日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

トロロアオイ

2023-09-29 07:00:00 | 植物

薄黄色の大きな「トロロアオイ」の花が咲いていました。

オクラの花にそっくりですがちょっと違います。

トロロアオイは別名で『花オクラ』とも言って、花を食べるエディブルフラワーなのです。

食べたことはないのですが、生で食べるとシャキシャキとした食感のようです。

 

それじゃ花オクラ(トロロアオイ)とオクラはどう違うのかと言うと・・・

オクラの花の部分が花オクラじゃないのかと思いますが、違います。

これは全くの別の野菜なのです。

ただ、オクラと同じような花が咲くので花オクラという名前になったらしいのですが、「トロロアオイ」と呼んだ方が分かりやすいですね。

以下「トロロアオイ」とします。

オクラとトロロアオイの違いを挙げてみると、花、葉、実の形も違っています。

花は共にうす黄色なのですが、オクラは丸みを帯びてフヨウの花にも似た形、トロロアオイは大きく開いて広がっているのが特徴です。

大きさはトロロアオイの方が倍以上大きな花が咲きます。

葉はオクラは大きく広がっているけれど、トロロアオイは掌状に裂けた細長い形をしています。

実についてはオクラはよく知っている通りですが、それに対してトロロアオイは硬く短い実で、食用には適していません。

 

[オクラの花と葉]

 

[トロロアオイの花、葉、実]

 

トロロアオイの名前は根にトロロのような粘液があるところから付けられましたが、奈良時代には既に日本に入っていて、根をすりつぶした粘液(ねり)が和紙づくりの糊として使われていたようです。

また、原産地の中国では、胃炎や咳止めの漢方薬として利用されているようです。

 


 

学名:Abelmoschus manihot

英名:Aibika

別名:黄蜀葵(オウショッキ)、花オクラ

科名・属名:アオイ科 トロロアオイ属

原産地:中国

 

 

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ベニバナトキワマンサク(秋咲き)

2023-09-27 07:00:00 | 植物

「ベニバナトキワマンサク」の生け垣に花が咲いていました。

トキワマンサクは春に開花時期を迎える木なのですが、秋にも花を咲かせることがあるようです。

でも、春ほどたくさん花は咲かないようですが・・・

 

このように、1年に2回咲く花は二期咲きと呼ばれているようなのです。(フジなどもそうですね)

 

 

3月のベニバナトキワマンサクです。

やっぱり春は花の数が多くて華やかですね。

 


 

学名 :Loropetalum chinense var. rubra(アカバナトキワマンサク)

英名:Evergreen witch hazel

科名・属名:マンサク科 トキワマンサク属

原産地:日本から中国、インド

 

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ペラルゴニウム・シドイデス

2023-09-25 07:00:00 | 植物

「ペラルゴニウム・シドイデス」は数あるペラルゴニウムの原種の中の一つです。

ペラルゴニウムの園芸種の派手さに比べると、独特の落ち着いた花色の小さな花が可愛く、ビロードのような質感の丸いシルバーリーフがおしゃれです。

 

 

花色が濃いワインレッドとでもいうのでしょうか、派手な色ではないため、あまり目立たないのですが、花期がとても長く、春からずっと咲いています。

この花色から別名では黒いペラルゴニウムとも呼ばれているようです。

シルバーの丸い葉がこんもりと茂り、そこから細い花茎が長く伸びて、先端に1~2cmほどの小さな花がいくつか咲きます。

全体的にひょろひょろとして弱そうな感じですが、結構丈夫な花のようです。

 

 

 


 

学名:Pelargonium sidoides

英名:サウスアフリカンゲラニウム(South African geranium)

別名:ラバスサム

科名・属名:フウロソウ科 ペラルゴニウム属

原産地:南アフリカ(原種の主な自生地)

 

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アベルモスクス

2023-09-23 07:00:00 | 植物

夏になるとアオイやフヨウ、ハイビスカスなどの似たような花をよく見ます。

それらの花は木なのか草なのか、花の大きさはどうなのか、葉の形はどうなのかと、今は区別がつくようになりました。

ところが、ウォーキング中にちょっと変わった花を見つけました。

木ではなく、草になっていて、草丈は50cmほど、花は小さなハイビスカス、葉は掌状で5つに裂けていて、モミジアオイの葉を幅広くしたような形でした。

 

雌しべは上を向いていないので、やっぱりフヨウではなくてアオイの仲間に違いないと思い、画像検索をして調べてみました。

そうしたら、本当の名は「アベルモスクス」でハイビスカスと言うよりもオクラの仲間だということが分かりました。

(オクラの学名は『アベルモスクス・エスクレンツス』なのだそうです)

この花は他にも、アジアンハイビスカス、アカバナワタという名前もついています。

インド原産なので耐寒性がないため、元々は宿根草なのですが、一年草として扱われているようです。

 

ハイビスカスに似た花は赤くて中心部がクリーム色になっています。

やっぱり一日花なので、夕方になると萎みます。

一年草ですからタネもできるのでしょうね。

ネット上にはタネを蒔いて育てている人の様子も出ていました。

発芽率もとっても良いらしいく、ほぼ100%芽が出るようです。

あまり大きくならないし、花もたくさん咲くようなので、鉢植えで育ててみたいですね。

 


 

学名:Abelmoschus

英名:Musk mallou、Musk okra、Mbrette

別名:アジアンハイビスカス、アカバナワタ

科名・属名:アオイ科 トロロアオイ属

原産地:インド

 

 

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スワインソナ・ガレギフォリア

2023-09-21 07:00:00 | 植物

道路沿いの家の庭に咲いていた花です。

花は白いマメの花、葉はレンゲソウの葉を大きくしたような形をしています。

 

 

スイートピーの親戚のマメの花のように見えますが、この花には大層な名前が付いています。

「スワインソナ・ガレギフォリア」、がこの花の名前です。

そして別名では白い花にちなんでホワイトスワンとも呼ばれています。

でも、花色は白だけではなくて、ピンク、紫、深紅などもあるようなのですが、ホワイトスワンは白い花限定でしょうね。

 

冬は地上部が枯れてしまうけれど、宿根草になっています。

つる性で、花は5月頃から11月頃までの長い間咲いてくれるから、トレリスやフェンスなどに這わせたらいいのかもしれません。

 



学名:Swainsona galegifolia

別名:ホワイトスワン、ユイホワイト

科名・属名:マメ科 スワインソナ属(デザートピー属)

原産地:オーストラリア

 

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