日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

アケビ

2021-08-31 07:00:00 | 植物

大きな公園で去年の4月に見つけたアケビの木

秋に実が生るのを楽しみにしていたのに、切られてしまったのか、なくなっていた。→アケビの記事

ところが今年の春、その近くのフェンスに絡まっている別の木があり、そこに花が咲いているのを見つけた。

そして、今日その木を見に行ってみた。

小さな実がいくつか生っていた。

この実がもう少し大きくなると紫色になって、自然に割れるんでしょうね。

こんな町中でもアケビの実を見ることができるとは嬉しいような、ちょっと意外だったような・・・

 

 

 

葉が5枚の「ゴヨウアケビ」でしょうね。

 

今年の4月に見つけた花。

 


 

学名:Akebia quinata Decaisne

英名:Akebi

漢字表記:木通

別名:オトメカズラ、ヤマヒメ、アケベ

原産地:日本~中国

 


     

アケビの写真を撮っていた時、声を掛けてきた人がいた。

話を聞いたらその人は山形県出身で、アケビの実を見て懐かしく思ったと。

アケビの生産量は山形県が全国一位らしい。

だからアケビに関しては詳しくて、お彼岸の時に使ったり、郷土料理の「あけびの油焼き」があるなどと教えてくれた。

 

 

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嶽きみ

2021-08-30 07:00:00 | 食べ物

毎年、夏が終わる頃には青森県を旅行することが多かった。

目的はもちろん温泉なのだけど、ちょうどこの頃には「嶽きみ」が採れるので、それも食べるのも目的の一つだった。

「嶽きみ」は岩木山の麓の嶽高原で栽培されている「とうもろこし」で、きみとは青森の方言でとうもろこしのこと。

2年続けて行くことができなかったため、今年は取り寄せてみることにした。

結構人気があるらしく、夏になる前、早くから申し込まないと売り切れてしまうようだ。

6月の初旬に注文したものが昨日届いた。

前日の朝、暗い内に収穫したものをすぐに送ってくれたようで、「朝採り」にこだわっているということだった。

すぐに書いてある通りに茹で、食べてみた。

一粒一粒の触感が弾けるようにプチプチとして、言われているように果物に負けない甘さもあり、本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

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ツルボ(蔓穂)

2021-08-28 07:00:00 | 植物

今年の夏も終わりになってしまったのでしょうか。

「ツルボ(蔓穂)」がポチポチと咲いていているのを見かけた。

ツルボは秋を告げる花だと思っていたから。

昔は田んぼのあぜ道にたくさん咲いていた花で、この花が咲くと稲刈りが始まったような記憶がある。

 

 

 

 

 

 

 

葉はほとんど見られなく、あったとしても花の根元の地面から直接に生えているように見える。

葉の付き方にもいろいろあり、こういう葉のことは「根生葉(こんせいよう)」と言うらしい。

花は下から上に向かって順番に咲いていく。

咲き始めは薄いピンク色でだんだんと淡い紫色に変化していく花。

 

 

花の色が薄紫に変化し、終わりに近づいたころには蒴果ができ、それが熟すと割れて中にある3個の黒い種がこぼれる。

 


 

学名:Scilla scilloides、Barnardia japonica

英名:Scilla(ルツボ属の英名)

別名:参内傘(さんだいがさ)

科名 ・属名:キジカクシ科(またはユリ科) ツルボ属

原産地:日本、朝鮮半島、中国

 

 

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ゼフィランサス

2021-08-27 07:00:00 | 植物

ゼフィランサスって白花だけかと思ったらピンクや黄色もあった。

 

[白いゼフィランサス]

 

[黄色いゼフィランサス]

 

[ピンクのゼフィランサス]

 

この中で白色の花は「タマスダレ(玉簾)」と呼びピンクのゼフィランサスは「サフランモドキ」と呼ばれている。

色の違いで名前が違っているのは珍しい。

 


 

学名:Zephyranthes
英名:zepher lily、Fairy lily、Rain lily
科名・属名:ヒガンバナ科ゼフィランサス属(タマスダレ属)
原産地:アメリカ、西インド諸島

 

ゼフィランサスに似た花に、ハブランサスという花もあり、ちょっとややこしい。

 

[ハブランサス](iroiro-photoより)

 

花を見るとゼフィランサスとは違っているのが何となく分かると思う。

一番はっきりした違いは、ゼフィランサスは上を向いて咲き、ハブランサスは少し横を向いて咲くということだった。

でも、たったこれだけの違いで区別するのかな?

花によっては上向きなのか、横を向いているのかはっきりしないものもあるんじゃないかな?

ということで、更に違いがないか調べてみた。

そうしたらやっぱり違いがあった。

それは雄しべ。

ゼフィランサスは均等な6本の雄しべで、花弁から突き出ているようにはっきりしている。

それに対し、ハブランサスの雄しべは花弁に隠れ、大きさが不均等で数もバラバラのように見える。

花の違いはやっぱり実物を見て比べない良く分からない。

 

ゼフィランサス、ハブランサスの両方ともレインリリーと呼ばれている。

なぜかというと、雨が降るとその水分が刺激になって花芽が成長し、花を咲かせる性質があるそうだ。

だから水をやる時、上から雨が降るようにかけると花が良く咲くらしい。

 

 

 

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フヨウ(芙蓉)

2021-08-26 07:00:00 | 植物
「フヨウ(芙蓉)」は朝開いて夕暮れになるとしぼんでしまう1日限りの花。

それでも毎日次から次へと新しい花がたくさん開いてくるので、目を楽しませてくれる。

 

 

 

フヨウの花ってムクゲと見た目がそっくりで、遠目には区別が難しい。

でも、その違いは近づいてみると一目瞭然。

雌しべが違う。

雌しべの先端が5つに分かれ、上向きにカーブしているのがフヨウ。

真っすぐなのがムクゲ。

 

[フヨウ]

雌しべの先端は上を向いている。

 

[ムクゲ]

雌しべの先端は真っすぐ前を向いている。

 

その他の違いは葉の大きさと形。

フヨウは大きな葉で手のひらのような形色。

ムクゲは小さな葉で鋸歯。

あと、ムクゲは7月ごろから咲いているが、フヨウは8月以降咲くので、7月に花が咲いていたらムクゲだと思えば間違いないと思う。

 


 

学名:Hibiscus mutabills

英名:Cotton rose hibiscus

別名:木芙蓉

科名・属名:アオイ科 フヨウ属
原産地:中国、台湾、日本

 


 

別名の「木芙蓉」は中国での呼び名。

かつて中国では「芙蓉」とは「蓮(ハス)」のことだった。

花がハスに似ていて木に咲いているということで「木芙蓉」になったのだが、今では中国でも「フヨウ」は「芙蓉」と表記されている。

どうしてそうなったのか分からない。

 

全くの余談で、中国・成都に行った時、泊まったホテルの名前が「芙蓉麗庭酒店」だった。

成都には芙蓉と名が付いたホテルや飲食店が多かった。

「芙蓉蟹(かに玉のこと)」などと料理にまでも使われていた。

これは四川省の省都である成都がかつては、「芙蓉城」や「蓉城」と呼ばれていたからで、芙蓉が四川省を代表する花だから様々なところで使われているということだった。

 


 

[アメリカフヨウ]

別名は「クサフヨウ」、花は一重の丸型で15cm以上になる。

 

 

[酔芙蓉(スイフヨウ)]

花色が白色からピンク色に変化していく。

 

 

 

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