ねぶた家の人々 (ねぶたけのひとびと)

2011年1月5日オープン!青森市文化観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ公式BLOGです。

第11回ねぶた下絵コンクール審査会!結果は!?

2021年11月24日 18時25分04秒 | 日記

こんにちは

ササキングです

 

本日第11回全国小・中学生ねぶた下絵コンクールの

審査会がおこなわれました

応募総数81点の中から入賞作品28点が決定しましたよ~

ずらりと並んだ作品の数々

今年もハイレベルなオリジナル性のある作品ばかり

「コロナ退散」「縄文遺跡群の世界遺産登録」など

今年を象徴するようなテーマの作品があるのが印象的でしたね

 

今年もねぶた名人のお二人に審査していただきましたよ

第五代ねぶた名人千葉作龍さん

 

第六代ねぶた名人北村隆さん

 

「うーーん」というような悩ましい感じが伝わる会場の雰囲気

以前千葉作龍さんがお話していたのを思い出しましたが、

「普段は審査される立場だけど、こうして審査してみると本当に難しい」と言っていましたね

それくらい今年の下絵もすごいんですよ・・・ホント

 

そしてそして・・・

審査の結果こちらの作品が最優秀賞となりました!

 

小学生部門最優秀賞

「さしこむ光 ~みちびきの神 猿田彦命~」

青森市立筒井小学校 4年 工藤 和花 さん

 

中学生部門最優秀賞

「躍動 猪狩りの勇姿」

青森市立造道中学校 3年 須藤 佑太郎 さん

 

いずれかのねぶたを中型またはミニねぶたとして制作する予定です

どちらのねぶたが中型になるのかミニになるのか、

後日開催されるねぶた師との会議で決定されます

そのときに監修者・制作者も決定する予定でーす

 

優秀賞、入選の受賞者はこちらでも紹介しております

受賞者一覧

 

受賞された皆様、おめでとうございます!!

 

ワ・ラッセでは12月18日(土)に表彰式を行います

表彰式の様子はブログでも紹介していきたいと思います

また、受賞作品は

12月18日(土)~翌年3月31日(木)までワ・ラッセ1Fエントランスで

展示される予定です。

ホントにすごい作品ばかりでした

ワ・ラッセへご来館の際は子どもたちの力作を

ぜひぜひご覧いただければと思います 

 

ササキングのレポートでした

 

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8年ぶり!北村蓮明さんのやさしいねぶた学

2021年11月13日 16時41分38秒 | 日記

こんにちは

ササキングです

 

少し報告が遅くなってしまいましたが

11月7日(日)に今年度一発目のやさしいねぶた学が開催されました

やさしいねぶた学ではねぶた師を講師にお招きし、制作時の

エピソードなどをお話していただく人気講演となっています

 

今回の講師は2013年以来8年ぶりの講演となった

ねぶた師の北村蓮明さんです

講演は青森ケーブルテレビキャスターの伊藤一郎さんと

インタビュー形式で進められましたよ~

 

【今年2年ぶりに制作されたねぶたについて】

コロナで苦しい時代ということで、一時も早く収束してもらいたいという

気持ちで制作しました。

2021年度制作ねぶた 「疫病祓い『スサノオ神話』」(日立連合ねぶた委員会)

 

去年は早い段階で中止が決まったので(心情的に)そこまででもなかったが、

今年は制作途中で祭りが中止になったのでとてもがっかりした。

このまま制作しなくてもいいかなと思ったが、最後まで作って

いろんな方に見届けてもらいたいという気持ちになったそうです。

なにもやってなければ悪いことばかり考えてしまう。

何かをやってた方が集中できると語る北村蓮明さん。

 

制作にあたって、何か苦心点等はありましたかという質問について・・・

どのねぶたにも共通して言えるところではありますが、

「角度」を気にされているようでした。

ご本人いわく、いろんな角度で見てほしいが

ただイメージ通りにできているか、台に上がってからでないと

わからない部分もあるそうです。

今回のねぶたは台に上がって、自分の中ではかなり良くできたそうで、

スタッフもがんばってくれたと感謝の言葉がありました。

 

【合作ねぶたについて】

現在ワ・ラッセに展示されているねぶた師合作ねぶた

「願いの灯 ~薬師如来・玄奘三蔵と十二神将~」についても

お話していただきました。

「宮比羅大将」(くびらたいしょう)

 

「完成してホッとした。ちょっと顔が下を向いているのでどうかなと

思ったが、台上げしたらちょうどよかった

この合作ねぶたについては、絶対無理だ!と言われてきたねぶたでしたが、

北村蓮明さんはずっと前から実現しないかなと希望していたねぶただったそうです。

昨年のクラウドファンディングによって実現したねぶたでしたが、

「とにかく楽しんで作れたねぶただった」とのことです

 

【北村春一さんとのエピソード】

今年8月にさくら野百貨店青森店で開催された

ねぶた師北村蓮明さん、北村春一さんによる

「父子展」についての話題になりました。

父子での展示ということで、「連獅子」のねぶたが制作されて話題になった展示会でした。

「去年は息子が一人でやっていたけど、今回は声をかけられて一緒にやった。

やってよかったよ!」とうれしそうに語る北村蓮明さん

   北村春一さん

 

ねぶた師として活躍している北村春一さんについては、

「自分がねぶたの大変さを知っているからこそ、

息子がねぶた師になったことはうれしい。

(本人には言わないけど)腹の中では『よくやった!』と思っている。」

なんともほっこりしてしまうエピソードです

 

その他にも、幼少期の兄弟でのねぶた制作のお話、師匠である

第二代ねぶた名人北川啓三さんとのエピソードなどなど・・・

とっても貴重なお話がありました

 

このお話の続きは後日青森ケーブルテレビさんでの放送、または

ワ・ラッセYouTubeでも公開しますので、ご覧いただければと思います

 

最後に来年の意気込みを語っていただきました

「自分の型にはまらずこだわらず、刺激のあるものを作っていきたい!」

来年の構想についてはだいたい考えているそうです

ご講演いただきありがとうございました 

 

次回のやさしいねぶた学は11月28日(日)

講師はねぶた師北村麻子さんです

次回のやさしいねぶた学もどうぞお楽しみに

 

ササキングのレポートでした

 

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