ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

バァバも山ガール?

2010-05-12 | 家族
夕方、ハハさまの姿が見えない。ちっちネコもいない。

夜になっても帰宅しないので、心当たりに連絡してみた。

『家に一人で来たのはずいぶん前のことだから、もう、一人では来られないでしょう。』
妹の答えだった。

晩酌をしたい夫も、待機。
気づまりな雰囲気が漂い、二人とも無口。




電話が鳴って夫が出た。
『はいっ、そうですが・・・。それじゃぁ、迎えに行きます。』

何と自宅から10m以上も離れた警察から保護しているという電話だった。

ロビーでちんまりと座っているハハ様は、私たちの顔を見ても表情を変えない。

『2日間、山の中を歩き続けた。ときどき、ネコが足元に出て来て遊んだ。
捕まえようとすると、消えてしまうネコ。一体どうなっているのだろうね。』

真面目な顔をしてこういう内容を話すハハ様。
夫も、話を合わせてどこの山に行ったとか、どうやって行ったとか聞く。

日光まで電車で行き、2日間、山を歩いていたと言う。
持っていたスーパーのレジ袋の中身はパンと卵。
歩いて20分以上かかるスーパーに行って、帰りに迷ったらしいと想像する。

なんと13kmは歩いたと想像する。

ハハ様は立派な山ガール!!




度々、警察のお世話になってしまうもので、私、丁重に謝罪して対策を聞いてみた。
『大丈夫ですよ。連絡の分かるものを身につけて置いてくれれば・・・』
思いがけない、若い警察官の優しい言葉だった。

そう言えば、警察に出向くごとに、お巡りさんから『ご苦労様でした。』のような、
言葉をかけてもらっている。

寝た切りの老人も、ハハ様のように足腰、元気な老人の介護も、多くの人の支えがなければやっていけないなぁ~~とつくづく思う一日でした。