00:00 | 植物

小さな公園と近所の家の庭の2ヶ所で「ベニバナトチノキ(紅花栃の木)」の花が咲いているのを見つけました。

公園の木は7~8mもありそうな背の高いもので、花は木の上の方ばかりで、下にはまだ咲いていませんでした。

 

近くの家の庭にあった木はそれほど大きくなくて、目の高さに花があったのでじっくりと見ることができました。

 

ピンクの花のベニバナトチノキはセイヨウトチノキ(マロニエ)とアメリカアカバナトチノキを交配させた園芸品種です。

だから天然木ではないので、野山にはありません。

栽培したものが庭木や街路樹などとして利用されているようです。

日本の道路の名前で「マロニエ通り」とか「マロニエの並木道」などと名づけてある場所が多くあります。

有名なのは「銀座マロニエ通り」、「札幌マロニエ並木」などがありますね。

ここでの街路樹のほとんどが「ベニバナトチノキ」です。

だからマロニエとはちょっと違います。

マロニエはセイヨウトチノキの別名で、ベニバナトチノキの片親なのです。

ヨーロッパなどではマロニエが街路樹として使われていますが、日本ではなぜかあまり見かけません(値段が高いのかも)。

でも、フランスなどではトチノキ属全部をマロニエと総称しているようなので、ベニバナトチノキをマロニエとしても間違いではないようです。

 



学名:Aesculus carnea

英名:Red horse-chestnut

科名・属名:トチノキ科 トチノキ属

原産地:交雑種(ドイツで作り出されたもの)

 


 

スペインで撮った街路樹のマロニエ(セイヨウトチノキ)です。

白色の花にわずかな赤みが入っています。

 

 日本原産のトチノキとの違い 

マロニエはバルカン半島原産。

葉の大きさ・・・トチノキ>マロニエ

花の大きさ・・・マロニエ>トチノキ

マロニエの実にはトゲがあり、トチノキにはない。

 

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グミの実

2023-05-26 07:00:00 | 植物

3月末に見つけたグミの花、それが赤い実に変わっていました。

楕円形のサクランボのような「グミの実」です。

グミの花を見つけた時にこのグミの木の品種について、

『3月~4月に花を見られるのは「ビックリグミ」、そしてこの木が6月〜7月になって赤い実をつけるようになれば確定のようです』と書きました。

ところがまだ5月、実が生るのが少し早いようです。

グミの仲間は似たような種類が多くて、グミだということはすぐに分かるのですが、それからが難しいのです。

 

 

現在、日本のグミの木は15種類くらいが自生しています。

① 冬に落葉すればナツグミ、ビックリグミなどで、常緑なのはナワシログミ、セイヨウグミなど。

② 開花時期は3月〜4月はビックリグミ、4月〜5月はナツグミ、10月はナワシログミなど。

③ 実が熟す時期は5月〜6月はナワシログミ、6月〜7月はビックリグミ、7月〜8月はナツグミ、9月〜11月はアキグミなど。

④ ナツグミの実は細長くアキグミは丸い。

これらが簡単な見分け方らしいのです。

 

ここに書かれている○月~○月というのは通常であればという事だと思います。

でも最近は通常よりも季節の進み方が早いので、花の咲く時期や実の生る時期が早まっているかもしれません。

見つけたグミの木の花は3月末に咲いていて、5月に実が生っていました。

そうなるとやっぱりこれはビックリグミで良かったのかも。

 

グミの実、子どもの頃はよく木からとって食べました。

その実は甘酸っぱく、渋かったという印象しかありません。

きっと完熟していなかった実を食べたのかもしれませんね。

 


 

学名:Elaeagnus

英名:Silverberry、Oleaster

別名:シルバーベリー

科名・属名:グミ科 グミ属

原産地:アジア、ヨーロッパ、北米

 

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ヘンルーダ

2023-05-24 07:00:00 | 植物

「ヘンルーダ」が咲いていました。

菜の花のような黄色い花ですが、何年も経っているのか幹は太い木になっていました。

「ネコヨラズ」ともいわれる強い匂いのするハーブです。

ハーブなのに香りと書かず、敢えて匂いにしました。

それは、あまり好きな匂いではないから。

ただ見ているだけでは匂わないのですが、触ったり葉を揉んだりすると結構匂います。

どんな匂いかというと、表現するのはちょっと難しいのですが、この花はミカン科なのです。

だから葉を揉むと、基本的にはミカン、そこにローズマリーや山椒などを合わせたような匂いが加わって変な匂いになってしまうのです。

猫はミカンの匂いが苦手だと言われていますから、「ネコヨラズ」という名前も当然かもしれませんね。

 

菜の花をシワシワにしたような花びらとちょっと白っぽくなって先端が丸みを帯びたレース状の葉が特徴です。

この白っぽい葉はカラーリーフ素材としても利用されているようです。

ハーブとしてのヘンルーダは薬用や食用として昔からずっと利用されてきましたが、現在では有毒成分が含まれていることが判明しました。

有毒成分は葉から出る汁に入っていて、触れると皮膚がかぶれたり、口にすると胃痛・嘔吐などの症状が現われるようで、今では観賞用だけのハーブとなっているようです。

 



学名:Ruta graveolens

英名:Rue

別名:芸香(うんこう)、ルー

科名・属名:ミカン科 ヘンルーダ属

原産地:南ヨーロッパ

 

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