日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

栃木県

2021-02-28 07:00:00 | 雑談

ちょっと前のこと。

都道府県魅力度ランキングというものがあった。

ブランド総合研究所というところが全国の3万数千人の調査からランク付けしたらしい。

毎年行っていて、2020年は茨城県が最下位を脱出し、結局栃木県が最下位になったと発表があった。

ワースト3位は、45位佐賀県、46位徳島県、47位栃木県だとか。

これってすごく失礼なことじゃないかと思う。

3万数千人って誰? 誰に聞いたの? その人たちは日本中を本当に知っているのか? 魅力度って何? と言いたい。

何を基準に優劣を付けるのか。

人によって魅力を感じるものは違うのだから。

自分が感じる魅力は自然、観光名所、温泉、食べ物などだが、それならば栃木県は大いに魅力がある。

3万人あまりが感じた魅力というものを聞いてみたい。

関東人なので、栃木県はよく知っているから言えるのだが、例えばあまりなじみのない、45位の佐賀県や46位の徳島県についても魅力がないなどとは決して言えない。

日本中、それぞれに良いところがあるのだから。

こういったはっきりと数字の出ない、主観的なランキングはもうやめたほうがいいと思う。

 

 

栃木県でも特に日光周辺が好きで、四季折々に足を運んでいる。

世界遺産になっている「日光の社寺」もいいが、それよりも自然がいっぱいの奥日光が気に入っている。

奥日光で見られる風景をいくつか。

 

[華厳の滝]

日光には48滝と言われるほど滝が多い、その中でも一番有名な滝で、中禅寺湖から流れ出ている。

 

[湯滝]

湯ノ湖の南端にある迫力のある滝。

 

[竜頭の滝]

滝壺の様子が竜の頭に似ていることから名前が付いた滝。

春のトウゴクミツバツツジ、秋の紅葉がきれいな滝。

 

[冬の湯ノ湖]

 

[湯元温泉の源泉小屋]

 

 

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小さな公園で 木に咲く花

2021-02-27 07:00:00 | 植物

小さな公園には花の咲く木もたくさん植えられている。

2~3日暖かい日が続いたと思ったら一斉に咲き出していた。

 

 

[ミモザ(アカシア)]

一番先に目についたのが銀色に光る葉と、明るい黄色の花「ミモザ」、この黄色は春を感じさせてくれる。

 

 

 

 

[サンシュユ]

漢字では「山茱萸」と書く。

秋には赤い実だったのに、いつの間にか黄色い花に変わっていた。

秋の実はグミに見えるので、「ヤマグミ」とか「アキサンゴ」などと呼ばれ、春になって黄色い花が満開になる姿から「ハルコバネバナ」とも。

 

 

 

[カワヅザクラ(河津桜)]

最近では伊豆の河津で有名になった桜。

花の色が少し濃いめで、1月下旬から咲き始める早咲きの桜。

 

 

 

[ユキヤナギ]

まだまだ咲き始め。

もうしばらくすると、一面雪が積もったように真っ白く、流れるように咲いていく。

 

 

 

 

[アセビ(アシビ)]

「馬酔木」と書く。

それは、馬が枝や葉を食べると足が麻痺して、酔ったようになることから。

自生のアセビは基本的に白花だが、園芸品種には赤やピンクのものもある。

 

 

 

[ローズマリー]

集中力や記憶力を高めるハーブとしてよく知られている。

海岸に自生していることが多いので、ラテン語で海のしずくを意味する「ロス・マリヌス」からローズマリーになったとか。

 

 

春の花と同時に冬の名残りのツバキ、サザンカもまだ見られた。

 

[ヤブツバキ]

 

[サザンカ]

 

 

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ホトケノザ

2021-02-25 07:00:00 | 植物

ホトケノザの名前の由来は、葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるから。

もう一つ、葉が段状になっていることから、サンカイクサ(三階草)とも呼ばれている。

 

 

 

[ホトケノザ]

 

2月の寒い時期でもあちこちで見かけた。

色々な資料を読むと、開花期は3月~6月となっているものが多いが、温暖化の影響はこういったところにも現われているのかも。

 

 

「ホトケノザ」は春の七草の一つになっている。

ところが、春の七草での「ホトケノザ」とは、「コオニタビラコ」を指す。

ややこしいが、両方とも昔から「ホトケノザ」と呼ばれていた。

「コオニタビラコ」の方はキク科で、葉が地面に張り付いたように生える姿が蓮の花に似ていることから「仏の座」と呼ばれていたらしい。

 

[コオニタビラコ]

 

 

ホトケノザ

 

 

学名: Lamium amplexicaule

科名:シソ科オドリコソウ属

別名:サンガイグサ(三階草)

分類:越年草

花期:3~6月

 

 

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水仙

2021-02-24 07:00:00 | 植物

スイセンは漢字では「水仙」と書き、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。

「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という中国の古典が由来となっている。

 

 

 

 

 

学名は「ナルキッソス」で、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。

その神話は、山奥に泉があり、そこに来たナルキッソスが水を飲もうとかがみこんだ時、泉の中に美しい青年を見つけた。

水の中に手を入れると消えてしまい、しばらくするとまた戻ってくる。

こうして、長い間ずっと水の中の青年に恋い焦がれ、憔悴しきってしまい命を失ってしまった。

ナルキッソスが亡くなった跡にひっそりとスイセンが咲いていた、という話。

スイセンは下に向けて花首をかしげて花を咲かせる様子が水面をのぞきこむようにも見えるかららしい。

 

中国由来で「ニホンズイセン」という名があるが、原産地は地中海沿岸となっている。

 

 

学名:Narcissus

和名:スイセン(水仙)  

科名 / 属名:ヒガンバナ科 / スイセン属(ナルキッスス属)

