青い花を思い浮かべてみた。
青と言っても紫がかったものや、水色の花はたくさん並べられるが、真っ青な花はあまりないと思う。
そんな中で唯一身近に見られたのが「ツユクサ」だった。
「ツユクサ」は鮮やかな青だと思う。
ツユクサは日本に古くからあり、万葉集にも詠まれている。
別名「月草」、「蛍草」とも呼ばれ、万葉集では「月草」で登場している。
その内容は心変わりや命の儚さを詠んでいるものが多い。
それは、「月草」が染め物の原料として使われていていて、これで染めたものは色がすぐ落ちてしまうからと、移ろいやすさやはかなさの代名詞となっているようだ。
黄色の部分は雄しべの一部、雄しべは全部で6本あり、2本は長く普通の雄しべなのですが、残りの短い4本は昆虫の目を引くために、黄色になっているらしい。
---------- ツユクサ ----------
高さは15~50cmで直立することはなく、茎は地面を這う。
6月~9月にかけて1.5 ~2cmほどの青い花をつける。
花弁は3枚、上部の2枚は青く大きいが、下部の1枚は白くて小さく目立たない。
雌しべが1本、雄しべが6本ある。
一日花で、早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。
青花、白花がある。(Wikipediaより)