元気を取り戻し敬老の日には93歳長寿(実年齢は96歳らしい)のお祝いをしてもらった。
少し痩せて皺が増えたけど可愛い笑顔も見られるようになってきた。
施設側でのいろいろな配慮がありハハ様は又、生きる力を持ったような気がする。
感謝です!!
施設や住まいの自治会からもお祝いをされ私まで嬉しい。
施設では車いす生活の日常でも靴を履かせてくれるのも嬉しいことです。
そんなわけでハハ様のプレゼントにルームシューズを、また、作ってみた。
オットットさまの山用のシャツを利用して・・・吸汗速乾の生地だし肌触りは抜群!!
内側の白地はさらし。かかとの部分にゴムを入れて着脱が簡単にできる。
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もう一足。可愛い生地を利用して上と同じパターン。両方とも洗濯機でジャブジャブと洗えるから快適!!
靴下を履いても着脱しやすく、介護する方たちも喜んでくれた。
以下は長いので興味のある人読んでください。
5月に具合が悪くなり入院したハハ様。
あの時は病院を何回か出たり入ったりして病院では延命治療についての説明を受けたりもした。
施設に戻っても元気になれずに食事や水分もとれずに体力がなくなって行った。
施設からは看取りについて親戚を集めて説明をされ、来る時がとうとうと思ったくらいだった。
妹と話し合い、看取りについての同意書にサインまでした。が、
その日は93歳のハハ様の誕生日だった。
誕生日に看取りについての同意書を出すなんて・・・・・・私には出来なかった。
ハハ様の最期の時と思い、遠方にいる親戚も来てくれた。
ここまで生きてこられたのだから、不足はないと皆、ハハ様への病院での延命措置に反対したから施設で安らかに看取ってもらうことに賛成した。
長女である私が最終的に同意書を提出するのだ。こんな時も長女の責任が付きまとう。
私が書類にサインをして提出すると・・・・・ハハ様は・・・・・飲まず食わずの状態で命が枯れていく。
1週間か10日で。
私、書類の提出を一日、一日、伸ばした。そして、最後の点滴をもう一度お願いした。特別に点滴は3日分、病院から渡してもらった。それ以上の治療は施設では出来なくて、その後、点滴を希望するなら入院となると説明された。
すると3日目、ハハ様は少し元気を取り戻した。
ケアマネジャーと相談して、なんでも好きなものを食べさせることにした。
ハハ様の好きそうなものを買ったり作ったりして持参した。
それは甘いもの。特に煮豆。食事がとれなかったハハ様は自分の手で豆をつまみ口に運んだ。
びっくり!! 煮豆の3粒で元気になり10粒位食べられるようになった時にはほかの食事も口にするようになった。
あれ以来、施設に行くごとに煮豆を差し入れている。
最近では粥状の食事から普通食に変えてもらった。
ハハ様が元気を取り戻したのは食事ばかりでなく、施設側で個室を移動したりしてくれたことも要因だったように思う。
現在の個室はリビングという係りの人たちが働くことの見える部屋で、窓からは戸外の住宅の様子も見える。そういえばわが家のハハ様の部屋と似ているかもしれない。
今までは南側の静かな良い部屋で戸外には見沼のグリーンや桜を見渡せる環境の良い部屋だったけどハハ様はそういう環境には慣れなかったのかもしれない。
明るく元気な介護士達の働く姿を見られ、また、お世話になり生きる力が湧いてきたのかもしれない。私はそう思う。