こんにちは
ササキングです
青い海公園内のねぶたラッセランドではねぶた小屋が完成し、
ねぶたの制作が始まっています
5月12日(木)
青森ねぶた祭の安全祈願祭がラッセランドでおこなわれました
その安全祈願祭の後に
第五代ねぶた名人千葉作龍さんが
ねぶた制作の第一線から退くという発表がされました
このニュースを見て多くの方がショック、そして寂しい気持ちになったかと思います
千葉作龍さんは父である千葉作太郎さんの跡を継ぎ、
1967年の20歳のときに大型ねぶたの制作デビュー
画像は若かりし頃の千葉名人
デビュー作
1967年「舟弁慶」(青森ナショナル店会)
そして26歳で最年少となる初の田村麿賞(現在のねぶた大賞)を受賞
初の田村麿賞
1973年「南祖坊と八之太郎」(青森青年会議所)
その後数々の名作ねぶた、人々の記憶に残るねぶたを制作されました
1975年「暫」(青森青年会議所) 田村麿賞
1986年「車引」(サンロード青森) 田村麿賞
1987年「大石内蔵助 誉の討入り」(サンロード青森) 田村麿賞
1992年「北天鬼人 安倍貞任」(サンロード青森) 田村麿賞
1995年「三内丸山・縄文鼓動」(コマツ連合ねぶた) 田村麿賞
2001年「水滸伝『天傷星・武松』」(サンロード青森) 知事賞
2012年「奥州平泉の栄華 阿弖流為と清衡」(サンロード青森) ねぶた大賞
2014年「戦国武士華 前田慶次」(サンロード青森) ねぶた大賞
大型ねぶたの総制作台数は2021年までの54年間で156台
昭和・平成・令和と半世紀以上に渡り、後継者育成や祭りの振興など、
青森ねぶた祭を支えてきたねぶた師さんが勇退されるのは
やっぱり寂しいものがありますね
会見では一番弟子であるねぶた師の内山龍星さん、
孫弟子にあたるねぶた師の立田龍宝さんから花束が贈られました
「お疲れ様でした。そしてありがとうございました。」
という気持ちがあふれてきますね
千葉作龍さんが制作されていたサンロード青森さんの後任は
最後の弟子となる吉町勇樹さんが今年制作されることが発表されました
「金太郎」
「絵馬に込めた願い」
吉町さんはワ・ラッセのミニねぶたや中型ねぶたなど
これまで制作していただいたことがある方です
デビュー作はどうなるのか楽しみですね
そして千葉作龍さんが昨年2021年に制作した最後の大型ねぶた
「安倍晴明・泰山府君を鎮める」(サンロード青森)が
ワ・ラッセに展示されています
今年8月の展示ねぶた入れ替えが予定通りおこなわれますと、
8月のねぶた祭が終わるまでご見学することが出来ます
千葉名人の最後の大型ねぶたをぜひ見に来ていただければと思います
ササキングのレポートでした