こんにちは
ササキングでございま―す
昨日は各ねぶた団体の囃子方(囃子委員会)の慰労懇親会に出席しました
ご招待いただき、ありがとうございまーす
とっても楽しい会でしたね~
懇親会での最後のパワフルな演奏はとってもすばらしかったです
ワ・ラッセのハネト体験は各囃子団体の皆様のおかげで、
たくさんのお客様がねぶた囃子に触れ、お楽しみいただいております
ねぶたのすばらしさをたくさんの方に伝えられるよう、
今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
さて、ブログでのご紹介が遅くなりましたが
1月7日(日)に3回目の
やさしいねぶた学が行われました
講師は第6代ねぶた名人北村隆さんです
この日ササキングはねぶた師手塚茂樹さんの面づくり教室を
担当していましたので、やさしいねぶた学は出席できませんでした
でもでも
当日参加した方から聞いたお話をまとめましたので、
少しでもご紹介できればと思います。
2017年のねぶた祭に運行されたヤマト運輸ねぶた実行委員会の
「赤沼伝説」は現在ワ・ラッセに展示されております
・題材について
青森県の児童文学者、北彰介氏の県内の伝説を書いた本から
題材を得たそうです。
北村隆さんは実際に赤沼(藤崎町)を見に行ったそうです。
近隣の住民も知っている人がほとんどいなかったそうで、
やっと情報を得て探し当てたものの、本当に田んぼの真ん中にある、
周りに何もない沼だったとのこと。
・今回苦労した点
面の大きさについて
「顔を大きくすると蟹が目立たなくなるので人形を極力小さくした。
普通は83㎝くらいの面を作るが、今回は70㎝くらいの面にしてある。
70㎝くらいの面ではあるが、昔は普通このくらいの大きさだった。」
「昔は奉書紙(現在も使われているが)なので顔を大きく作れなかった。」
↓
奉書紙の大きさでは紙1枚で貼りきれないため。
今回のねぶたに針金がいっぱい入った一因でもあると解説してくれました。
「昔は面は後付けだった。つまり首がないのです。
今は首があるので、人形に動きが出てリアルになる。
自分は人間の等身大から面のサイズを割り出している。」
・ねぶたホールに移動して解説
鬼の色について
「7~8行程かけている。濃度の違う色を重ねている。
蟹の赤に対して鬼の青というように反対色を使うようにしている。」
ここで質問タイムとなりました!
Q「送りで、うさぎや熊(あらいぐま?)など、動物なのに人間の体をしているのはなぜですか?」
A「(※)鳥獣人物劇画図から発想を得た。」
(※)京都高山寺に伝わる絵、12世紀の作で国宝
Q「田村麻呂の烏帽子の模様がすばらしいがどんな書き方をしたのですか?」
A「ひし形の所は濃い墨を、その間は薄い墨を使った。
また、薄い墨の所は吹き付けではなく、手書きでやった。」
まだまだ多く語っていただきましたが、今回私が聞けた内容はここまででした。
青森ケーブルテレビさんで今回の内容が後日放送される予定になっています。
(放送日等は青森ケーブルテレビさんのHPをチェック)
放送後はYouTubeにもUPする予定になっていましたので
ぜひご覧いただければと思います
(ササキングも後で見よっと)
前回の北村麻子さんのやさしいねぶた学もYouTubeにUPしましたので
こちらもご覧くださいね
次回のやさしいねぶた学は3月4日(日)です!
講師はねぶた師の有賀義弘さんです。
現在展示中の「鹿島神と要石」(青森自衛隊ねぶた協賛会)について
講演していただきます
場所はワ・ラッセ1F交流学習室1で13:45から開始です
もちろん入場無料ですのでぜひお越しくださいね
ササキングのレポート