九寨溝ツアー2日目。
今日の予定は1日中九寨溝の見学で、途中にハイキングが入っていた。
九寨溝の入り口ゲート付近は混雑していた。
ここに来る前バスの中でガイドさんから年齢を聞かれた。
一般とシニア(60歳以上)によってチケットの値段が違うらしい。
良いか悪いかは分からないけど、シニアはラッキーだった。
九寨溝の中は専用バス移動で、地形はY字形、Y字の分岐点までが樹正溝(じゅせいこう)、Y字形の右側が日則溝(にっそくこう)、左側が則査窪溝(そくさわこう)、と3つのエリアに分かれている。
ほとんどのツアーのコース順は午前中に日則溝エリアか則査窪溝エリアのどちらかを見て、昼食後に見ていない方と樹正溝エリアの2つを見るのが一般的となっていて、昼食は3つのエリアの分岐点のところに大きなレストランが1ヶ所だけあるので、そこを利用するらしい。
このツアーは午前中に日則溝を見て、戻ってレストランで昼食、午後から則査窪溝と樹正溝を見るコースになっていた。
その間、湖や滝があるので、そのたびにバスを降りて観光、また移動を繰り返すことになっていた。
(パンフレットより)
この地図の順に主な場所を移動した。
最初に見たのが分岐点の近くにあった「諾日朗瀑布」(だくじつろうばくふ)、この場所は標高2,298m、滝の高さは24.5m、幅は320m。
この壮大な滝は九寨溝で最大の滝、目の前にドーンと現われたので、最初から感動、見応えがあった。
水しぶきがかかるほど滝のすぐ下まで行くことができた。
次にY字の右、日則溝エリアに向かい、「鏡海」(きょうかい)。
標高は2,390m、少しずつ登ってきている。
名前の通りの鏡のような水面の湖で、透明度が高く、太陽が出て風がなければ回りの山々がきれいに映り、素晴らしいと言われている。
午前中が見頃らしい。
この日は曇っていたけれども回りの山々が映っていて、遠くを見るとどこが水面か分からないくらいだった。
「五花海」(ごかかい)、標高2,472m。
見る角度によって色が変わり、上から見ると水面がクジャクの模様に見えると言うが、良く分からなかった。
九寨溝の湖にいる魚は1種類だけで、その魚には「うろこ」がないらしい。
五花海と次のパンダ海で見ることができた。
「熊猫海」(パンダかい)、標高2,587m。
かつてはこの辺りにパンダが生息していたからとか、この湖から流れ落ちる滝の滝壺の岩の模様がパンダに似ていることから名付けられたらしい。
湖の周りでは民族舞踊を披露していて、一緒に写真を撮るサービスなどをしていた。
「箭竹海」(やだけかい)、標高2,600m。
この辺りにはパンダの好物の箭竹(大きな笹)が多く生えていたらしい。
この笹は60年目に花を咲かせ、枯れてしまうと言われている。
時間が経つにつれて、水面にさざ波が立つようになってきた。
この後は少し戻るようにして「珍珠灘瀑布」(ちんじゅたんばくふ)の回りを軽く40分くらいのハイキング。
この滝は五花海から流れ出る水が約20度の傾斜を雄大なスケールで流れ落ちていた。
落差30mあり、水量が多く見事な滝だった。
滝の上部の木道を1kmほど歩き、階段を下って、滝を見上げるように歩いたが、その間水が流れ落ちる音も大きく轟いていた。
この飛沫が真珠の様に見えることから「珍珠灘瀑布」と名付けられた。
ハイキング後はレストランでカフェテリア方式の食事、その後Y字の左方向、則査窪溝エリアに向かった。
九寨溝と黄龍 2日目九寨溝見学 午後に続く