ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

ペンション

2011-10-17 | 独り言


私たち、わんこを飼っていた時はよく、わんことともに山歩きに出かけ
そしてペンションを利用した。

ペットも一緒に泊まれるペンションをさがして・・・・

7年くらい前のこと、蔵王にある別荘地にとても雰囲気の良いペンションを見つけて、
わんこと一緒に泊ったことがある。

オーナーさんとの話、
『昨年くらいから急に客足が止まり、これも不況の影響かと感じている。』
オーナーご夫婦は、こう言っていた。
あれから約、7年余りたち、世間の不況は更に進んでいるけれどどうしているだろう?






私の住まいは東京のベッドタウンになっている。
人口も多く活気があるので、不況??って感じです。
高層ビルはどんどん建つし・・・・・・。


かつてバブルの頃はというと、
これ以下になったら破産だ~~と、本気で思うくらい大変だった。
だけど・・・・・
若くて元気だったし、一生懸命だった。
生活はカツカツだったけど、全然気にならなかった。
バブルを楽しんで豪勢な生活をしている人たちを羨ましくもあったけど、
手弁当を作り、子供たちを連れて近くの公園や遊園地で楽しんでいた。
本当に、ささやかな幸せを探しをしていた。

バブル経済の時には、
海外旅行だとか別荘だとか優雅な生活をしていた親戚もいた。
三軒も持っていた店も手放し、家も人出に渡り、いまでは借家暮らしをしている親戚。
かつては温泉地に別荘を持ち、毛皮を着て外車に乗っていたことがあったのに。
人生って本当に何があるか分からない。
一瞬のバブルに全てをつぎ込んで、後は、清貧の暮らしをすることも人生だとつくづく思う。



今回は、長野のあるペンションを再び訪れた。
立ち並ぶペンション街は連休だと言うのに人気があまりない。
どこもかもしっそりとして淋しげだった。

ここにも、スキーや夏の山歩きでわんこと一緒に、よく出かけたものだ。
余りの静寂さに三連休ということさえ忘れるくらいだった。




今回、私の宿泊したペンションは他のペンションに比べて経営方針を変えたように思えた。

ベッドルーム、リビングルームと二部屋続きで、調度品も趣がある。
そして、オーナーの職歴のせいか独特の雰囲気を作りあげていた。

部屋に入った時、何処からともなく漂ってくるハーブの香り。
床暖房の心地よい部屋。
廊下や部屋、ダイニングなどに贅沢なくらい灯りを置いて雰囲気が良い。
贅沢な個人のお宅に滞在しているような気分だ。

帰り際、オーナーが女性客にとプレゼントしてくれたラベンダーのサシェは手作りのようだった。
部屋のあちこちに、置いているのだろう。客には分からない所に。
部屋のかすかなハーブの香りはこういうことだったのだと思った。




息子と同じくらいの世代だろうか、
男性のオーナーは何もかも一人でやっている事だと言っていた。
心からエールを送りたい。

人口が減り続ける日本にはかつてのような繁栄はもうないと私は思うけど、
まだまだ捨てたものじゃない。

それを信じて日本再生、若い人ほど頑張って欲しいものだ。