goo blog サービス終了のお知らせ 

日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

アルプの里

2025-06-21 07:00:00 | 植物

『アルプの里』は新潟県湯沢高原にあります。

越後湯沢駅すぐ近くの「湯沢高原ロープウェイ」に乗ると標高約1,000mの高原に到着します。

ここは冬はスキー場になっていますが、スキーシーズン以外ではトレッキング、サマーボブスレー、マウンテンゴーカートなど様々なアクティビティが楽しめる場所です。

その中に『アルプの⾥』があって、そこは地域最⼤級の⾼⼭植物園になっているのです。

ロープウェイを降り、無料のシャトルバスで更に高い場所まで行き、そこから無料のペアリフトで下るとアルプの里の入り口です。

[アルプの里の水場や遊歩道]

 

人造の植物園ですから見ることのできる高山植物も自然のものではなく、植えられたものです。

それでも、高山のガレ場や⽔域、樹林帯の地形をそのまま再現してありますから、その場所ごとに普段見られない様々な高山植物を見ることができるのです。

 

6月中旬、「アルプの里」で咲いていた花です。

[食虫植物・サラセニア]

 

[コバイケイソウ]

 

[タニウツギ]

 

[イワカラクサ]

 

[レブンウスユキソウ]

 

[ウズラバタンポポ]

 

[ヤマヤグルマギク]

 

[マルバシモツケ]

 

[ヒメシャガ]

 

[セイヨウダイコンソウ]

 

[ハマナス]

 

[ミヤマオダマキ]

 

[クリンソウ]

 

[レンゲツツジ]

 

これらの花はほんの一部です。

ここでは、グリーンシーズンには約200種類の草花が見られるようです。

今回、アルプの里に行った目的の一つは「サンカヨウ」が咲いていると聞いたからでした。

雨に濡れると透明になる不思議な花、「サンカヨウ」です。

ところが、元々僅かしか咲いていない「サンカヨウ」らしく、探したのですが全く見つからなくて残念。

いつか自分の目で見てみたい「サンカヨウ」、また次の機会に期待しようと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セダム・アトランティス

2025-06-19 07:00:00 | 植物

ちょっと面白い花を見つけました。

「セダム・アトランティス」です。

セダムとはベンケイソウ科の多肉植物の属名で、正確にはベンケイソウ科セダム属のことです。

ベンケイソウ科セダム属の植物は全世界に400種以上があると言われていますが、このアトランティスもセダムの仲間です。

昔、グリコアーモンドキャラメルのCMで『一粒で二度おいしい』というキャッチフレーズがありました。

それ以上に、このアトランティスは『一株で三度おいしい』のです。

 

① 一つ目が黄色い花です。

初夏になると黄色い小花がさきますが、同じベンケイソウ科のマンネングサのような花です。

 

② 二つ目が斑入りの葉です。

この葉の色合いは季節によって、白からクリームまで変化して、秋には紅葉してピンク色になります。

 

③ 三つ目が白い葉です。

白い葉は中央がピンク色で、外側ががフリルっぽくなります。

 

これらの①~③までが一緒になっているのを見ると、全く別の植物が寄せ植えされているようにも見えるのです。

だから『一株で三度おいしい』と、勝手に決めつけました。

 

アトランティスはセダムの中でも人気が高いようです。

園芸品店などでは高級セダムという扱いで、他のセダムに比べて価格も少し高めに設定されていますが、耐寒性もあって育てやすく、地植えにするとグランドカバーで這うように育ち、鉢植えにすると枝垂れるように育つそうです。

 


 

学名:Sedum takesimense 'Atlantis'

英名:Sedum takesimense 'Atlantis®'

別名:タケシマキリンソウ

科名・属名:ベンケイソウ科 セダム属

原産地:鬱陵島(原種の主な自生地)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タチアオイ(立葵)

2025-06-17 07:00:00 | 植物

一般的にアオイ(葵)とは「タチアオイ(立葵)」のことを言うようです。

梅雨空にタチアオイが元気です。

この花は古くから『梅雨を教えてくれる花』といわれています。

花の咲いている位置で教えてくれるのです。

梅雨入りのころには下の方から花が咲き始め、梅雨が明けるころ、先端まで咲き揃うとされています。

今、花は丁度真ん中くらいですから、上の方まで咲くにはもう少し時間がかかると思います。

 

タチアオイはアオイ科の多年草、草の種類に入ります。

5月下旬から7月上旬ごろに咲きますから、ちょうど梅雨時と重なります。

 

