日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

コロラドトウヒ

2023-01-30 07:00:00 | 植物

ウォーキング中には花だけでなく、樹木にも目が行く。

特に今頃は実の生っている木が多く、つい近づいてしまう。

ある造園会社の入り口に植えられていた木に見入ってしまった。

シルバーリーフが見事な高さ3mほどの円錐形の木だった。

そこには実がいっぱいついていた。

 

 

クリスマスツリーを銀色にしたような木。

 

マツボックリのようで、バラの花が開いたときの形に似たような実。

 

ちょうどその会社の人がいたので名前を聞いてみた。

『何だか難しい名前で、”ピセア何とか”だったかな?、”コロラドトウヒ”だったかな?』と教えてくれた。

ウォーキングから戻って「コロラドトウヒ」で検索してみた。

 

--- コロラドトウヒ ---

コロラドトウヒはマツ科の常緑高木の針葉樹(コニファー)。

コロラド州の州の木に指定されているのもあって「コロラドトウヒ」と呼ばれるが、学名をとって「プンゲンス」「ピセアプンゲンス」もしくは「プンゲンストウヒ」と呼ばれることもある。

見た目が「ザ・コニファー」という感じで人気がある。

樹高が高いが一年で10cmほどしか生育しないため、小さく保つのは容易。

非常に多くの園芸品種がある。(ガーデニング花図鑑より)

 

造園会社の人が”ピセア○○”と言ったのも合っていた、コロラドトウヒの学名が「ピセアプンゲンス」だったのだ。

この木、多くの園芸品種があるとなっているが、欧米を中心に60種以上も作られているらしい。

その中でも特に人気のあるのが、枝ぶりが端正で銀青色の葉が美しい「ホプシー」という品種。

これはコロラドストウヒだけでなく、コニファーの最高峰とされているらしい。

造園会社の入り口にあった木が「ホプシー」なのかどうかは分からない。

でも「ホプシー」も他の品種の木も、とにかく値段がめちゃめちゃ高いのにびっくり(゚ロ゚)、さすが造園会社!

 


 

学名:Picea pungens Engelm.

英名:Blue spruce

科名・属名:マツ科 トウヒ属

原産地:アメリカ北部

 

 

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ロウバイ(蝋梅)

2023-01-28 07:00:00 | 植物

ソシンロウバイが満開になっていた。

 

よく見かけるのがこの黄色い花で、花弁から芯までが同じ色、それで「ソシンロウバイ」という名前。

ソシンは「素心」や「素芯」という文字を書く。

ずっとこの花がロウバイだと思っていた。

ところがこの花はロウバイの中にある品種の一つで、本来の「ロウバイ(蝋梅)」は別の花だった。

 

[ロウバイ]

 

--- ロウバイ(植木ペディアより) ---

ロウバイという名前の由来には、①蝋細工のような花にウメに似た香りがあることから、②開花期が旧暦12月の「蝋月」にあたることから、③花の色が蜜蝋(ミツバチの巣を作る蝋)に似ていることから、という説がある。

花の直径は約2センチで、最も内側にある小さな花弁は暗い紫色になり、やや下向きに咲く。

外側の花弁は透明感のある黄色で、花の中心部には5~6本の雄しべと、多数の雌しべがある。

品種には花全体が黄色いソシンロウバイや、鮮やかな黄色い花で全体が丸みを帯びているマンゲツロウバイ、ナツロウバイ、クロバナロウバイなどがある。

 

 花を比べてみた 

[ロウバイ]

内側の花弁が茶褐色。

 

[ソシンロウバイ]

花全体が黄色。

 

[マンゲツロウバイ?]