原産地:地中海沿岸 北アフリカ スペイン ポルトガル

開花期:11月~4月

 

 

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ポルトガル・リスボンからのデイトリップ

2021-02-23 07:00:00 | 海外旅行

ポルトガル、リスボンとコインブラを結ぶ間には素朴で魅力的な街がたくさんある。

リスボンからの距離は100~150km、日帰り旅行も可能なのだが、ポルトガルの交通事情を考えるとなかなか行きにくい。

そこで、リスボンからプライベートの日帰りツアーを利用して行ってみた。

コースは自由に組み立てることができたので、トマール、バターリャ、ナザレ、オビドスを巡ることにした。

途中にファティマがあるが、ここは以前にコインブラから路線バスで来て、観光したので、ファティマは除いた。

ファティマの記事 → ポルトガルの旅② ファティマ

 

リスボンから約2時間で「トマール」に着いた。

トマール(Tomar)にはポルトガル最大の修道院で世界遺産になっている「キリスト修道院」があり、そのふもとに小さな街が広がっている。

修道院の起源は12世紀、アルフォンソ1世がイスラム勢力との戦いに勝ったテンプル騎士団に与えた土地に、堅牢な城塞と聖堂を築いたことから。

それ以降、400年間もの間、増改築を繰り返したため、建築様式もその時代のものとなり、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、マヌエルなどの建築様式となり、それらが融合したポルトガル最大規模で、最古の修道院となった。

それ故に中世ポルトガルの建築様式のすべてを1ヶ所で見ることができる、非常に希少な場所となった。

 

早速、修道院の見学をした。

キリスト修道院は小高い丘の上に建っていたので、駐車場から坂道を上った。

 

[坂道を上ったところにある門]

上部にある鍵穴のようなものは狭間。

 

[城壁]

門を入ったところには城壁があった。

 

[円堂]

ロマネスク様式の円堂には鐘楼があり、外側は16角形になっている。

 

 

円堂の前の階段の上から振り返ってみたら、城壁に囲まれた中に広々とした庭園が広がっていた。

 

[南門のファサード]

円堂の隣にある門はゴシック様式かと思ったが、これがマヌエル様式らしい。

 

 

南門から入ってみた。

チケット売り場のすぐところにあったのが回廊で、下部はすべてアズレージョで装飾されていた。

 

[墓の回廊]

 

 

[沐浴の回廊]

かつては貯水池があり、修道士たちが沐浴や洗濯をしていたらしい。

 

 

 

[円堂内部]

外部は16角形だったが、内部は8角形になっていた。

天井が高いのはいつでも参戦できるように、騎馬で礼拝に参列出来るためらしい。

 

[テラスの大窓]

マヌエル様式なのだが、この様式はあまり知らなかった。

国王マヌエル1世時代に多かった建築様式で、当時は大航海時代だったので、船や鎖などの形を取り入れたものが多いということだった。

 

 

キリスト修道院を見て次はバターリャまで移動した。

距離は50kmほど、約1時間でバターリャの「サンタ・マリア修道院」に着いた。

この修道院も世界遺産に登録されている。

ゴシック様式とマヌエル様式の堂々とした建物だった。

 

[サンタ・マリア修道院]


この修道院は、カスティーリャ王国(現在のスペイン)から侵攻を受けた戦い(カスティーリャの戦い)での勝利を記念して建てられたもの。

規模は小さいが、存在感のある建物だった。

ここには建設途中屋根がない礼拝堂があるらしく、どうしてなのかその理由ははっきりしていないようだ。

この修道院は中には入らずに前でフォトタイムだけだった。

バターリャはここに世界遺産の修道院があるのが不思議なくらい小さい街で、特に他の見どころはなかった。

 

バターリャからは海沿いに出て、次に目指したのは「ナザレ」

ナザレは今まで訪問した街と違って、紺碧の海、赤煉瓦の街並みが美しいところだった。

最初に展望台に行き、街全体の様子を見た。

 

[展望台から見たナザレの街]

 

ここは漁師町なのだが、日本の漁師町と比べるとちょっとイメージが違う。

多分、ヨーロッパに多い赤煉瓦の街並みなので、それが紺碧の海に映えてリゾート地のような雰囲気になっているから、漁師町とは思えないのかもしれない。

この街には海岸線にある漁師町のプライア地区と、断崖の上のシティオ地区があり、シティオ地区には「ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会」があった。

 

[ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会]

 

バロック様式の教会で、教会の基礎の聖堂は14世紀に建てられ、他の建物は17世紀に建てられた。

この教会は旧約聖書をモチーフとしたアズレージョが見どころになっている。

 

 

[メモリア礼拝堂内部のアズレージョ]

光の具合で色がくすんでいるが、実際にはもっと青い色のタイルだった。

 

また、ナザレの海岸は世界的なビッグウェイブサーフィンスポットとしても知られているらしい。

 

ナザレの次はオビドスに向かったのだが、ガイドさんがその途中にあった「カルダシュ・ダ・ライニャ」という街に寄ってくれた。

この小さな街は「王妃の温泉」という意味で、レオノール王妃が硫黄の温泉がリュウマチに効能があることを知り、ここに鉱泉病院を設立した街。

この街はその温泉と陶器の産地で知られている。

鉱泉病院のそばで市場が開かれていた。

市場で買い物体験をさせてくれるのが目的だったようだ。

ガイドさんオススメの果物を買ったり、売り手とのやりとりが楽しかった。

 

[鉱泉病院]

 

[市場]

 

そして、最後の目的地「オビドス」へはほんの15分ほどで着いた。

オビドスは2度目となる。

最初に訪問した時のことを過去記事で書いた。 → 「オビドス」

 

オビドスの街を歩き、すべての日程を終え、リスボンに戻った。

 

 

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