ねぶた家の人々 (ねぶたけのひとびと)

2011年1月5日オープン!青森市文化観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ公式BLOGです。

竹ねぶたの進捗

2018年01月27日 20時55分29秒 | 日記

 

こんにちはべりょうです

ねぶたホールの一角の倉庫で千葉作龍ねぶた名人誠意制作中の竹のねぶた

現在は色付け作業が行われています

 

 

思えば今月の2日から制作が開始された竹のねぶた…

休まず作業されている千葉先生はじめ、スタッフの皆様のご尽力のおかげで、

みるみる完成に近づいています

ざっと振り返ってみましょ~

(ちょっと長いですが最後に大事な大事な告知があるのでお見逃し無く!)

 

 

◇1月2日

人形の基礎となる部分を竹で形作っていました。

竹のささくれが手に刺さり、痛みと戦いながら作業されていましたね…

 

 

◇1月5日

向かって右側2人目の人形にも着手し、

千葉先生は面の制作作業にも取り掛かりました

針金と違い思った方向に曲がらず、造形に苦労するとおっしゃっていたのが印象的です

 

 

◇1月8日

人形の他に送りの富士山の制作にとりかかりました

 

 

◇1月11日

面を一度取り付けてみて

バランスなどを調整しておりました

昭和30年ごろは面(顔)は後付けで

作業の最後の最後に取り付けたそうです。。。

作業の合間に取り付けてみて

細かいバランスを見極めていかないといけないんですね

 

 

◇1月16日

制作場所がねぶたホール内の倉庫に移った頃

骨組みはほぼ完成し、

電気配線の作業に切り替わっていました

 

連日たくさんのお客様が覗いていかれます

 

 

◇1月19日

紙貼りが始まりました

千葉先生専属の紙貼りのスペシャリストの皆さんが黙々と和紙を貼っていきます。

針金に紙を貼る際は、

貼りづらい箇所があればすこーし針金を折り曲げるなどして

自分なりに貼りやすくするそうですが、

竹はそれができず苦労するとスタッフの方がおっしゃっていました

その反面針金よりものりが付きやすいというメリットもあるそうですよ~

富士山

真っ白な状態のねぶたも立体的でごつごつしてて

個人的には大好きなんですよね~

 

 

◇1月23日

紙貼りが全て終わり、書割り作業に入っていました

線を太く、はっきり描く

千葉先生のワザを間近で見られた方はラッキーですね

面も紙が貼られ、

別室にて待機中…

 

 

◇1月26日

書割りと同時進行で

ろう書きが行われていました

型をとり、そこをろうで塗っていくんです

面に髪も生えてました!

 

 

そして本日

◇1月27日

色付けが施され

鮮やかな姿になっております

ねぶたの彩色にはポスターカラーが最近多く使われていますが

昔ながらということで

染料を使用しているそうです

鮮やか~

 

 

1月中の完成に向けて現在急ピッチで作業が進められている

竹のねぶたですが

2月からねぶたホール内に展示予定です。

これに向け

1月31日(水)に完成披露の点灯式を行います!

また、面を最後に取り付けていたという当時の制作風景も踏襲し、

面の取り付け作業も行う予定なんです

31日のスケジュールは下記の通りです

 

 

日時:1月31日(水) 10:00~10:50

場所:ねぶたホール内

内容台上げ・化粧 : 10:00~10:40

点灯式 :10:40~10:50

 

 

千葉先生のお父様であり

ねぶた作りの師匠である千葉作太郎さんのねぶたが

60年ぶりに復活します!

竹のねぶたも数十年ぶりの復活ということで

この記念すべき瞬間をぜひぜひ皆様に見ていただきたいです!

 

たくさんの方のお越しをお待ちしております

 

 

べりょうでした~