花全体が鮮やかな黄色で丸みを帯びている。

 

[クロバナロウバイ]

初夏に黒紫色の花を咲かせるが、花に香りはない。

 


 

学名:Chimonanthus praecox

英名:Winter sweet

別名:唐梅(カラウメ)  

科名・属名:ロウバイ科 ロウバイ属

原産地:中国

 

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冬咲きクレマチス

2023-01-26 07:00:00 | 植物

十年に一度レベルの強い寒気が流れ込んでくると言われていた日、クレマチスが咲いているのを見つけた。

 

それも、1輪や2輪ではなく、フェンスいっぱいに広がっていたクレマチスの花。

寒い中、葉っぱは青々としていて、小さめの白い清楚な花がびっしりと咲いていた。

でも、そろそろ花も終わりに近いのか、中には花びらが落ちてしまっていたものや綿毛に変わっていたものもあった。

 

クレマチスには冬咲きもあることを知った。

冬に咲く種類には大きく分けると落葉性と常緑性があるらしい。

色々と画像検索してみると、咲いていたのはクレマチスの『ジングル・ベル』という種類のように見える。

もしもこれがジングルベルならば、この種類は落葉性のシルホサ系の花で、夏に葉を落として休眠し、秋になるとまた葉を茂らせ、古い枝に花をたくさんつけるらしい。

 


 

学名:Clematis

英名:Clematis

別名:テッセン

科名・属名:キンポウゲ科 センニンソウ属

原産地:日本・ヨーロッパ・アジア

 

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スイートアリッサム

2023-01-24 07:00:00 | 植物

寒空の中で可憐な小さい花がびっしりと咲いていた。

これは「スイートアリッサム」

名前の通りほんのりと甘い香りを放っていた。

 

スイートアリッサムは小さな花が絨毯を敷き詰めたように咲くのでグランドカバーにも向いているし、寄せ植えなどにも重宝する。

花色には白や赤、ピンク、紫などがある。

別名では『ニワナズナ』と呼ばれているくらいだから、ナズナによく似ている。

 

ホームセンターなどではアリッサムという名前で売っているところもあるけれど、この花はアリッサムの園芸品種になっている。

本来のアリッサムは花の色が黄色で菜の花を小さくしたような花が春に咲き、宿根草扱いなので「宿根アリッサム」という名前で流通している。

 

[宿根アリッサム]

黄色の花はアリッサムだけで、園芸品種のスイートアリッサムには黄色はないらしい。

 

---  それぞれの違いをまとめてみた  ---

 


 

--- スイートアリッサム ---


学名:Lobularia maritima

英名:Alyssum, Sweet alyssum

別名:ニワナズナ(庭薺)

科名・属名:アブラナ科 ニワナズナ属(ロブラリア属)

原産地:地中海沿岸

 

 

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スキミア

2023-01-22 07:00:00 | 植物

「スキミア」を見つけた。

スキミアは葉の形がシキミに似ているし、山野に自生しているので「深山シキミ」とも名前がついている。

赤くて丸い蕾がぎっしりとついていた。

この蕾の時期は長くて秋から春3月ごろまでずっとこの状態。

そのためか、時々花屋さんで見かけることがあるけれど、ほとんどが開花前の蕾の時のものが売られている。

 

木もあまり大きくならないようなので、鉢植えでも大丈夫らしい。

スキミアは雄株と雌株があって、雌株には赤い実が生る。

でも現在流通しているほとんどが雄株だとのこと。

今回見つけたのは赤い蕾で開花すると白くなる品種、そのほかには蕾の時からずっと白い品種もある。

 

見つけてから数日後、まだまだ開花しないで蕾のままだろうと思って再度その場所に行ってみた。

「あっ、無くなってる 何で?」

このスキミアは建物の脇、せまい空間の砂利が敷いてあったところに植えられていた。

その砂利があった場所がコンクリートに変わっていた。

きっとその時に抜かれてしまったのだろう。

開花までずっとその様子を追い続けていたかったのに、残念!

 

[開花した時の様子]

いつものサイトから開花した写真をお借りした。

この様子が見たかったのに・・・

この時期、蕾が赤くて開花すると白くなるのは、『ジンチョウゲ』や『トキワガマズミ』などとよく似ている。

 


 

学名:Skimmia japonica

英名:Skimmia

別名:深山シキミ

科名・属名:ミカン科 ミヤマシキミ属

原産地:日本

 

 

 

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