2日目の朝、雨音が気になった。ほとんど睡眠が出来ていない。子供みたいに興奮しているのだ。同室の他の3人も同様だと言う。
ホテルのレストランのマウンテンビュー。素晴らしい !!
昨夜の懐石料理も美味しかった。山でこんなに美味しい料理が食べられるのはハッピーと思った。道路閉鎖のため食材をケーブルカーとバスを利用して運び用意してくれたと添乗員から説明があった。感謝。
窓から雄山が見える。早朝の天気は良くない。
室堂に到着すると雨は降っていなかった。
8:30
山のガイドさんの道案内で一の越を目指す。
このあたりでライチョウを見た。
周囲に馴染んでいるライチョウは見つけにくい。部分拡大すると・・・・ライチョウの親子がいた。ひよこくらいの大きさの子供は隠れて見えない。
雪渓に到着。
帰りは下り斜面なので靴にわらを撒きつけて下山する。出発前にガイドさんからわら縄の巻き付け方を教えてもらった。
雲が多いけど槍ヶ岳も見える。
一の越に到着。
一の越から、雄山の一部が見える。山頂のように見える場所は二の越あたり。そのあとに三の越、四の越、五の越と続き、それぞれに祠があると言う。
富士山のように五合目、六合目と言わずに越と言う。霊山なのだ。風が急に強くなってきて雲が飛び青空も見えて来た。見上げると雄山の二の越あたりなのだろうか。山頂は更に向こうに隠れて見えない。
ここまで来るのにかなり時間がかかっている。ゆっくり歩き休憩も多く取ってくれるのに呼吸が苦しい。頭痛までしてきた。少し吐き気もしてもしかして高山病? 風が私の帽子を吹き飛ばす。気温も低い。
この先はかなりの岩場の急斜面が続くようだ。先に進む自信がなくて私はここで断念することにした。
一の越からみくりが池や緑池がはっきりと見える。このあたりは標高約2700メートル。
山頂で頂いてきたお札。神主さんにお祓いをしてもらい、お神酒を頂き山歩きの無事を祈願したそう。
雄山山頂を制覇した人だけがもらえる勲章なのだ。私も欲しかった。
振り返ると皆が登った雄山は快晴の中。『又おいで~~~』と言っているようだ。ガイドさんに声をかけられて見ると岩の上には。
ライチョウに又、会えた。ラッキー!!
やっぱり晴れ女 ばんざ~~~い!!
登山後記
室堂辺りは2400メートル。昨日もちょっと足が重く感じたのは空気が薄いから。なんでもない上り坂に呼吸があがってしまう。一の越から先は、途中下山も待機も許されないとのこと。何が何でも全員が雄山神社まで行かなくてはならないと。『自信のない人は一の越で待っていて下さい。』強い口調で言うのはこれから先は危険の伴う箇所があり、緊張しなければならないのだ。
私は高所恐怖症!!発作が出ると足がすくみ体全体が弛緩するような状態になってしまう。今までも発作が出ていくつかの山で山頂を目前に断念したことがある。そして2回目、3回目でやっと制覇した山もある。
今回もペースが遅く、後の行動や新幹線の時間に間に合わせるように添乗員は焦っていたみたい。皆を足を引っ張ってはいけない・・・・帽子が吹き飛んだのも私に止めるようにとの暗示かもしれない。止める勇気も必要と思い、決断した。
いつか、又、立山に来て赤いお札をもらってこよう。オットット様と一緒だったら登れるかもしれない。
ライチョウ、2回も見られてチョーラッキーだった。