日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)

2023-10-31 07:00:00 | 植物

長かった夏も終わって、やっと秋になりましたね。

ウォーキングしていると、秋の花々が咲きだしたり、実も色づいているものが見られるようになりました。

数日前には「ジュズサンゴ(数珠珊瑚)」を見つけました。

白い小花を多数つけながら、 同時にミニトマトのような赤い実ができていました。

 

本来ならば白い花を咲かせた後に房状の赤い実をつけるのですが、この花は開花時期がとっても長いのです。

そして次から次へと咲くために、先に咲いた花に実ができてしまっていても、まだ新しい花が咲き続けるのです。

そのために花が咲いている間でも同時に実が見られるという訳です。

 

房状に垂れている花は、蕾の時は先端がほんのりと淡桃色に染まって、 開くと蘭の花のようになります。

花びらのように見える部分は実際には萼片のようです。

 

そして、花が終わると光沢のあるプチトマトが連なるようにしてできるのです。

 

ジュズサンゴの名前の由来は、見ても分かるように、玉珊瑚ような赤い実が、数珠のように連なる姿からです。

実際には赤い実だけでなく、白、黄、ピンクなどの実ができる品種もあるようです。

 


 

学名:Rivina humilis

英名:Blood berry

別名: ルージュプランツ、 リビナ、ハトベリー

科名・属名:ヤマゴボウ科 リビナ属

原産地:北米南部~南米(メキシコやブラジルなど)

 

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燕温泉「花文」

2023-10-29 07:00:00 | 温泉・宿

新潟県南西部にある妙高高原には7つの温泉地があります。

その中で一番高い場所に位置するのが燕温泉で標高は約1,100m、弘法大師発見の湯、上杉謙信の隠れ湯などといわれている、古くからある温泉です。

かつて岩ツバメが群れを成して飛び交っていたことから燕温泉と名付けられたようです。

以前から燕温泉は「炭酸泉で白い湯花の濁り湯」だということは知っていました。

行ってみたい温泉にリストアップされていたまま、なかなか行く機会がなかったのですが、やっと来ることができました。

 

燕温泉には5件ほどの宿があって「花文」はバス停のすぐ側、一番下にありました。

大きな宿でしたが、外観の古さは否めませんでした。

それもそのはず、この宿は明治時代に創業された、歴史ある旅館なのだそうです。

 

少し早い到着でしたが、気持ちよく受け付けてくれました。

迷路のような廊下を進み、通された部屋はとても広く、ベッドも新しいもののようで、宿の外観とはかけ離れている様子にちょっとビックリでした。

 

早速温泉です。

この宿には大小2ヶ所のお風呂があります。

その内、大きな方のお風呂だけに露天風呂が付いているのです。

基本的には男女入れ替え制なのですが、男性の利用可能時間がとても短くて、女性専用といってもいいくらいなのです。

男性は朝の7時~9時まで、たった2時間しか利用できないで、ちょっと気の毒です。

 

大きなお風呂から外に出ると、絶景を見ながら入れる露天風呂。

もちろん源泉かけ流しで、お風呂の中でちょっと動いただけ湯の花が大量に舞い上がっていました。

温度は適温だし、周りは素晴らしい景色、これで満足しないわけはありません。

ほんのりと硫黄の臭いがする、炭酸泉の白く濁ったお湯を思う存分堪能することができました。

内湯の様子です。

やっぱり源泉掛け流し、飲泉もできるようです。

露天よりも内湯の方が成分が濃いような気もしました。

 

お風呂の後は夕食が待っていました。

肉類はほとんどなく、山菜が多く使われた料理でした。

最後に手打ち蕎麦が出たのですが、売りにしているだけあって、これはおいしかった。

 

ずっと憧れていた温泉に入ることができ、十分満足しました。

この宿の温泉は本当にオススメです。

もしもまた来るようなことがあったら、今度は雪の時期にのんびりと雪見風呂をしてみたいですね。

 

 

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キャットテール

2023-10-27 07:00:00 | 植物

「キャットテール」は名前が見た目のままですね。

赤い花穂を猫のしっぽに見たててこの名前で呼ばれています。

この花は春から真夏の暑いもずっと咲いていました。

地面を覆うように咲いていたり、鉢や花壇からせり出してこぼれるように咲いているのものもありました。

 

見た目のキャットテールは覚えやすいのですが、別名では『アカリファ・レプタンス』といいます。

 

葉の形を見ると、卵形で縁にギザギザがあるのが特徴です。

花穂の赤くふさふさしているものは、雄しべが長く伸びたものなのだそうです。

 

この花には似たようなものが多いのですが、一番似ていると思うのが『ベニバナツメクサ』です。

春に見つけました。

これが『ベニバナツメクサ』です。

元々は牧草として栽培されていたようですが、ストロベリーキャンドルとも呼ばれています。

こちらの葉は3枚の小葉があってクローバーの形になっているので、キャットテールとは違いますね。

 


 

学名:Acalypha hispaniolae

英名:Red cat's tail、 Summer love

別名:アカリファ、サマー・ラブ

科名・属名:トウダイグサ科 エノキグサ属(アカリファ属)

原産地:西インド諸島

 

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ウスイロツユクサ

2023-10-25 07:30:00 | 植物

変わった花色のツユクサを見つけました。

薄紫色のツユクサです。

 

 

去年、色が薄くて水色がかったツユクサを見つけました。(去年見つけたツユクサの記事----ウスイロツユクサ

その時にその花が「ウスイロツユクサ」だと分かりました。

そして、その花よりももっと紫色に近いものが本当のウスイロ(薄色)だとのことでした。

ウスイロツユクサとは・・・花色の薄いもの、ツユクサの花には濃淡があり、ここでいうウスイロとは淡青色ではなく、淡紫色を意味します

この花はきっと、去年見つけた花よりもウスイロツユクサに近づけたのかもしれません。

ツユクサのコレクションに入れておきましょう。

 

 ツユクサコレクション 

 

ツユクサ

 

ケツユクサ---苞葉に毛がある

 

ウスイロツユクサ---花色が淡青色~淡紫色

 

シロバナツユクサ---花色が白い

 

2段咲きツユクサ---花が上下に2つ咲く

 

斑入りツユクサ---葉に斑が入っている

 

マルバツユクサ---葉が丸く、縁が波打っている

 

 

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上三依水生植物園

2023-10-23 07:00:00 | 植物

「上三依水生植物園」は栃木県日光市にあります。

約22,000㎡もある広い園内は、8つのエリアに分かれていて、季節ごとに約300種、3万本の植物を楽しむことができます。

この時期に入園したのは初めてでした。

だから、今まで見たこともない花々もたくさんありました。

そこに咲いていた花をいくつか・・・

 

「キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈上臈杜鵑草)」

NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場した「ジョウロウホトトギス」の仲間です。

紀伊半島南部に自生する花で、「山里の貴婦人」とも呼ばれています。

山中の湿り気のある崖に下垂して生えます。

 

「ツキヌキホトトギス(突抜杜鵑草)」

キイジョウロウホトトギスなどのように、葉が垂れ下がるタイプのホトトギスですが、花は上向きに開いて咲きます。

「ツキヌキ」という名前の由来は、茎が葉の付け根を貫通している姿からきています。

 

「シロバナホトトギス(白花杜鵑草)」

ホトトギスの白花種です。

 

「イワシャジン(岩沙参)」

山地の沢や渓谷などの涼しいところに生えている山野草です。

 

「ダイモンジソウ(大文字草)」

野生種の花の形が「大」の字に似ることからこの名前になりました。

最近では改良が進んで、八重咲きや花弁に切れ込みが入るものなどが多くなっています。

 

「ベニバナダイモンジソウ(紅花大文字草)」

野生種の花色は白、または淡い紅色ですが、園芸品種には濃い紅色、ピンクなどの花色があります。

 

「ノハラアザミ(野原薊)」

ノハラアザミは初夏から秋まで咲くアザミです。

花の総苞は粘らず、総苞片は棘のように尖って斜上します。

(ノアザミは花の総苞が平滑で、春に咲くことで区別ができます)

 

「アキノキリンソウ(秋の麒麟草)」

日当たりの良い低山や草原で見られ、7~10月に菊型の小花が穂状に集まって咲きます。

別名にアワダチソウ(泡立草)、ヤブキンカなどがあります。

 

「ミカエリソウ(見返り草)」

山地などに生え、ピンク色のもじゃもじゃとした花が咲きます。

名前の「見返り草」は、通り過ぎた人が見返るほど美しいからだとか。

 

「ハマギク(浜菊)」

日本の特産種で、関東以北の太平洋岸に自生しています。

白い花はやや大きめで、葉は肉厚、枝が木質化します。

 

「シラサギカヤツリ(白鷺蚊張吊)」

白い鷺が飛んでいるような優雅な花を咲かせます。

花に見える部分は葉状苞で、実際の花は中心部の目立たない部分です。

 

花の少ない時期なのですが、他にもリンドウ、トリカブト、フジバカマ、シオン、ノコンギク、シュウメイギクなど多くの種類の花が咲いていました。

 

 

 

 

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