日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ダールベルグデージー

2021-06-30 07:00:00 | 植物

小さな公園の一角のグランドカバーに使われていた黄色い花は「ダールベルグデージー」

黄色と言うよりも、黄金色と言ったほうがぴったりくるような花。

近くに寄ったら、葉からちょっと清涼感のあるハーブのような香りがした。

 

 

いつ頃から渡来したのか、などまだあまり詳しい情報がない。

きっと新しい花なのだろう。

「ダールベルグ」という名前は人名らしいが・・・

一応、和名もある。

それは「唐草春菊」。

花は黄色で春菊と似ているが、唐草とは何でだろう?

由来が良く分からない。

 

 

 


 

学名:Thymophylla tenuiloba

英名:Dahlberg daisy , golden fleece , bristleleaf pricklyleaf

別名:ディッソディア(Dyssodia )、ティモフィラ・イエロー(Thymophylla yellow)

和名:唐草春菊(カラクサシュンギク)

科名・属名:キク科 ティモフィラ属

原産地:中央アメリカ

 

 

 

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ウキツリボク

2021-06-29 07:00:00 | 植物

散歩中に見つけた花---ウキツリボク

 

今年は自粛ばっかりで、何もできなかったのに、季節はいつも通り巡っている。

だから、散歩中に見つける花もすでに夏のものとなっている。

今日は「ウキツリボク」を見つけた。

「ウキツリボク」はアブチロンの仲間でもちょっと形が違っている。

アブチロンにはつる性と木立性の2種類があり、この花はつる性の代表格。

元々、アブチロンはハイビスカスやムクゲなどによく似ている花がうつむき加減に咲くのだけれど、「ウキツリボク」は葉の脇から長い花柄が下がって、赤い筒状の萼、ちょうどランプをぶら下げたような形に見える。

だから園芸店では「チロリアンランプ」という名前で売っている。

花を見ただけで名前の由来が分かってしまうほど上手なネーミングだと思う。

 

 

 

黄色の部分が花、赤く膨らんだ5稜形のものが萼、そこから 雄しべと花柱(雌しべ)が飛び出している。

 


 

学名:Abutilon

英名:Trailing abutilon

別名:ウキツリボク・ショウジョウカ・チロリアンランプ

科名・属名:アオイ科 アブチロン属(イチビ属)

原産地:熱帯~亜熱帯

 


 

木立性のアブチロンも咲いているのを見つけた。

 

 

 

 

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ハルシャギク

2021-06-28 07:00:00 | 植物

「ハルシャギク(波斯菊)」の名前の「波斯」はペルシャだとか。

ペルシャって現在のイランですよね。

ペルシャのことを漢字で「波斯」と書くことも初めて知った。

でも、この花は北アメリカからの帰化植物、どうしてペルシャなのか分からない。

それにペルシャには自生していないらしいし、単純に考えてアメリカからヨーロッパ経由でペルシャを通って入ってきたとか? ペルシャ人が紹介したとか?

どのサイトを調べてみてもすべて理由が分からないとなっていた。

 

 

 

この花もずっと昔からあったような気がする。

その頃は確か、「クジャクソウ」と呼んでいたような・・・

この花には、別名としてこんなのがあると分かった。

①  ジャノメギク(蛇の目菊)、ジャノメソウ----花の様子を蛇の目傘に例えた

② クジャクソウ(孔雀草)----孔雀の紋模様に似ているから

やっぱり「クジャクソウ」でも良かったのだ。

 

 


 

学名:Coreopsis tinctoria 

英名:Plains coreopsis

和名:波斯菊、春車菊、ジャノメソウ、孔雀草、コレオプシス

科名・属名:キク科 ハルシャギク属

原産国:北アメリカ

 


オオキン

同じキク科でもう一つ「クジャクソウ」とも呼ばれている、「孔雀アスター」がある。

でも、これは全くの別物。

 

[クジャクソウ]

夏の終わりごろから咲き、花色は白、紫、ピンクがある。

 

 

ケイ

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ユキノシタ

2021-06-26 07:00:00 | 植物

昔、海辺の町に住んでいた時、どこの家でも「ユキノシタ」と「アロエ」が植えてあった。

なぜかというと、この2種類は何にでも効く民間薬として昔から利用されてきたから。

今のように手軽に薬が手に入らなかったので、ちょっとした切り傷や腹痛などに「アロエ」を使っていた。

それじゃ「ユキノシタ」は何に使ったかというと、やはり葉をちぎって揉んだものを傷の患部に張り付けていた。

それと、海で泳いで耳に海水が入った時、「ユキノシタ」のしぼり汁を耳に入れ、首を傾け、耳を下に向けて片足でジャンプする。

そうするとユキノシタの汁と海水が一緒に外に出ると言われていた。

ウソ~って思うかもしれないけれど、当時はそれを信じていた。

でも、今になって調べてみると、「ユキノシタ」って中耳炎に効果があるとされているんですよね。

だから、あの治療法は本当だったのかも。

 

 

 

最近はあまりお目にかかれなくなったのはどうしてか? と考えてみた。

一昨日の記事のヒューケラと葉もそっくりで、同じ仲間のあっちの方は人気があってどんどん増えている。

それに比べて「ユキノシタ」は減ってきている。

きっと日本人は新しいものばかり好むのかもかもしれない。

こっちの花も結構かわいいし、役に立つ植物なのだけれどもね。

 

 


 

学名: Saxifraga stolonifera

英名: Strawberry saxifrage、Strawberry geranium

和名:雪の下

科名・属名:ユキノシタ科 ユキノシタ属

別名:虎耳草(コジソウ)

原産地 日本、中国

 

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ヤブガラシ

2021-06-25 07:00:00 | 植物

 

正式名は「ヤブガラシ(藪枯らし)」、別名ビンボウカズラ。

両方の名前が・・・何とも言えない。

庭の手入れもできないような貧乏人の家に生い茂るからとか、この植物に絡まれた家は貧乏になるとか、まぁ、反論もできないのだから言われたい放題。

でも、人には嫌われていても、昆虫たちは大好きな花なんですよね~。

その理由は、蜜が豊富で吸いやすいから。

 

 

画像のオレンジ色の場所は花盤と言って、ここには開口部があり、そこから蜜が大量に分泌されているらしい。

だから虫たちが集まって来るのだとか。

この時はハチがいたが、蝶やアリだったりコガネムシだったりテントウムシがいた時もあった。

 


 

学名 :Cayratia japonica

英名:Bush killer

別名 :ビンボウカズラ(貧乏葛)

科名・属名: ブドウ科 ヤブガラシ属

原産地:日本、東アジア~東南アジア

 


 

 

珍しい花の構造で、最初は花柱(花の中央にある白い部分)は短く、雄しべとガクのような緑色のもの(花被片)がある。

しばらくして花柱が伸びてくると雄しべと花被片が落ち、オレンジ色の花盤だけになる。

 

 

画像を拡大すると、花柄や茎などに水滴のようなものがある。

これはPearl bodies(真珠体)と呼ばれ、栄養分らしい。

 

 

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