日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ダンギク(段菊)

2023-11-30 07:00:00 | 植物

今年の6月、鉢植えの「ダンギク(段菊)」が咲いているのを見つけたのですが、その時は小さくて花も少しだけでした。

ダンギクはやっぱり秋の花。

秋になって、地植えの立派な株を見つけたので、6月に書いたダンギクの記事に少し手を加え、改めてダンギクのことを書いてみました。

 

「ダンギク(段菊)」って名前から連想すると、段々になったキクの花?

そう思われますが、これがまた全く違うんです。

ダンギクはシソ科の花、だから花の形は他のシソ科の植物と同じなのです。

唇形の花で、花弁から長い雄しべと雌しべが出ています。

葉っぱもシソに似ていますね。

 

元々は野草だった花で、海に近い場所の岩場や草原などに多く咲いていたようです。

でも、今ではもう自然のものはほとんど見られなくなってしまって、見つけた株ももちろん栽培種です。

自生地も減少してしまったので、自然のものは環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に登録されているようです。

 

これは別の場所にあったダンギクです。

小さな青紫の花が集まって花穂になり、それが段々になっているのが良く分かります。

花色は一般的には青紫、その他には白花やピンクなどもあるようです。

 


 

学名:Caryopteris incana

英名:Bluebeard、 Blue spiraea

別名:ランギク(蘭菊)

科名・属名:シソ科 ダンギク属(カリガネソウ属)

原産国:日本(九州・対馬)、朝鮮半島、中国、台湾

 

 

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チャノキ(茶の木)

2023-11-28 07:00:00 | 植物

お茶の木に花が咲いていました。

この木は本当の名前は何だろう、チャ(茶)? それともチャノキ(茶の木)?

Wikipediaには、チャノキ(茶の木、学名: Camellia sinensis)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。

そして、『チャの木』あるいは『茶樹』とも記され、単に『茶』と呼ぶこともある、と。

それじゃどっちでもいいんだ・・・

 

ツバキやサザンカに良く似た花と葉、それもそのはず、チャノキは、ツバキ科ツバキ属の木なのです。

チャノキは、茶畑などではきれいに短く刈りそろえてありますが、自然の中では刈り込まずにそのままにしておくと結構大きくなって、高さが10mほどにもなってしまうようです。

 

チャノキの花は黄色い花粉がついた雄しべが目立って、ふさふさのボンボンのようです。

蕾も、その後にできる実もぜ~んぶ丸くて、とても可愛いのですが、ツバキやサザンカと比べるとちょっと地味に見えます。

白い花は小さくて下向きになっているし、葉っぱの中に埋もれてしまっているからなのかもしれません。

でも、葉も花もとってもよい香りがするのです。

 


 

学名:Camellia sinensis

英名:Tea plant

別名:チャ、目覚草(めざましぐさ)

科名・属名:ツバキ科 ツバキ属

原産地:中国南西部

 

 

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クレロデンドルム・ウガンデセ

2023-11-26 07:00:00 | 植物

2年前の夏、小さな公園の片隅に放置されていた鉢の中でけなげに咲いていた花を見つけました。

水ももらえていなかったのか、細々と咲いていた花、それが「クレロデンドルム・ウガンデセ」でした。

初めて見た花だったのだけど、鉢に名札があったので、名前が分かったのでした。

それ以来、出会えていなかったのですっかり忘れてしまっていたのですが、その花が畑の中に咲いていたのです。

あまり見かけない、珍しい花なのに畑の隅に無造作に植えられていたのですから、ちょっとビックリでした。

 

クレロデンドルム・ウガンデセ----名前の『ウガンデセ』はこの花の産地がウガンダのあたりだということらしいのです。

南アフリカ産の花や木は多いのに、ウガンダって珍しいですね。

この花(木)は蔓性低木ということなのですが、3メートルほどの高さにもなるようです。

夏から秋にかけて、蝶に似た花を咲かせて、5枚あるの花弁のうち、4枚は薄い青紫、1枚は濃い青紫色になっていて、まるで蝶々が羽を広げているようにも見えます。

長く伸びたシベは触覚になるのでしょうか。

 

花の形から、アメリカではブルーバタフライという名前で呼ばれているようです。

 


 

学名:Clerodendrum ugandense Prain

英名:Blue butterfly bush

別名:ブルーウイング(蒼い翼)、ブルーエルフィン(青い小さな妖精)

科名・属名:クマツヅラ科 クレロデンドロム(クサギ)属

原産地:東アフリカ(ウガンダなど)

 

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エリカ・ウインターファイアー

2023-11-24 07:00:00 | 植物

「エリカ・ウインターファイアー」が咲いていました。

ウォーキングで良く通る道に面している家の庭に咲いていたのですが、このお宅はよほどお花が好きな方のようで、色々な花が一年中途切れることなく咲いているのです。

それもとても珍しい花が多いのです。

だから、季節が変わると「今はどんな花が見られるのかな?」と、通るのが楽しみになっている場所なのです。

そこに今咲いていたのが「エリカ・ウインターファイアー」です。

 

エリカはとても種類が多く、エリカ属として700種以上もあるということです。

その中でも日本に流通しているのは40~50種類。

そして、それらは花の色・花の形・開花期などが違って、それぞれに異なった特徴を持っているのです。

良く知られているエリカに、小さなピンクの壺型の花をたくさんつけて、冬~春に咲くタイプのジャノメエリカがありますね。

 

[ジャノメエリカ]

ジャノメエリカは品種で言うと、エリカ・カナリクラータ(Erica canaliculata)なのだそうで、それとは違って、この「ウインターファイアー」はエリカ・オアテシー(Erica oatesii Rolfe )と言う品種の園芸品種の1つになるのだそうです。

葉は針のようで、花は赤色~ピンク色の筒状花、開花は12月~2月というのが特徴のようです。

 

[エリカ・ウインターファイアー]

花は炎のように赤い花が冬に咲くことから、このように呼ばれているようです。

 


 

学名:Erica oatesii cv. Winter Fire 

英名:Oates's mountain erica , tree heath

別名:エリカ・オアテシー

科名・属名:ツツジ科 エリカ属

原産地:南アフリカ

 

 

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空心菜

2023-11-22 07:00:00 | 植物

畑の中にアサガオのような白い花が咲いていました。

どう見ても葉っぱは「空心菜」のようです。

 

「空心菜(クウシンサイ)」は茎が空洞になっているのが特徴の葉物野菜です。

最初に空心菜を知ったのは、中華料理に使われていたからでした。

最近ではスーパーでもよく売っていますね。

でも、売っているのは葉っぱだけなので、まさがこのような花が咲くとは・・・

 

こうしてアサガオとそっくりな花が咲くのならば、アサガオと同じようにプランターなどに植えて、花も楽しめる『食べられるアサガオ』にしたらいいのかも。

 


 

学名:Ipomoea aquatica

英名:Water spinach

別名:ヨウサイ、エンサイ、アサガオナ

科名・属名:ヒルガオ科・アサガオ属

原産地:東南アジア

 

 

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