タチアオイの花にはそっくりさんが多く、見分けがつかないことがよくあります。

タチアオイ、ムクゲ、フヨウなど、この3種類は本当によく似ています。

これらの花はすべてアオイ科なのだから、当然かもしれません。

でも、花は同じ様に見えてもそれぞれの特徴があるので、それを知れば簡単に見分ける方法があります。

これから夏に向かってムクゲ、フヨウの花が咲いてきますので、知っておけばその時に区別できると思います。

 

① 草なのか、樹木なのか

草---タチアオイ、樹木---ムクゲ、フヨウ

② 雌しべの先端

真っすぐ---タチアオイ、ムクゲ、上向き---フヨウ

 

まとめ

※ タチアオイは草、雌しべの先端は真っすぐ前を向いている

※ ムクゲは樹木、雌しべの先端は真っすぐに前を向いている

※ フヨウは樹木、雌しべの先端は上を向いている

これで完璧です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカンサス

2025-06-15 07:00:00 | 植物

小さな公園にある建物の脇に立札が立っていて、そこには「アカンサスはこちらとなっていました。

立札に促され、建物の裏に回ってみたら、ひっそりと立派な「アカンサス」が咲いていました。

ギリシャの国花、アカンサスです。

建物の裏側なので、立て看板でも立てなければ誰も見てくれないのでしょう。

もったいないです。

人の背丈とほとんど変わらない、1.5m以上の高さがある立派な株です。

切れ込みと光沢のある、アザミに似た大きな葉が特徴です。

抑え気味の紫色のガクから白い花をのぞかせて、下から順に並んでいる姿は存在感があります。

花は茎の中央から3つずつ並んで咲いて、上に向かって階段のように並んでいます。

一風変わった、他では見られないような面白い花です。

 

今までアカンサスはあまりなじみのない花でしたが、最近では広い庭のあるお宅などで良く見かけます。

どうして広まってきたのか、その理由を調べてみました。

アカンサスは地中海沿岸が原産地、ずっと昔からヨーロッパでは身近な花でした。

日本には明治末~大正時代に入ってきていたのですが、日本風の庭にはそぐわなかったようです。

だから、なかなか広まらなかったのでしょう。

ところが、以前にテレビドラマの影響で日本でイングリッシュガーデンの人気が高まった時がありました。

その時には北海道のガーデン街道などが有名になって、大勢の人が押しかけたものでした。

イングリッシュガーデンを造るためにヨーロッパの様々な花が取り入れられた時、アカンサスもその中に入っていたのです。

存在感があって、イングリッシュガーデンには欠かせないアカンサスが、それ以来注目されるようになったらしいのです。

元々から日本にあった花なのに、何がきっかけで広まっていくのか分かりませんね。

 


 

学名:Acanthus

英名:Bear's breeches、Oyster plant

別名:ハアザミ(葉薊)

科名 / 属名:キツネノマゴ科  ハアザミ属(アカンサス属)

原産地:地中海沿岸

 


『葉』を表す装飾の中ではアカンサスの葉をモチーフとした模様『アカンサス模様(文様)』が一番ポピュラーな模様なのだそうです。

その模様は古代ギリシャ以来、建築物や内装などの装飾として使用されていました。

建築物だけではなく、内装や家具、絨毯や雑貨、壁紙やファブリックなど、様々なものに利用されています。

そして何と、日本の1万円札や賞状の枠にもアカンサス模様が使われているのです。

お札の上下左右にしっかりとアカンサス模様が入っています。

このように、アカンサス模様は古代から現在に至るまで、すべてのものの装飾模様として利用され、親しまれています。

 

[ギリシャ・ゼウス神殿のアカンサス模様]

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジサイ(紫陽花)

2025-06-13 07:00:00 | 植物

梅雨の時期の花と言ったらやっぱり「アジサイ(紫陽花)」でしょう。

たくさんの種類のアジサイが、あちこちで花盛りです。

ウォーキング中に見かけたアジサイを貼っていきます。

 

 ガクアジサイ

中心に両性花、周囲に装飾花が咲くガク咲きです。

多くの園芸品種の原種になっています。

 

 ホンアジサイ

ガクアジサイの変異型で、手まり咲きです。

園芸品種として広まりました。

 

 ヤマアジサイ

ガクアジサイに似ているけれど、より小型です。

葉にうぶ毛が多い点も特徴で、地域ごとの変異が多いようです。

 

 アナベル

北アメリカ東部原産のアジサイで、毬のような丸いフォルムが特徴です。

花色が明るいグリーンから白色へと変化します。

「セイヨウアジサイ」または「アメリカアジサイ」とも呼ばれ、夏が終わる頃には花が茶色になります。

 

 カシワバアジサイ

アメリカ原産のアジサイです。

カシワの葉をさらに切れ込みを深くしたような特徴的な葉と円錐形の大きな花穂が枝垂れるように咲きます。

秋には真っ赤に紅葉します。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする